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娘がN高生になりました。

こんにちは。
akur_uhiです。
新年度1ヶ月目があっという間に過ぎ、ゴールデンウィークもサッカー観戦三昧であっという間に終わったかと思えばもう初夏。
気づけば2024年ももうすぐ半分終わりそうです。

さてさて、唐突ですが子どもたちの近況です。

今年度の我が家は、
長男→小学5年生
次女→高校1年生
長女→高校3年生
の年です。

先生が替わったり、クラスが変わったり、学校が変わったり、それぞれがだんだん新しい環境に慣れて来ると同時に、少しずつまわりの様子が見えてきて、新たな不満が出たり出なかったりの時期です。

長男は昨年度、担任の先生のことが嫌で嫌でたまらなく、学校が楽しくない日々が半年以上も続いたため、今年度の新しい出会いには一段と期待して臨んだ始業式でした。
昨年度は教頭先生や校長先生にも担任の先生のいろいろを相談していたので、担任の人選にはよくよく配慮してくださったのではないかと思うくらい、長男にとっては4月、素敵な出会いが出来た様子でホッとしています。

長女は高校2年生からの持ち上がりのクラス編成だったため周りの景色に大きな変化はなかったのですが、部活の顧問の先生や担任の先生は初めましての出会いでした。こちらもまずまずのスタートを切れたようです。

そしてそして、今日の主役。

次女は、本人が待ちに待った高校入学です。
待ちに待ったというのは、行きたくて行きたくて選んだ学校で、尚且つ、やりたいことが目白押しの高校生活の始まりだからです。


進学先は、N校です

次女が選んだのは角川ドワンゴ学園N高等学校です。


次女がN校に進学したいと言い始めたのは、中学2年の終わり頃だったと思います。中高一貫に通ってたため高校進学にハードルはなかったのですが、次女はあえてN校進学を希望。

その理由はいくつかあります。

娘がN高を選んだ理由

  • オンライン学習で単位取得が出来れば高校在籍中に留学が可能

  • 通学しなくても部活やサークル活動が可能

  • デジタル環境に強く最先端の情報が得られる

  • クラスメイト個々の学習進度や理解度が異なる中での従来の一斉授業の在り方に疑問を感じていた 

  • 自分のペースで学習を進めていける

  • 毎日のスケジュールを自分でカスタマイズできる

  • 毎日朝から夕方まで学校に拘束されるだけの高校3年間はもったいない

  • 単位取得は淡々粛々と済ませ、その結果生まれた時間でいろいろな経験や体験を積みたい

  • 毎日、同年代だけに囲まれた生活ではなく多世代の人と関わりたい

娘がN高を知ったきっかけ

きっかけは、私の知り合いの娘さんであるWさんがN高卒業生だったことでした。
Wさんも私の娘と同じような理由でN高に進学したと、秋頃に会ったときにN校での学校生活や学習の進め方などいろいろなことを話してくれました。もともと中学校生活で生徒会や地域のイベントなどに参加し多くのオトナたちの中で様々な経験を積んでいたWさんは、N高進学後、インターン活動などに精力的に取り組み充実した高校生活を送ったとのことでした。2023年4月に慶應義塾大学に進学し、あいかわらずアグレッシブな学生生活を送っている様子でした。

その出会いをきっかけに娘はN高という選択肢に触れ、自分が目指す高校生活と進学先の摺り合わせが始まり、結果的に中学3年に進級するときには、娘の意志はN高への進学で固まっていました。

私の感想は率直に「キター!!」

私は、娘がN高に行きたいといったとき、とても嬉しく思いました。キャリア教育コーディネーターでもある私は、娘が現状の学校教育に抱くジレンマをよく理解できましたし、その思いを叶えられる学びの手段はレールの上ではなく、むしろその他こそ充実したものがたくさんあると知っていました。
もちろんN高についても予備知識はあり、その自由で先進的な学びのカタチは、我が子が望むのであれば背中を押してあげたいと以前から考えていました。

敵は、本能寺にあり!

