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潰瘍性大腸炎備忘録①〜絶食9日と体重10㎏減〜

ここ数ヶ月、『お腹痛いな』、『あ、便に血が出てる』、と思っても、

『まぁ、そのうちおさまるかな?』と

元来、のんきな私は

持病の【潰瘍性大腸炎】をほったらかしにしていたところ

超絶悪化しました。。。

陣痛のような周期的激痛、

バンバン血が出る(汗)

そして【絶食9日】、【短期間で体重10㎏減】という、結構、文字にしてみるとハードなことになりました。


その備忘録を、つれづれに書いてみようかと。

潰瘍性大腸炎をお持ちの方は何かの参考になるかも?
(病気の記述なので、苦手な方は読ムベカラズ。)


◎潰瘍性大腸炎(IBD)とは?

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の 炎症性疾患 です。
特徴的な症状としては、血便を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。
病変は直腸から連続的に、そして上行性(口側)に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がります。

難病情報センター


思い返せば2023年は、体調を崩すことが多かった。

5月頃〜8月頃まで、持病のアトピー性皮膚炎がこれまた超絶再燃し、肌が荒れ荒れに。
(今はツルツルピカピカ!キレイに治りました。泣)

9月にはコロナにかかって、セットで喘息。

10月と、11月の終わりごろ、2回のウイルス性腸炎。

これは、潰瘍性大腸炎での大腸からの出血をほったらかしにしたまま、賞味期限切れのお肉か、魚やらを食べたからかなぁと。

『まいっか』、は良くないなぁ。

そこから潰瘍性大腸炎が徐々に悪化していったようで、食べても吐いてしまったり

少しずつ食べ物を身体が受け付けなくなっていって、

そしたら、年末年始の親戚の集まりでのおご馳走も食べられず、、、

そのままずるずると腹痛が激痛になっていき、陣痛のように押し寄せる(汗)(汗)

食べられないので体力も落ち、

数メートル歩くだけで、ぜーはーぜーはー。

い、い、いたい。。

だ、だれか、タスケテ。。

、、、お、おかぁさーーーん。( ;∀;)

私は困ったら頭の中で母を呼ぶのか、と冷静な頭で思いつつも

うーん、これはヤバイぞ。

胃と腸からは、ふと【機能停止】の声。
(この時は、お腹に筆文字で【機能停止】の文字が浮かんだ。笑)

なんじゃそりゃ〜〜
なんだよぅ。どうすれば!???

しかし、このとき1月2日。
年末年始で病院が開くのは4日から。(汗)

私の中では意を決して!病院の救急外来に電話すると、内科の先生に繋いでくれた。

先生の深い優しそうな声をきいただけで、慈愛や安心感から、なんだか泣きそうになりながら、病状を説明する。

この日は消化器内科の先生がいない日で、
もし何かあれば緊急での呼び出しとなってしまうらしく、

1月2日。
年始だし、なんだかそれはあまりにも申し訳ない、、

内科の先生からは、
診察しないと分からないけど、痛みがきつければカロナールなどの痛み止めを処方すると思う、どうしても痛くてたまらんやったら、ほんとすぐ来てくださいね、
といったようなことを言ってもらい

『ひとまず、家にあるカロナールを飲んで様子を見てみます。』と言ってその日は電話を切った。


1月3日
次の日になると、痛みがさらに増して
もう、ギブアップ。


心配し見かねて母が、病院に電話し、車で連れてってくれた。

母が、優しい。
心の声そのままに、本当に助けてくれたなぁ。

2時すぎごろ病院を受診すると、
すぐに体温、心拍、酸素濃度、血圧などを測定、問診、血液検査、胸部と腹部レントゲン検査。ご飯が食べれてないため、生理食塩水を2時間点滴。

数メートル歩くのにもフラフラだったので、館内を移動する時は看護士さんが車椅子で押してくれた。

看護士さんがとても優しくて、潰瘍性大腸炎の患者さん結構いますよ〜と教えてくれたり、(私だけじゃないんだとホッとした)

