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アルゼンチンママを悩ませる娘の恋人問題の本質

アルゼンチン人は移民によって成り立っている国なのでいろんな人種がいて、そして建国200年ちょっとという歴史の若い国なので思想もフレキシブル。当然、いろんな組み合わせのカップルが誕生する。

ある日、レイキヒーリングのクライアントのアルゼンチン人ママが、自分のセッションの後に娘もよろしくというので、軽く了承していたら、「娘には言わないで欲しいのだけれども、娘の現在の恋人との関係をやめさせたいのでよろしく。」と言う。
え〜、そんな無茶な。しかも娘さんはティーンエイジャーではなく立派な大人だ。
当然そんなことは叶えてあげられないので、娘さんのヒーリングは彼女個人の状態を整える目的で行わせていただいた。結果、ママよりも娘さんの方がずっと安定した状態だった。

ママの方は、娘の交際を受け入れることができずに心を痛め、それは本当に彼女の精神を参らせている。
その心は、「娘を本当に愛しているので、幸せになってもらいたい。だから、もっと彼女にふさわしい(とママが信じる)相手と付き合って欲しいのに、それが叶わず、娘とも意見の相違があって苦しい。」

でも実際には、娘さんは幸せなのだ。ママのフィルターでは問題行動に映ってしまうだけのことで、問題の本質は娘さんにはなくて、ママにある。

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ママへのヒーリングで、わたしが受け取ったメッセージは、ママが人への偏見を手放す必要があるのだという事。世の中にはいろんな人種も仕事も思想もあるのだ。色眼鏡を外して、本当のその人のハートを見つめ、関係を築くことを学ばなくてはならない。娘さんが極端にママの好みと合わない人と付き合うのは、おそらくママへの人生のレッスンを身を呈して提示しているのだ。もちろん娘さんにそんな意図はないのだけれど、親子関係というのは時にこんなことが起きる。

ママへのセッションは継続中。彼女の場合、辛く悲しいこの苦しみから抜け出したいが、絶対に認めたくないという強い態度があるので、時間をかけて対応するようにしている。今、わたしがやっていることは、彼女の中の凝り固まった偏見意識が緩んで、その深層にある根本原因が昇華することが出来るように、ただただハートを癒し続けるという作業。彼女には彼女のタイミングがあるのだと信じている。

ママが偏見を手放すことができた時、娘さんの交際ももしかしたら変化して行くのかもしれないと思う。


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