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マドモアゼルいくこ 秘密のケーキづくり

長く本棚から見えていたのだが、久しぶりに取り出したのは、”ケーキの天使” マドモアゼルいくこさんの著書「秘密のケーキづくり 作り方137種公開」。

帯を見ると、初版は昭和53年!1978年だ。

amasonで検索すると、復刻されたみたい。大好きな本が復刻されるとわたしも笑顔になる。

ケーキづくりの本ですが、本当に自由な発想のケーキの作り方を話し言葉で書いてあって、お話を読むみたいに読める。ケーキを作るのが大好きなんだなあというのが本から溢れ出てくるみたい。

ケーキの名前も、

ヨーグルトポムポム

炎の中のバナーヌ

雲のパイ

ショッパイパイ

マロンロンロン

とか。マロンロンロンに至っては、自作のお歌まで挿入されている。「・・あらあら すってん コロコロリン♪♪・・」

マドモアゼルいくこさんは武蔵野美術大学の卒業で、だからか、動物やケーキ、果物のイラストが散りばめられている。このイラストがまた、もう絵本みたいで、夜読むと、「この熊さんは梅酒漬けケーキをベットで寝ながら食べてて、そのあとはどうしたかな」などと物語の続きが気になってしまう。

わたしの本には、母が当時鉛筆で書いたようなメモがところどころあり、「60点。2人で作ってみました。珍味! 最初作るときはまず1枚つくること。2枚も作ってしまった〜」とか書かれていて、それも含み笑いしている。



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