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スペイン語で観た映画を日本語で観直すと...

ブエノスアイレスにいた時には、スペイン語の勉強も兼ねて、同じ映画を繰り返し見る事が多かった。あちらのテレビでは同じ映画を何回も何回も何回も放映するので、わたしには回数を重ねるごとに、ちょっとずつ理解が深まって都合がよかった。厳密には映画の吹き替えのスペイン語と、カステジャーノと呼ばれるブエノスアイレス風スペイン語とは若干違うのだけれども、言い回しや新しい単語を覚えたりするには、結構役立っていた。

わたしが好む映画は、完璧に娯楽。難しい社会問題や悲しい結末、ホラーもN G。novioは見終わった後に、じっくり考えたくなるような映画が好きなので、ふたりの好みは全然違ったけれど、それでもわたしに付き合って映画を見ては、新しい単語や、微妙な部分の解説を色々してくれたものだった。

そんな風に観倒した映画は、すっかり分かったつもりでいた。だがしかし、日本にきてからアマゾンプライムで日本語字幕で観てみたら、いろいろ分かっていなかった事が判明してがっくりした。

ラッセル・クロウのサスペンス『ブロークンシティ』は背景の人間関係を誤認していたし、ポーカーの話の『モリーズ・ゲーム』は、「スキー場面は必要なんだろうか?この映画に。」って思っていたのが、全体の意味がわかると「なるほどね」と頷けた。やっぱり日本語でセリフが全部わかることは大事なんだなぁ。さりげなく大事なことがセリフの中で告げられるので、一語一句理解していないと、結局、面白さが半減していたのだ。こうなると、大事だったセリフはスペイン語ではなんと言っていたのか、改めて確認してみたくなるものだけれど、スペイン語字幕とかないのよねぇ、残念。

ブエノスで何度も観た映画の中であと2作、できれば日本語字幕で観たいものがある。『The last word あなたの旅立ち、綴ります』と『マダム・マロリーと魔法のスパイス』。両方ともほのぼの系で難しくはなかったから理解不足はないと思うのだけど、好きな作品なので、日本語でストレスなくもう一度観たい。アマゾンプライムに入って来ないかなぁと待っている。

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