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平成くん、さようなら
安楽死をしたい男の子の話
自分の死期を自分で決めたい気持ちは
少し理解出来る
主人公は平成くんという男の子と
恋人の愛ちゃん
正直最初は平成くんの良さがさっぱり
分からなかった
そしてまたお互いがお互いの
どこを好いているのかも分からなかった
ずっと異質な空気感
でもいつの間にかお互いの興味関心が
愛情に変わっているような
そんな偏執的な愛が心地よかった
お互いの考えが分からない
それだけ2人がどこか変わっていたけれど
それに向き合うことが2人にとって
大切な時間だったんだと思わせられる
2人の幸せを願っていてしまった
安楽死など主軸になっている題材は重いものの
さらりと読める1冊
社会学者ならではの言葉選びが新鮮
死ぬことに向き合うと同時に
生きることにも向き合う
そんな1冊
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