【創業ストーリーvol.4】私の過ごしてきた「家」
小さい頃〜学生時代:家族皆がリビングにいる家
私は小さい頃から家族と過ごす時間が大好きでした。
両親は共働きだったので、平日はカギっ子で、夏休みは児童センターで過ごすこともありましたが、休日は毎週のように家族でお弁当を持って公園へ遊びに連れて行ってもらった楽しい記憶ばかりです。
家にいるときは、それぞれ自分の部屋があっても、いつも皆リビングにいるような家庭で育ちました。
「家」って幸せで温かな空間だと感じていました。
当時はそんな「家族」や「家」が当たり前だと、気にもしていませんでしたが、それは、決して当たり前なんかではなく、
本当に恵まれた環境だったということに気づくことができました。痛感しました…。
新卒:会社の先輩後輩と同居生活した家
新卒で初めて実家を離れて暮らすことになりました。
大阪で就職して初めての一人暮らしが始まるかと思いきや、会社の方々と3LDKの3人暮らしでした!
仕事が大変な分、家に帰ってもフォローし合えるように…と、新卒では必ず寮生活というのが会社のルールでした。
寮といっても3LDKのマンションに一人一部屋ずつあって、代々の先輩方が家具などを置いてもらっていたので、困ることもなく快適な生活でした。
家に帰ると、誰かがいるという温かい家でした。
たまに、帰宅すると後輩が「ご飯作りましたー!よかったら食べます?」とご飯が出てきたときは、めちゃくちゃ幸せでした♡笑
3人同居生活を卒業する人が多い中で、私は誰かがいる家が好きで結局新卒から5年間程、4回の引っ越しをしながら、ずっと会社の同僚と3人同居生活を続けていました。
28歳、ようやく一人暮らしが始まりました。
会社に近い文京区の御茶ノ水駅徒歩8分、1階にコンビニが入っている当時築年数15年くらいのマンション。
25平米の1Kで、IKEAで家具を一式揃えたのを覚えています。
買い物と搬入は後輩に手伝ってもらい、ベッドの組み立ては先輩に手伝ってもらい…
初めてのワクワクの一人暮らしでした。
別居直前:眠れなかった家
別居直前、自分の家に居られない状況でした…。
精神的にも身体的にもボロボロになって、病院へ通い、
不眠症で睡眠薬を飲んで、なんとか眠りに落ちる日々が続きました。
家で眠れなくなり、カプセルホテルや友人の家に泊まらせてもらって(お世話になりました汗)、そこから出勤することも多かったです。
心配かけたくなくて家族にはあまり相談できず、
気分転換に連れ出してくれたり、話を聞いてくれた友人には感謝です。
何より、日々の仕事があることで支えられていました。
何が正解かも分からない中で、気づいた時には自分でもコントロールできないほど壊れてしまっていました。
「家」という空間にいることが、辛くて、孤独で、寂しい…。
結婚して5ヶ月で「もうこの家には居られない」と別居を決意しました。
「家」というものは、幸せで温かな空間は当たり前ではないし、育ってきた環境も異なる中で「家族」の形もそれぞれだということに気づいたのは、離婚後しばらく経ってからでした。
現在:居心地のいい家
そして、現在は、なにげない日常がこれほども幸せなのか…ということをかみしめながら、私たちらしい家族の形を選択して、生活をしています。
そんな今の「家」のことは、次回の投稿へ。
創業ストーリーもそろそろ終わりにしようかと思います。