Me.

風吹く中 歩いてきた
傘もささず 歩いてきた
白鳥の中に一羽の黒鳥
どこ吹く風 みんな遠い 遠い

笑顔と雑踏の中に
紛れ込めぬ 異端な存在 
黒色に塗りつぶした白色のキャンバス
本当の色など分からぬように

君は今 何を思っているの
手を握りしめても何も分からない
無表情 それとも泣いているの
こっちへおいで もう苦しまぬように

ずっと何も分からなかった
何も感じれなくなっていた
君が抱きしめてくれた時から
何かが変わりはじめたような気がする

全てを君のせいにしてきた
今度は一緒に歩もうよ
一人ぼっちにさせてごめんね
ずっとひとりきりで耐えてきたんだね

やっと歩き出せる気がする
一歩ずつ歩きだすよ
暖かい陽射しを浴びながら
雨の日には傘をさして