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2024春 インフルエンザになったよの記録


1日目
仕事終わりかけの夕方くらいから、喉に違和感。あ、これやばいな、となる。

とりあえず年明けの風邪で余っていた葛根湯を飲む。続けて生姜と蜂蜜を入れた紅茶を飲み、厚着で寝る。

2日目
ルールとして出社しなければならない日。

しかしながら、起きたくない...という気持ちがあまりにも強く,ギリギリまで二度寝。(※もうこの時点で平常時とコンディションが違う)

熱を測ると一応平熱なので家を出るも、行きの電車では一向に席が空かず、だんだんと立っているのがしんどくなり、欄干に干された布団のような姿勢でいると、みかねたサラリーマン風の男性が席を譲ってくれた。

救世主!!!

見知らぬ人の優しさに感謝したが,後から考えて、自分の目の前で折り畳み布団になられたら譲らざるを得ないだろう。

朝のミーティング後、(これは夜に約束している友人との約束も厳しいな...)となる。

昼前にリモートに切り替え、その足でクリニックへ。
午前診察にギリギリ、息も絶え絶えで滑り込むが,受付の人に「今回はいいけどうちは12:00過ぎたら診察終了です」と言われて凹む。
やっと辿り着いたのに。でもクリニックの労働時間のこともわからなくもない。
すみません、、と謝る。

喉の炎症を抑える薬と葛根湯をもらい、帰宅。有給をつかいたくないので頑張ってリモートで働くも、16:30で力尽きて退勤。

3日目
あまりのだるさと集中力のなさに、これはダメだ働いてる場合じゃない...となり泣く泣く有給申請。

秋に海外旅行にいくこと、公演前後ですでに有給を2日使ったことで、残りの有給が減っている。萎える。

元気になったら健康第一で、次の有給付与日まで有給なしで働こう。

昼間は微熱だったものの、夜も悪寒が続く。

最高で38.8度まで行くなど。それでもよほど辛くなければ解熱剤を使わない、というのが我が家のポリシーでもあり、ポカリ飲んでひたすら寝る。

ちなみ土日の予定は全てキャンセルした。これは全力で治さないとまた有給が消える。
また、会社への信用貯金も切り崩したくない。

この日も引き続き悪寒がひどくて寝入るのが大変だった。

4日目
熱は微熱〜平熱だが、これはただの風邪でいいのか?となり、再びクリニックへ。

amのみの診療で94人待ちとは、、、医者とは本当に大変な職業である。

熱がある患者ということで、カーテンで仕切られた、半畳に、不安定な丸椅子が置いてあるスペースに隔離されたのだが、熱がある状態でグラグラする丸椅子で横にもなれず20分以上待機するのが辛かった。。

結果,インフルエンザBと判定。
インフルかあ....と落胆しつつ薬局で処方箋を提出。イナビルという吸引式の薬をもらう。

家に帰って吸引を試したが,少しむせてしまい、薬が外に出てしまった→せっかくの薬があまり効かない...という想像をしてちょっと泣きそうになった。

5日目
平熱には至らない。インフルエンザBはなかなかしつこいらしい。寝ているのにも限界なのでここぞとばかりにpodcastのアーカイブを聴きまくる。

発熱期間も自炊は続けた。
鍋の素と水を入れて火にかけ,家にある野菜や肉や豆腐をなんでも入れて煮込み、ご飯を混ぜて食べる,ということをひたすら繰り返していた。

流石に夜ご飯で面倒になり、一瞬ウーバーイーツも考えたがラインナップのジャンキーさと値段、以前頼んだ時のがっかり感を考えて利用しなかった。

(多分この先もほぼ確でフードデリバリー利用することはないと思う。あの容器に入れられた、ちょっとだけあったかい食事に1500円近く出すのは本当に悔しくて、、)

ポッドキャストに飽きたので、Amazon Primeで映画でも見るかと思って、娯楽作品を期待し、キングスマン・ゴールデンサークルを見始めるも、序盤、人間がミンチにされるシーンで心の底から気持ち悪くなってしまいストップした。(体調が良い時に見るべき映画だったようだ。バキバキのアクションだし)

翌日には回復していることを祈り床につく。
寒気はおさまってきたが、鼻水がひどい。せっかく早く布団に入ったのに鼻づまりのせいで全く眠れない。ツボ押し・温めなど試したが効果はなし。。

結局pixivなどを見てやり過ごし、寝たのは23時半過ぎだった。


6日目
そして今日、なんとか平熱にさがる。
ここまで来れば、もう高熱がぶり返したりする事は無いとおもう。朝起きたときの体の軽さも違った。

リモートワークで仕事に復帰したが、正直いつもの倍くらい疲労が溜まった。(そして1日休んだからなのか、細かい雑用等がたくさん降ってきて、めちゃめちゃ忙しかった。)

やっと一息つけたので、パスタを作って食べ、リハビリがてら近所1周回ってきた。(もちろん人通りの少ない通りを通って。)


1人暮らしでインフルエンザにかかると、「ゆっくり休まなきゃ」と言うのは十分にわかっていても、自分をゆっくり休ませてあげるためのセッティングをするのもまた自分である、ということに気づかされる。

例えば、寝る前の室温や、湿度、氷枕や湯たんぽの位置、ポットのお湯がなくなったら補充したり、汗をかいた服を洗濯したり、

病人の自分を看病するものは、病人の自分で
ある、ということが、身に染みてわかった経験だった。

そして、何より心細い。
心細さを消すためにラジオやポッドキャストをつけっぱなしにしていた。

こういう時にパートナーがいたらなぁ、、、と妄想しなくもないが、
たとえパートナーがいても、甲斐甲斐しく助けてくれる人間とは限らない!ので(笑)、そこまで卑屈にならずに済んだ。

無償で看病してくれる人は、基本親以外にいないと思っていた方が、かえって気が楽である。

今回のインフルエンザは、おそらく公演の期間にもらってきたものだと思うので、あの集団行動の中で避けようがないと言えば、避けようがなかった。あんまり自分を責めすぎず、ゆっくりと回復していこうと思った。



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