2024年1月感想まとめ
1月に観たもの遊んだもののまとめ
クトゥルフ神話TRPG「傀逅」(オシュー傀逅)
2024/01/01
https://www.youtube.com/watch?v=tWKsaU802GY
観終わるのに1ヶ月半くらいかかってしまった。
蘭たんさんの広島弁にすごくXが湧いたけど、たしかにすごく貴重なものを見れた感じがして最初物語とは別ベクトルにわくわくしてしまった。
TRPGで「数値がこうだからこうなる」ということへの理解が遅いので、戦闘シーンはほぼわからなかった。ただ、二人の会話があるシーンはとても興味ぶかかった。
動画で見る範囲ではあるけれど、蘭たんさんはすごく「物語の主人公的思考」だなと思うし、shu3は「自分がロボット型AIだったらどう動くか」の実験を楽しんでいる感じがした。どちらのロールもとてもおもしろかった。
でも一番ぐっときたのは博士がおかしくなって、シキミツがルーチンをこなしているところだった。shu3自身がどう動くかと、シキミツならどうするかのせめぎあいで物語が膠着してしまったけど、だからこそ物語に真摯に向き合っているんだなという姿に心が動かされてしまった。
舞台『カタシロRebuild』名越康文,ディズム,藍月なくる
2024/01/02
https://www.youtube.com/watch?v=99rlIxJkKuE
苦悩倶楽部の「精神科医といく『serial experiments lain』#02」にhacchiさんが出るらしいと告知を見て見に行って10分くらい聴いていたが、「ディズムさんと名越先生がやってたカタシロまだ観てなかったな」と思って観た。(後々この精神科医といく~は観ていきたい)
名越先生はデトロイトの配信で初めて知った方だった。「精神科医と見るデトロイト実況」というだけあってすごく興味深かったけど、身体の動かし方や話し方で「この人はこういう人・・と、思い込んで見ます」という言い回しが「(当然だけど)何もかもがわかるのではなく、自身が『こういう場合、こうかもしれない』の仮定を持って言葉を選んでいるということを自覚しているんだな」というところですごく好きになった。
だからこそこの「カタシロ」はちゃんと時間があるときに集中してみたいなと思っていたけど、出てくる言葉の量が多すぎてとても大変だった。
カタシロで毎回会話を求められる思考実験については普段から考えられていたことだったらしいので、「なるほどなぁ」と思っていたけど、合間に入るアユムとの会話、そしてエンディング直前に残された時間で想像されていたことやまとめられていたときにとつとつと語られた言葉で泣いてしまったし、ディズムさんがアユムと対面を促して、そして出会ったときの優しい表情にも泣いてしまった。
hacchiさんのカタシロは『この人はどこまで考えているんだろう』というhacchiさん自身のすごみがおもしろかったけど、名越先生はそれを越えて『人と寄り添おうとする人の暖かさ』が見えて、自分自身もカウンセリングされた気分だった。
最後2つの願いがあるといって、1つは「音楽をやりたいからしっかりメンテしてほしい」と、もう1つが「あなたたち親子を治療したい」といったときも鳥肌がたった。なんかこれを出す順番にもきっと意味があったんだろうな。大きな責任を相手に渡して、自分がそれと同等以上のものを差し出して、罪悪感なく受け取れるようにしたのかなとか考えてしまった。
ゲーム『ペルソナ4 ゴールデン』(PS5)
2024/01/07
PS2で10年前くらいにオリジナル版をクリアしていたが、ゴールデンの要素はすごいおもしろいという友人のすすめとなにか長めのゲームをやりたいと思って去年末くらいから開始。
総プレイ時間は若干のやり直しやエンディング回収などあわせて80時間くらいだった。
ただ、難易度一番カンタンモードにしたらほぼ戦闘に作業になってしまった。それでも80時間かかってるから、やっぱりボリュームがすごい。
当時も感じていたけど、テーマとしてある「都合の良い情報に踊らされたり信じたいものだけを信じるのではなく、真実に向き合う」というところが本当に一貫して語られていて良いゲームだったな・・と思った。
あと足立コミュの追加は本当にうれしい。バッドエンドも可能性のひとつであると考えると、足立と主人公のペルソナの形が同じっていうことの意味が強くなるんだよなぁ。最後にコミュMAXの人たちが力をくれるシーンはやっぱり泣いたけど、足立が来た瞬間に「このキャラ本当に好きだな~」となってしまった。
