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沼にインして(前編)

正直に言いましょう。あの日、目の色を変えて四柱推命に頭を突っ込んだ私の世界は一変、しませんでした。

この記事は、四柱推命を知りそれからどうなったか(前編)を書いています。


四柱推命では、生年月日から『命式』という表を作ります。表のマスの中にいろんな漢字が入ります。その漢字、そして組み合わせを読み解いていくのが鑑定です。

無料講座から即有料講座へ進み、読み取れる情報量が倍以上に増えた私、自分の命式を出してひとしきり、うおぉおおお…‼️となったり、ひーー!ひぃいい(笑)となった後、こうなりました。

で… これを……⁉

知った。ゼロ以上に情報は増えた。
あと、なんかびっくりした。
はて… 

おかしい。ラッパが鳴らん。
何かが始まらない。
(後の私より→
  ラッパだと…⁉️ 鳴るわけなかろう…⁉️
  あんたが自分で吹くのよ‼️)

よし、ちゃんと先輩にみてもらおう!これは知識が足らんせいなのだ!と、先輩鑑定師にお願いして命式を読んでもらいました。

優しい先輩は勿体ぶらず、一切惜しむことなく全部を詰め込んで読んでくださいました。先輩には感謝しかありません。まったく知らない単語がシャワー(MAX強)の如く降り注ぎ、先輩すご…‼️となってから、我に返りました。

何を言ってるのか、ほぼわからん…‼️
新聞と同じシステムか!調べながら読むしかない!すぐに分からない単語をひとつずつ教本で調べます。出てこない。載ってない…だと…⁉️

ならばとネットで検索。他流派のホームページで発見。私は変人なのでそのままの勢いでメモアプリに知らない単語をすべて貼り付け、みんな(単語に直接呼びかけています…)待ってろ、すぐ調べてやるからな…とワクワクしながら、あることに気がつきました。

四柱推命、専門用語大盛り喰らったらやっぱり撃沈しかかるね…⁉️
なんか、すごい…‼️で、終わるね…⁉️
始まりのラッパ、鳴らんね…⁉️

おそらく先輩は身内のよしみで、敢えて多くを渡すため(自分で調べることを前提で)、そうしてくださったのだと思います。イチから解説したらそれはもう、ものすごい量になるので。

そして、情報だけをそのままにもらうと知ってびっくりして終わるんです。先輩はそれも教えてくださった。知るのみでは、残念なことに世界は一変せんのです。村人に話しかけて自動的に新しい冒険の書が手に、入らない。

素人にうぶ毛が生えた私の、このタイミングでの実感はかなり有益でした。人生は他力では変わらない。そして、私はこの感覚を知っている。準備なしに知識だけを単純にいきなり仕入れるとどうなるか、この体に記憶している。二度と同じ轍は踏んでなるものかという過去がありました。

あの轍(以下、テツ)は、相当に痛いものでした。あの頃の私、テツと戯れていました。

中編へ続きます。

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