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可愛い子には、旅をさせよう。~N高スクーリング記~

こんにちは。
akur_uhiです。

N高1年生の娘が、先日、初めてのスクーリングに行ってきました。
スクーリングは年に2回、ざっというと、"自分で選んだ全国の会場へ出かけて行き、同級生と一緒に授業を受けたり交流する2泊3日の必須体験”です。
ちなみに、年2回のスクーリングのうち1回はリアル出席が必須、あとの1回はオンライン出席でもいいようです。


初スクーリングは名古屋へ

とりあえず、初めてのスクーリングはリアル会場に行ってみよう!ということで、1番近い名古屋スクーリングへ申し込み。
スケジュール調整から会場選択はもちろん、ホテルの手配や往復のルート検索、必要な諸経費算出などに私は一切口を挟まず、すべて娘に任せました。

娘はもともと中学2年生の頃から、青春18切符を使ったりして全国あちこちの動物福祉関連施設へ視察に出かけていることもあり、ひとり旅も鉄道の乗り継ぎも手慣れたもの。私も、ホテルの名前や出発と帰りの時間を確認した程度で、当日は朝早く最寄りの駅へ送っていきました。

可愛い子には、旅をさせましょう。

今回は、新幹線で名古屋会場へ。
娘は、「もったいないから在来線で行く」と言っていたのですが、その前日、『トビタテ留学Japan2024』壮行会のため、東京都霞ヶ関にある文部科学省(!)に一日出向いていたため、帰宅したのは22時過ぎの0時近くの就寝。在来線で行くとなると翌朝は始発に乗る必要があります。「いささかハードワーク過ぎるから」と、新幹線で行くよう説得したのでした。
帰りは在来線で3時間かけて帰ってきた娘は、「新幹線って快適なんだね~」と感想を漏らしていました。

今は、スマホで検索すれば最適ルートもおすすめホテルもなんでも出てくるので、デジタル世代にとって旅の準備は、それほど難しいことではありません。
ここで必要なのは、子と親の経験値の積み重ねと、本人の度胸。
そして、最も大切なのは『親が子どもの力を信じて耐えること』かも知れません。親のお節介は、成長したい子どもにとって百害あって一利なし。
先回りして整えすぎると、せっかくの”失敗=お宝”に巡り会えません。

朝、ちゃんと起きられたの?と聞くと、「うん。モーニングコール頼んだから。」ですって。
起こしてあげなくちゃ!なんて親心全開にして、朝から電話しなくて本当によかった~。

可愛い子には、旅をさせましょう!

ちなみにこれまで、例えば娘が、
「○○県の動物園で△△の公開があるから行きたい」とか
「○○を調べに△△へ視察に行きたい」いった場合、
それが平日の学校がある日であっても、私は「いいよ~」と送り出してきました。
経路や必要経費の検索、アポイントメントが必要なら事前に先方とやり取りするなど、行くとなれば準備はすべて娘本人の仕事で、私は見守るのみ。
そんなことを繰り返してくうちに、控えめだった娘は、とてもたくましくなり、少々の失敗ではうろたえなくなりました。

私は、
学校の中で学べることは極々わずかなことだと思っているし、
学校の中の出会いなんて本当にちっぽけな世界だし、
学校がすべてではないし、
大切な学びは学校の外にこそある、
と強く思っています。

10代の貴重な時期の大半を、学校と家の往復だけで過ごすなんて、
もったいない!

バイトでもいい。小さな旅でもいい。推し活でもいい。
たくさんの世界や大人と出会ってみなくては、自分が何をしたいのかわからないし、選べません。

リアルで会う、感じる

近隣県などから集まったN高生たち。
10:00から18:30まで丸々3日間、同級生と授業を受けたり、グループワークをしたりと、ネットコースの娘にとっては久しぶりの学校生活です。
途中、「グループワークで一緒になったRちゃんと仲良くなった」とLINEが来ました。お金を心配して大したご飯を食べていないのなら味気ないとも思い、「最終日くらい一緒に夕飯を食べに行ってきたら?」と返信。すると、「それは面倒くさいから、いい」と。
娘らしい返事でした。
娘は、普段からあまり人と群れるタイプではありません。本当に気が合う子と時々お茶したりはしているようですが、基本、買い物も映画もひとりが気楽だし疲れなくていいそうです。(私も同じかな。)
夕飯は連日、ココイチでカレーをテイクアウトして、ホテルでTikTokを観ながら食べたそうです。ひとり時間もきちんと選択して確保できたようです。

他人との距離感、それでいいんだよね~。

どのくらいが心地よいのか、どの辺りから苦しいのか、それがわからなかったり、わかっていても距離感をカスタマイズできないと人間関係は苦しい一方。そこのトレーニングのためには、リアル体験もある程度必要だけど、それとともに、『自分の中に生じた違和感を大切にする』ことですね。

『違和感』は、だいたい正解ですから。

帰宅した娘から聞いたスクーリングの感想については、次のnoteで書こうと思います。








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