あとは小西弟コミュとひさのコミュが好きだった。どちらも「死を受け入れられない人」のコミュだったけど、こういう話で1本良質な映画ができるなと思った。
小西弟がきちんと今の状態を受け入れるためいろんなところに足を運んで姉の死と向き合っていくところはぐっときたけど、特に「姉ちゃん、かわいそうっす」って泣き出すところは「ぐっ・・」って苦しくなった。
あと、ひさのは「私を忘れてしまったのが許せなかった。だから、死んでしまえばいいって思ってしまった」という語りもよかったな。
しかしゴールデンですら10年前のゲームなのか・・絵はポリッポリだったけど、全然気にならなかったな。良い作品だ。
ペルソナ3リロードも楽しみ。
映画『NOPE』@池袋グランドシネマ IMAX
過去2回観ているがIMAXで観たことがなかったのでリバイバル上映で観た。
「この作品はIMAXで観るべき!」というのをよく聞いていたけど本当にその通りだなと思った。飛行生物の全容が現れたときの迫力は感動した。ずっとサブイボがたっていて風邪引いたのかと思った。
映画の画角だと「映画だな」と思うけど、IMAXの正方形に近いサイズで映像を観ると、本当に間近にその瞬間があるみたいで、3回目だけど結構怖いなぁと思った。
あと音がめちゃくちゃよかったな。飛行生物の轟音で座席がビリビリして4DXみたいだった。
それにしても今は映画いろいろな見方あるけど、なんだかんだIMAXとかドルビーシネマみたいな音が良い・映像が良いがあれば4DXはいらないな・・と思ってしまう。3Dの映像って見飽きてだんだん2Dになるし、風とか席揺れとかあるとポップコーン食べられないし。
ジョーダン・ピール今なにか作ってるのかな。そろそろ新作観たい。「NOPE」から2年経つし、何かしらの続報を今年は期待したい。
ゲーム『Power Wash Simulator』追加コンテンツ「BACK TO THE FUTURE」「サンタ工房」
https://store.steampowered.com/app/1290000/PowerWash_Simulator/?l=japanese
2024/01/07
これをクリアの一環としてカウントしていいか微妙だけど遊んだので。
去年アップデートきたまま放置していたが、ナポリの「新世界より」を見ながらだらだらとやっていた。
やっていることは一緒だけど、なんとなく楽しいステージと楽しくないステージというものは存在する。今回の「BACK TO THE FUTURE」は全体的におもしろかったしやりごたえもあった!細かい機構を洗えるステージは楽しさが大きい気がする。
「サンタ工房」は楽しいと言えば楽しいが、ちょっとステージが大きすぎたな・・最後にリプレイで自分がどう綺麗にしていったかを見るのも楽しみのひとつなので、もう少し分割版になっているほうが好みではあった。
今年は何回くらいアップデートされるんだろう?たのしみ。
ナポリの男たちの「新世界より」【クトゥルフ神話TRPG】
2024/01/14
いつか見よう見ようと思いながら詰んでいたナポリのTRPG。
これは結構シナリオが難しかったな・・特に最後「結局どうなればいいんだ?」と混乱することが多かった。
でもナポリそれぞれが「ロールプレイすること」に対しての楽しみを見出していてどんどんうまくなっているのを感じている頃だったので、わりとコメディとして楽しんでしまった。
これは最近見た「傀逅」でも思ったことだけど、やっぱり人間なかなか「演技」って難しいんだな、と思った。
以下のようにそれぞれ印象を抱いていたけど、わりと普段の放送と変わらないし、そういう点で人間に裏表はなかなか作れないんだなと思った。
蘭たんさん→ロールプレイするキャラクターをしっかり愛して、自分のキャラクターがどう振る舞うか、どうなったらおもしろいか&エモいかを重視して動く。いるだけですごくわくわくする。生粋のエンターテイナーなんだなと思う。
hacchiさん→ロールプレイを意識しつつも、いつも「なぜそうなるのか」という人への興味が止まらないから、思考がどんどん本人の無意識に深くなっていく。動きとしてはやや鈍い印象だけど、おそらくKP側とか作り手からは一番目が離せない。
shu3→ロールプレイの動機の根底に「こういうキャラクター設定をつけたらどうなるか?」という縛りプレイをつけていて、それを楽しんでいそう。それによって苦しんだり、「じゃあこのときならどういう処理が適切か?」を考えて動くのが楽しいんだなという印象。
