幸せ

私は弱いし、よい考えが出せて優秀って訳でもなければ人々をよい道へ進ませるよい指導者でもない。何もない、何もできない。責め立てられたら、全てが怖くなって逃げ出したくなって、全く無知な私。

「貴方は心がなく悲しい人なのね。」そう知ったときには惹かれていた。無表情な貴方はとても悲しい目をしていた。人を殺すことが容易く出来てしまう貴方は何かを手に入れるためには全てを無くしてしまうのね。

私は貴方のように強くはない。でも貴方のことを支えることができる。

戦うことしかできないのは悲しいことなのよ。

誰かを幸せにはできるけれど、自分の幸せを手に入れることができない貴方は……。

幸せというものは手に入れる物ではないの。ただ感じるの。私が貴方といればそうなるように…。空が青いのを美しく感じたことでも、誰かのことを考えることでもいい。幸せとは開けたものなのよ。1つだけに収まる数式の答えとは違って、誰の心にも作ることができる産物なの。

苦しみと言う感情しかない人は苦しみしか感じることができない。でも幸せを知っている人は自分で幸せの状態を作り出すことができる。

貴方には苦しみが全てではないことを伝えたいわ。時間がかかってもいい、何十年かかってもいい。幸せという感情を生み出せるように……。私は手伝うわ。何もない、何もできない私だけれど、貴方のことを助けたいと思うの。貴方は私を好きで無くたっていい。人生が不幸にならないように、貴方にはいて欲しい。貴方の人生が華やかになる日が来るから、いつか必ず。


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