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旅の小技100-008

挨拶がわりに飲むご当地のお酒

 どこに旅をしても、その土地のお酒はあるようだ。(宗教的な関係でおおっぴらにお酒が飲めない国等は別にして……。)その土地の水でつくったお酒は、経験上なんだかんだある。もし、お酒が飲める場合は、ご挨拶がわりに1杯は飲むことにする。

 国内であれば、日本酒が軸になるだろう。もちろん、焼酎やワイン、最近はご当地ビールもある。車を運転しない旅であれば、お日様が出ている時間帯から飲んでもいい。それが旅の醍醐味の1つでもあるような気がする。

 海外であれば、その国を代表するようなお酒はある。そして、地元の人しかいかない居酒屋に行けば、知らないようなお酒と出会える。たとえば、ネパールを旅したときに「ロクシー」というお酒を知る。焼酎みたいなものに、マウンテンデューで割るのだ。あれは忘れられない飲み物となった。

 つまり、お酒を飲むことが目的ではなく、その土地になじんだり、そまったりする「儀式」みたいなものだ。ただ、お土産でその土地のお酒を買っても、ご当地で飲む以上に美味しく感じたことはいままでなかった。(個人的な感想)やはり、その土地の空気を吸いつつ、その土地で飲むのが1番いいといまのところ結論づけている。