すぎるさん→ロールプレイへの努力は惜しまないけれど、生来の人の良さとかギスギスした空気が苦手そう。どうなっても「すぎる」が顔を出してしまうのが愛らしい。
ゲーム『Your letter has been rejected.』
2024/01/14
ちょっとバズっていたUnityのゲーム。Unityのゲームは去年やった「E-999」以来。こんな場所にもおもしろいゲームあるんだから大変だ。
「Papers,please」ライクということは聞いていたけど、やってみると「なるほどたしかに」という感じだった。
ペーパーズプリーズでは本当にちゃんと自分のためにお金を稼がないとひどい目にあうとのと、だんだん自分が権力を持っているような錯覚に陥って偉そうになっていたけど、手紙をじっくり読んで「ありやなしや」をさばいていくのはわりと罪悪感のほうが強く出た。
自分にすがろうとするよりも、単純に人の無邪気な幸せを見ると「なんで自分がこれを壊せると思ったんだ」って落ち込むものなんだなと思った。気まぐれに賽を振る神にはなれそうにもない。
ときどき手紙に「?」と思うところがあったけど、最後に「ははぁ」となった。でも全然最初ピンとこなかったので、かなり謎解き力は落ちている。いろいろなものですぐ攻略を見るせいだ。
今年は謎解きゲームとかももう少し遊びに行こうかなぁ。
モキュメンタリー『SIX HACK』
2024/01/20
ダ・ヴィンチ・恐山さんが構成で入っているので「いつか見よ~」と思ってずっと寝かせていたやつ。大森時生さんの作ってる番組は「このテープもってないですか?」依頼だったが、「このテープ~」は最後までやりとげられていたけど、この番組は打ち切りで「これからやばくなる」というところで終わってしまったので非常に残念。
SNSを「こうすればハックできる」というのは正直ケラケラ笑って見れるけど、「まあでも実際これを本当にやっている人もいるし、まじめにこれを鵜呑みにしてSNSを運用しようとする人もいるだろうし・・」とも考え出すとどんどん気持ちが落ち込んできてしまった。
でも番組中の樋口という人がわーっと話しているパートや、最後の「わかりやすい」とされる図解を見ると、「あ、これ考えなくていいやつだな!」という気持ちにもなった。
検証番組の方も見たけど、この物語や登場人物の狂気が加速していく感じは昔遊んだ「ムーンライト・シンドローム」によく似ているなと思った。どこまでは「番組」で、どこまでが「本当に打ち切りになった事実」かの曖昧さが最後まですごくぼやけていておもしろかった。検証番組ではかなり物語として落ち着いた感じになったけど、もっとよくわからないまま煙に巻かれたかった感じもする。
映画『ゴジラ-1.0』
2024/01/21
22時台に映画館で観た。公開からだいぶ時間も経っていたし、わりと遅い時間だからガラガラかと思っていたけど、3分の1くらい席埋まっててびっくりした。
モノクロ版とか4DXとかあったけど、とりあえず通常ので観た。
いい作品とは聞いていたけど想像以上に面白かったし、最後は普通にぐっと感動しつつほろっと泣いてしまった。
しかしゴジラすごいこわかったなぁ。自分は『シン・ゴジラ』しかゴジラシリーズ観たことなかったが、若干太った?がっしりした?とりあえずゴジラは作品ごとにフォルムが違うのはわかってきた。
あと熱戦の出し方もこわかった。少しだけFF10のシンのコケラを思い出して『飛んでくるのかな~』とのんきに見てたけど、準備とわかって「ぎょえー」という感情になった。
戦後直後の話という設定なので作戦が結構「本当に大丈夫ですか?」感が強くてその辺も怖かった。『シン・ゴジラ』はなんだかんだ現代だから「どうにかなるんじゃないか」の奇跡が想像しやすかったけど、「沈める・浮かべる・口につっこむ」でいけると思えなかった。(映画だからうまくいくんだろうが、現実に置き換えて不安しかない)
最後成功したとき「よかった~~~」感がすごかった。
無音になったときの緊張感もよかった。あれがあるならドルビーシネマで観たほうがもっと臨場感あってよかっただろうなと少しもったいない気持ちになった。
それにしても、予告で見たときは「うーん」って思ったけど、実際観たら「おもしろかった」のパターンが多い。
なんとなく映画って全体的に「予告のパターン」があって、その予告を見るたびに「こういう感じねぇ・・」で「なにかで観た」感に辟易してしまうので、もういろんな映画の予告は観たくないなという気持ちになってくる。
ゲーム『未解決事件は終わらせないといけないから』(Steam)
2024/01/21
韓国のゲームクリエイターSOMIさんの新作!
