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人に教える方法(みんなも使えるかも)

僕はWEBサービスの開発者なんですが、
テック系の部署には技術系の役職(テックリード)と管理側の役職(チームリーダー)の2軸の評価制度があります。

今年に入って、管理側のマネジメント系の役職が僕のステータスに追加されたので、自動的に、タスクを管理したり、スケジュールを組んだり、ミーティングしたり、指導したりする業務が増えました。

その中で一番頭を悩ませたのは指導の部分なので、
そこにフォーカスを当てて今回は記事を書こうと思います。

まず、「理解しました。」にはいろいろな意味を持っています。分かりやすくするためにレベルに分けてみましょう。

1. 教科書や記事、上司の発言内容を理解しました。
2. 他の問題に応用できるほど理解しました。
3. ほとんど同じ経験値を持っている人に教えられるほど理解しました。
4. 初級者相手に教えられるほど理解しました。
5. 理解した内容の課題を見つけて改善できるほど理解しました。

この5段階のレベルで、4までいっていないと指導するのは難しいと考えています。
私は指導業務を任されたタイミングではレベル3であると自己判断し、レベル4に上げる方法を模索しました。

レベル3と4の大きな差は指導する相手と僕の共通の知識量の差にあります。
そこで、差を感じさせないようにする方法を模索して、実際に行動に移してみることにしました。

僕が初級者の時に、差を感じた点を列挙してみることにしました。

・例えばで分かりやすくしてくれているのに、その話すら分からない。
・会話の中で知らない単語が出てくるとそっちが気になってしまう。
・教えてほしい箇所の一番難しそうなところは理解できたけど、しょうもないところでつまづいてしまう。
・知らないと馬鹿にされそう。
・なんか空気重いし、偉そう。

列挙した事をクリアすることで、初級者指導にあたりました。気をつけた点をまとめてみました。

・例え話は現実世界のあるあるで伝える。(出来ない場合は使用しない)
・解説できる専門用語を使用し、使用後はきちんと説明を行う。(または専門用語を使用しないで、後から検索しやすいように専門用語を伝える)
・僕が引っ掛からなさそうだと判断している部分もヒアリングして理解できているか確認しフォローする
・教えていて僕もわからない時はきちんとわからないと正直に伝えて調べて解答することで、質問しやすい空気感を作る
・初級者だから仕方ないとか、過度に甘やかしたり、この業界でこのレベル?とか過度に脅迫したりは絶対にしないようにする。(自分の首を絞める行為、ネガティブな感情以外何一つ生み出さない)

今はこのような事を気をつけて指導に当たっています。
良ければ皆さんの意見も聞きたいです。

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