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自分が思っているよりも、もう持っているんじゃない?

突然だが、我が家は最近色々不調だ。
夫の仕事、私の職探し、親の高齢化、健康、子育て。
どれもパッとしない。
というよりもいまいち良くない・・・。

小さなことが重なって、なんだかなぁって時には
必ず会いたいと思う友人が私にはいる。

彼女はスッと生きている。
何がってわからないんだけど、
とにかくスッと生きている。

本人は本人なりに色々あるんだろうけど、
私のようにとっ散らかってない。(ように見える。)

世間的には美しくないことだって、
彼女がスッとしているから
「そういうものなんだね。」って妙に納得してしまう。

とにかく何が起きていても
私みたいにとっ散らかっていないように見えるのだ。

すごいなぁっていつも思ってる。
本人にはなかなか伝えられないけど。

それで今回も
友人が作ってくれた美味しいご馳走を食べながら
(このご馳走さえも美しくてスッとしている)
男の更年期の手強さや子供のことや家で起きている諸々を
とりとめもなく話していたら、
ちょっと油断して泣いてしまった。

私の場合、学生の時からそんな感じだから
「変わらないね」と言われる。

そう。変わっていない。
ずっと変わらずにとっ散らかっている。

今回の主だった内容は
【いまいち、調子の悪い夫をどうにかしたい】だった。

50歳を超えての転職とか、更年期とか、
親の健康問題とか、教育費足りない問題とか、
色々一人で抱えて、苦しんでいることにも気づかないまま
ひたすらやる気をなくしている夫。

どうにかしてあげたいけど、
休みごとにテレビの前に座って、テレビを流して
とめどなく文句を言いながら
携帯でツムツムしている夫になんて言ったらいいかわからない。

ツムツムしてるって表現が正しいのかも
私にはわからない。

主にそんな話をしていた。

あと、子供の話しも。

そしたら、スッとした彼女はお得意の
ペンと紙を持ち出して
「よし、まとめてみよう」と困りごとや解決策を紙に書く。

そうだ。昔からそうだった。
彼女はいつも手帳にすらすらと書いていた。

いろんなことを書いて整理するんだ。

絵も得意だから絵も交えて
起きていることを書いて整理していた。

そういえば、彼女が離婚したときも
自分に起きていることを細かく時系列でまとめていて
その紙を見せてくれて「どう思う?」と聞いてきた。

あれは新大久保だった気がする。

あぁ、今思えばあの時の彼女は今ほどは
スッとしていなかったかもしれない。

それでも通常時の私よりはスッとしていたけどね。

それで、話していたら
彼女が言ったのだ。

『ねぇ、
 自分が思っているよりも、もう持っているんじゃない?』

この一言で私の悩みは半分くらい空へ登った気がした。

夫は更年期真っ盛り。→助けてあげたい。
子供1は生意気。→愛おしい。
子供2は意味不明。→キラキラしてる。


驚いた。本当だ。


はぁ、やっぱり、彼女はスッとしている。

彼女のスッとした賢さがこれまで何度
私のとっ散らかった考えを救ったんだろう。

きっと、これからもその美しい佇まいに
甘えて、私は好きなだけとっ散らかって生きるでしょう。

いつもスッとしてくれて、ありがとう。

#友人
#相談




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