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自分のため、お金のため、社会のため

今最高に人生が充実していると感じる。

転職したことで、平日夜にも自分の時間が十分とれている。
内容もやりがいは十分だ。世の中の動きに合わせてスピーディーに動くのは自分に向いているし、社外の知り合いがどんどん増えるのも楽しい。

やりたかった社会人ミュージカルの活動も、まだこれからどうなるかはわからないけれど、とりあえず信頼できそうな人たちと活動できる拠点を見つけた。そして、一番厳しい観客である「自分」を納得させられるように、最大限のパフォーマンスができるように毎日努力しているつもりだ。ミュージカル歌唱を研究し、実践し、些細なことでも昨日出来なかったことが今日できるようになると嬉しい。

持病のクローン病は小康状態だ。
たまに「まずいかも」「消化器官が荒廃していいるのをなんとなく感じる」となることもあるが、あれほど自分を悩ませていた腹痛がキレイさっぱりなくなった。同棲解消が良かったのか、高い注射治療が効いたのか。笑

仕事と趣味が充実していれば十分だと思うかもしれない。

でも今もう一つ、社会運動にも参加していることで、自分の生活はさらに充実していると感じる。

今は安定した職があり、趣味も楽しくやれているけど、ニュースをみるといろいろな境遇の人がいる。明日は我が身。かもしれない。

そんななか、自分だけが良ければいい、勝ち残ればいい、みたいな、極めて楽な感じに染まっていくのが怖い。

(「社会に文句言ってないで、自分が変わったほうが早い!自分を磨いて価値のある人間になるため勝ち残ろう!」という考えは一部インフルエンサーやベンチャー経営者なんかの界隈でよく聞かれるが、完全に為政者にとって聞き分けの良い存在でしかないし、「持てる」人々の生存性バイアスし、なにより「考えることを放棄してラクしてるな」と思う。)


そうやって見てみぬふりをしていると、いつか自分が今みたいに順調でベターな状態じゃなくなったときに助けてもらえない社会になるんじゃないかと思って、社会運動にも参加している。(なんか言い方はあれだけど、すごくZ世代的でしょ?笑)

参加しているのは、3月8日国際女性デーに行われるデモ「ウィメンズマーチ東京」の運営だ。今月末までクラウドファンディングをやっている。

できれば100%達成したいため、ページをみて趣旨に共感してくださった方は支援お願いしたいと思う。↓↓

もちろん本気で性暴力・性差別にキレていて、でも匿名で議論をする土壌のないTwitterなどのSNSで意見をしたり、情報収集しているだけでは社会は代えられないという限界を感じたから、この活動に参加している。

しかし、一方で「社会にとっていいことをすることで、自分が楽しく生きて恵まれてしまっている罪悪感を少しだけ和らげたい」というエゴもやや含まれていることは否めない。

でも、目の前の現実から目を背け、自分の半径数メートルの幸せだけを守り、自分の「市場価値」を高めることにいそしみ、「ご自愛」と称し推し活に現実逃避して、逃避して、しまくって、

それでふと我に返った時に、怖いな、と思った。

そのとき多くの人が目の前の現実、社会、政治、から目を背けまくった先に世界はどうなっているだろう?私たち、とくに私たち女に、自由や幸福はあるんだろうか?と思ってしまうと、何かせずにはいられなくて、この活動に参加している。


安定したお給料が得られてスキルが身につく正社員の仕事も、
ライフワークのミュージカルも、
そして社会アクティビティズム。

3つがそろってはじめて、自分は満たされるんだなと感じた。

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