しかし、思わぬ所に娘のN高進学を阻む存在がありました。
それは夫でした。
夫は私に「通信制高校なんて全日制に進学できなかった外れ者が行くところ」、「中高一貫校に進学したのだから、そのまま系列校へ進学すれば良い」、「通信制に進学するなんて恥ずかしくてまわりに話せない」といました。

話し合い、説明し、いろいろと手を尽くしましたが、人の思いや考えは簡単には変えられないもので、娘が晴れてN高生になった今も、夫は娘の進路を受け入れられずにいます。
夫の意見を聞き同調する夫の両親は、高校進学のお祝いを我が家に届けにこそ来てくれましたが、お祝いを娘に渡す際、祖父である夫の父は孫に向かって「自分のわがままを通すことはいいけれど、お父さんがどれだけ悲しんでいるか考えてみなさい。あまり親に迷惑をかけないように。」といいました。

その言葉を受け取った娘は静かに、「私のこれからをみればわかること。」といいました。
娘はもう、父親や祖父母が立っている場所にはいないのです。違う世界を、違う時間を生きていることがよくわかったできごとでした。
娘の、孫の姿を温かい眼差しで支えてあげることができない夫や祖父とは決定的な決別とも見れる光景でしたが、私は誇らしい気分でした。

娘は、確実に自分の道をみつけ自分の人生を歩いているから。

N高って、どんなかんじ?

娘がN高生になって2ヶ月が経ちました。

4/7に行われた入学式は、N高らしくオンラインでした。
学長から、GPTを駆使した個別の式辞が入学生一人一人に送られました。

N高は通学コースもありますが、娘は完全ネットコースを選択しています。
娘がネットコースを選んだ理由は、一日のスケジュールをカスタマイズしたいということでした。学校までの往復時間や学内で学ぶいわゆる《拘束された時間》を極力減らし、隙間時間で効率的に単位を取得し、余った時間でインターン活動やボランティア、アルバイトをしています。

入学前、N高のオープンキャンパスに娘と出かけました。PBL(社会問題の発見と課題解決をチームで取り組む)授業を見学・体験しました。
全国のN高とオンラインでつながり、チーム毎ディスカッションしながら進めていく授業は娘も、みている私もとてもワクワクする楽しいものでした。
細やかに、でも必要最低限の手助けがメンターからあり、学校から提示される動画もよく練られ作られていることがわかるものでした。ICTスキルも自ずと高められる構成になっており、一時、娘も通学コースを選択しようかと迷う時期もありました。

slackを使って情報収集や発信、コミュニケーションを図っています。
クラスやクラス担任は特にいませんが、メンターと呼ばれる伴走者がいます。先日、本校スクーリング(3年間の間に1回参加必須)についてメンターさんにslackで質問していましたが、丁寧に回答してくれたようです。
6月末にはメンターさんと本人と保護者とで3者面談(ZOOM)の予定です。

部活動や生徒会活動、サークルもあります。参加は任意なので、自分のペースでかまいません。

\娘の現在の日課はこんな感じです/
6:15  起床
7:10  自宅出発(自転車+電車+バスでバイト先へ出勤)
9:00  アルバイト(週2~3日)
14:00  アルバイト終了
14:30  スタバや図書館に移動後、動画視聴しながら授業とレポート作成
17:30  帰宅し夕食づくり

アルバイトがない日は、インターン活動や施設訪問をしています。
週末はボランティア活動へ。
そして、帰宅後は夕食作り。次女が毎日の夕食担当になってから約1年半。ずいぶん上達しました。最近は、ぬか漬けなんかも始めたんです。

始まりの始まり

全日制の学校生活を否定することはありません(長女は全日制普通高校に通学していますし)が、次女がN高に入学してからの約2ヶ月を見守りながら思うことは、全日制普通高校に通っていたとしたら決して得ることはなかっただろう多くの学びと出会いが、失敗や理不尽な経験も含めて盛沢山だったということです。

たった2か月なのに。

これから3年間が、ますます楽しみです。

次回は、娘の高校生生活について、もう少し詳しく書いていきます。
お楽しみに♪


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