平成が恋しい

歳をとったということだろうか
懐かしい話によく花が咲くようになった

好きな人だけ着メロを変えたり
デコレーションメールを送るために
沢山絵文字を集めたり
まだメール来ないかなってセンターに
問い合わせてみたり
決して便利ではないけども
そんな時間がもどかしくて好きだった

プロフ帳なんて今思えばすごかった
あんな大量の個人情報を片っ端から集める
っていう笑
好きな人に渡すのは分かるけど
クラス全員に配るのはよく分からなかった
いやまてよ、むしろクラス全員に配った方が
貰えなかった時の疎外感とか孤独感を
感じなくていいからいいのか？
そのための全員配布？
あまりよく知らない子の友達のラインナップに
自分がいることへの違和感と
色んな人から頼まれて沢山書かないといけないから面倒と言いつつもどこか嬉しいあの感情
懐かしい

シーブリーズの蓋交換するやつとかもした？
あれはなんなんだろうね？
蓋を交換することで唯一無二感がでるのか
はたまた恋人と交換して蓋を見るだけで
思い出しちゃったり？
本当に愛おしい時代だった

最近こういう感情全部を何となく
エモいって言葉だけで片付けられてしまうのが
ちょっぴり悔しい

そんなもんじゃなかったのよ平成は