食べられない事の不安を相談したら、食べれない時は、ウィダインゼリーとか、それも無理ならポカリもいいですよ、とか他にもいろいろと教えてくれた。



検査結果から、緊急性はなく、薬での投薬治療となるので、入院でも外来でもOKと言われ

すぐに、家で帰りを待っている、小学1年生の愛する息子の顔が頭をよぎる。

まだ小学校の春休みの宿題が終わってないし、息子には入院すると言っていない。

迷ったけど、薬を処方してもらって帰ることにした。



帰りも、母が手続きや薬を薬局まで取りに行ってくれたり、病院の入口まで車を持ってきてくれたり、至れり尽くせりで、嬉しかった。


帰りはすっかり暗くなった車内の中、運転する母を横目に、今日いろいろと助けてくれた感謝を伝えて

『ありがとう。』

って言うと、

『具合の悪か時は、頼らんば。あたりまえよ。』

って言ってくれた。涙


今回、処方してもらった薬は、

【ペンタサ顆粒94% 1000mg】を1日2回2包。
【ミヤBM】(整腸剤) を1日3回2錠。
【ロキソプロフェン】(解熱鎮痛剤)を痛い時の頓服用。


痛みが激しすぎてカロナールが効かなかったので、ロキソニンを処方してくれた。


通常、私が以前、寛解期に飲んでいたのは
5-ASA製剤と呼ばれる、潰瘍性大腸炎の基本のお薬、

【ペンタサ顆粒94% 500mg】を1日1回1包の服用。

※寛解とは?

潰瘍性大腸炎
◎この病気はどういう経過をたどるのですか

多くの患者さんでは症状の改善や消失(寛解)が認められますが、再発する場合も多く、寛解を維持するために継続的な内科治療が必要です。

難病情報センター


医師から、『ひとまず数日は、今まで使っていた薬(ペンタサ)を増量投薬して、様子を見ましょう』と言われていた。

処方箋を見るまでは、ペンタサ効くのかなぁ?とちょっと不安だったけど、一回の容量を見て

寛解期に
1日に、500mg×1回だったのが、

活動期に入り、
1日に、2000mg×2回の服用になったので


単純な私は、
『え〜っ!今までの4倍の量を、1日に2回も飲んでいいんだぁ!なんか効きそう!』と思った。笑



次の外来は、採血とCTを撮りましょう、ということで、2日後の1月5日に予定。

陣痛のような激しい痛みは続いていたけど、痛みの超絶ピークは緊急外来を受診した1月3日だった。



薬のおかげで、徐々に鮮血の血便が落ち着き、茶色〜黒緑の血便に変わっていった。

それでも、5日の日になると絶食5日目で、もう階段も登るのが難しいくらい。
腹痛と吐気、嘔吐も激しくて身もよじれる。


心は元気だし、美味しそうな物を見ると美味しそう〜と思うような食欲は大いにあるものの、

身体が食べ物を拒否していて受け付けない。



くっそぉ〜〜、、

ほんとに胃腸が【機能停止】しとる!苦笑



健康って本当に、ありがたい。。

食べれるって当たり前じゃないんだなぁ。



入院の準備を済ませて、息子の春休みの宿題や身の回りの事をじじばば(父母)にお願いし、息子を大好きだよと、ぎゅっと抱きしめ、いざ病院へ。


今回も母が車で病院へ連れて行ってくれた。

広い広い院内。
ゼーハーして歩けない私を、車椅子で押してくれる母。

なんてありがたいんだろう。


朝の採血室は激込みで、50人以上待ちだった。

血液検査の結果と今後の方針を、
2日前の救看の、ハツラツとした若い女性の医師が伝えに来てくれた。


座っているのもキツくて、少し朦朧としながら

『あっ、この人、消化器内科の先生だったんだ〜』

『なんかお医者さんって、ヒーローみたいでカッコいいな〜』なんて思った。


入院してからCTを撮っていきましょうかね、ということになり、病棟へ。


車椅子で連れられて、4人部屋の病室に入ると、

青空が見えて、開けた広い室内には明るい光がさしていた。


他に入院患者さんはいなくて、私一人部屋状態。

トイレも目の前の部屋。

なんとラッキー!



身悶えるような痛みが続いていたので、本当にありがたかった。



《長くなったので次回へ続く。》

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