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いつから共通テストって呼んでたかな

10年前、当時はセンター試験のいう名のテストを受けた。

わたしは中高一貫校に通っていて、まぁろくに勉強もせずに進級と進学ができてしまったものだから部活部活部活……な5年間を過ごした。メインの進路決定方法がいわゆる指定校推薦。高校にオファーを出してくれている大学のリストを見たら、行きたい学部がひとつもない。
行きたくもない学部に4年間も通いたくないし、勉強したいことだってあるし、受験するか〜とふわふわした気持ちで受験生になって10か月。中学受験ぶりの勉強スケジュールに体重は5キロ落ちた。30人のクラスで一般受験をする生徒はたった2人で、ほかのみんなは夏前に進路を決めて遊びに部活に、という華やいだ空気の中で英単語や年号をひたすらに頭に詰め込んだわたしを、わたしはいまでも褒めてあげたい。

そんな中迎えたテスト当日に思い切り寝坊をかまして、家族全員を叩き起こし、試験会場まで車を飛ばしてもらった。
試験前のドキドキなんて微塵もなく、アドレナリン全開で臨んだ一科目目の日本史は1問ミス、国語も古文を1問ミスしただけという快挙。だがしかし最後の英語でアドレナリンが切れて、寒いわお腹痛いわ鉛筆削り忘れて鉛筆の先が丸くなるストレスだわで大コケをして、まぁそんなテスト結果でも拾ってくれた大学に4年間通い、新卒で入った会社で身を削りながら働いて、いまではなんだかんだやりたい仕事を続けられている。

あのときは思っていなかったけど、受験を決めた日、センター試験を受けた日から、なんとなくいまに至るレールが形成されていたのかなと思う。大学に入ってゼミに入らなければ、きっといまの職業に就こうと思わなかったと思うから。

せっかく4年間学ぶなら学びたいことをやりたい、って気持ちが、せっかく働くならやりたいことやりたいっていう、意外と弛んでしまいがちな人生の主軸を通すきっかけをくれたんだと思う。この軸を選んでくれて、大変だったこともあるけどそれなりに楽しく充実して過ごせていることを、10年前に寝坊して絶望していた自分に言ってあげたい。

死にたく思うことが皆無ではない世の中だけど、生きていれば何とかなる。この言葉がバカらしく感じることもあるけど、割と金言だなぁとも思うよ。
恥の多い人生を送っても、未来の自分に恥じないような選択を自分でつかみ取ってきたら、人のせいにしない人生のほうが楽だなって、納得できるなって。

久しぶりになんだか気持ちを吐き出したくなった、きょねんからドタバタと人生が動いてる感じがするからかな。節目ということで。

改めて受験生のみんなおつかれさま。あしたも一日温かくして鉛筆削って心を落ち着けて。どう転んでも、行き着くべきところに人生転がるから大丈夫だよ。

ことしはゆとりも生まれているから、ぽちぽち日記を再開するかな〜ん

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