『Replica』はじめとした罪悪感三部作も全部遊んでたけど、今までで一番おもしろかった。
とある未解決事件にまつわる人物たちの供述の順番や、「そもそも誰が話しているのか」を組み替えて一つの流れに整えていくゲーム。
単純なパズルとしてかちっとピースがハマると気持ちいいし、物語としても「最初この人が話していることだと思っていたけど、なんか違う・・この供述をこの人が話すと、全然それまでに話されていた事柄の意味がひっくり返っちゃうぞ・・?」という具合に、視界がクリアになるにつれて見えてくる景色が変わっていく体験にぞくぞくした。
久しぶりに攻略サイトとか見ずにできたな・・じっくり考えればちゃんとクリアできるし、だめでも総当たりでどうにかなる。とんでもない親切設計。
しかしこの人の作るゲームのUIは本当に美しいなぁ。無駄がなくてすごくきれいだと感心しっぱなしだった。
しかしこんな良作が800円くらいでいいんですか!?という気分だった。1本の良い映画分くらいの値段してていいのに。
このシステムを使っていろんな話にできそうでもある。
SOMIさんはなんだかんだ毎回システム変えてるけど、本当に発明家だなぁ。この人のゲームはずっと追っていきたい。
「Original Love Presents Love Jam Vol.8」@ZeppDiverCity
2024/01/21
GRAPEVINEと対バンということなので行ってきた。
バインよかったなー。今日は「オープニングアクト気分」と言っていたけどすごいよかった。
久しぶりに「Our Song」聴けてしびれた。中3のときすごい聴いたのを今でも覚えている。
「実はもう熟れ」は今日もやってくれた!たくさん踊れて楽しかった。
「停電の夜」はなかったなぁ。「Gifted」も最近やらないし、自分の好きな曲がライブの殿堂入りしないのかもなーと思う瞬間は少し寂しい。あれだけ曲あるバンドだから仕方ないのだけど。
オリジナル・ラブの田島さんと歌っていた「ねずみ浄土」は歓声があがっていた。わかる。あとまさかの「ピカロ」で『これ選んだか~!』ってなった。
オリジナル・ラブの演奏は初めて聞いたけど、すごい楽しかったしたくさん踊った!
田中さんゲストで「プライマル」演ってくれた。パーマネンツのはYouTubeで観てたけど、本物聴けると思わなかったからこれも震えた。田中さんいい声してるなぁ・・。
良いライブ初めだった。3月のも楽しみだ。
漫画『昨日なに食べた?』22巻
2024/01/22
発売して買ってはいたが読むのを忘れていたので。
毎年1冊くらいのペースで出て、しっかり作中でも年を取っているので、だんだんと登場人物との関係性とか価値観とかが変わっていっているな~と読むたびに思う。
今日たまたまGRAPEVINEとオリジナルラブのライブに行って感じたのもあるけどなんとなく自分は自分と成長の速度が近いものが好きなんだろうなと思う。というか、たぶんそれは誰もがそうなんだろうけれど、それが自分にとってGRAPEVINEでだったり、この漫画だったりしたんだろうと思った。
その速度が自分とあっているのか、なぜあうのかはわからないけれど、とりあえず「昨日なに食べた?」についてはそういう安心感がある。
漫画『ファミレス行こ!』上巻
2024/01/22
「カラオケ行こ!」の映画も見たいところで出ていたので買って、これも読んでいなかった。
最初これなにを描いているんだ・・と思うんだけど、じわ、じわと物語が進んでいって、最後のさとみくんの行動には目ん玉が飛び出るかと思った。そういえば一応BLなんだった。
いやBLだから・・とかではなく、なんというか、そういえばこの子は案外急に感情を爆発する子だったなというのを思い出す。
確実に「カラオケ行こ!」のさとみくんが大学生になった姿だなというのを感じた。すごいおもしろいから早く下巻出てほしい。
ゲーム『TO:NORTH』
2024/01/25
Webでできるフリーのアドベンチャーゲーム。
紅狐さんのゲームは『DON'T SAY YES』もおもしろかったし、『MINDHACK』のシナリオもわくわくする(早く次の章きてほしい)から期待してたけど、じんわりくる良さだった。
最初に出てくる注意書きの通り少し「うっ」とくるシーンもあるし、「南に行けない」という理由がだんだんとわかってくると追いかけてくる影が少し怖くもなって「思ったよりホラーか・・?」とびくびくしながら遊んでいた。
でも「なぜ南に行けないのか」のかとか、「途中の変な挙動はそういうせいか・・」とか、「この場所ってそういうことか」がわかってくると、ノースとノースの思い出、プレイヤー自身がなぜこれを操作しているのかがわかってきて「丁寧なゲームだな~」と思い知らされた。タイトルもそういうことね!という気持ち。
いや、良いな。すごく良い。やってよかった!
映画『カラオケ行こ!』
2024/01/30
原作も好きだけどこんなにいい実写映画になってると思わなくてびっくりした。
聡実くんは本当にただの変なヤクザに絡まれた中学生だし、狂児は普通の中学生にたまたま絡みにいった怖いヤクザだった。
でもその奇妙な出会いが一生になるかもしれない縁になっていく雰囲気がどこかおかしくて、「ないと思うけど、どこか近くで起きているかもしれない」というわくわくになった。
そして綾野剛めちゃくちゃスタイルよかった。「紅」歌いながら手をぴんっと伸ばすところとか、ただ車の近くでふら~っと立っているところとか、「こういうヤクザの絵のファンアートみたいなの何度も見た気がする・・」と思った。あの細いネクタイもよかったな。
映画がよすぎて「げんきおまもり」を買ってしまった。おまもりを見るたびにこの映画のことを思い出したい。
書籍『自分を支える心の技法』
2024/02/01
今年こそちゃんと本を読もうと思って4年越しに読み終えた。
本の感想もいろいろあるけど、なによりも「本を久しぶりに読めた」というところに結構感動している。
iPhoneでお風呂に入りながらちまちまと読みすすめていたけど、なんとなくやっぱり集中力が続かなかったり、「ここから先もう少しまとまった時間を取って読みたいけど、今からだと都合が悪い」という自分のリズムに合わずどうしても時間がかかった。
でも1冊読めたのでちょっと自信にはなるな・・。
本は改めて読むと「いいこと書いてあるな~」という発見が多い。今年に入ってから少しSNS絶ちをしつつ、能動的に目に入れる文章を大事にするようにしている。
自分で『読みに行こう』という文章だと、ぼんやり感じていたことにも「そういうことだったのか」という発見につながって楽しい。
この本でいえば「怒っている人を日本人は神格化してしまう」という内容が書かれていたけど、去年末に観た『首』で織田信長に信奉する家臣の面々もそんな感じだったな~と思いながら読んでいた。
実際の仕事とかでの人付き合いにももちろん役立つけど、いろんなエンタメで見かけたワンシーンに意味がついてきて、わずかではあるけどその情景に立体を感じられるようになるのは良いことだなと思った。
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