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【教員妻の夫観察日記】#13学級通信、先生、書いてますか?お母さん、読んでますか?

学級通信ってみんな貰ってたわけじゃないのね。
私の中学時代の担任の先生は、毎週学級通信を出されていたので、
私はてっきり、学級通信は毎週出されるものだと思っていました。
しかし、夫が教員になって、話を聞いていると、どうやらそうではないようですね。
先生によって、書く・書かない、そして、その頻度や内容も違うとか。
夫の教員生活を見ていて思うのですが、
私たち(少なくとも私)は自分が受けてきた教育が当たり前だと思いがちなようです。
・・・とこの話はまた別の機会に。

先生、学級通信、書いてますか?
夫は、学級通信を書くタイプの先生です。それも毎週号。
ですが、これがいやはや、教員になりたての頃は、文才が全くなく、
「いや、それこそ中学生のほうがもっとちゃんとした文章書くよ?」
といった出来でした。
それが毎週号、地道に書き続けたことで今や、しっかりとした文章を書くようになったのです。
まぁ、そんな夫の成長話はどうでもいいのですが、夫が頭を抱えながら学級通信を書き続けた大きな目的のひとつが・・・
「自分の教育カラーを子どもたち・保護者の方へ伝えること」です。

学級通信の読み手として、誰を設定するのか、も学級通信を書く先生方によって違うと思います。
夫の場合は、子どもたち、そして保護者の方、どちらも、といったところでしょうか。
夫の学級通信のメイン記事は夫のコラム的な内容になっています。
もちろん、その週に学校であったことやこれから学校で予定されている催しにリンクしたものです。
それと自分の関心のある物事やプライベートな出来事を絡め、最後は子どもたちへの投げかけで締める、といった流れ。
ぱっと見、〜〜先生のほのぼの日記、のような内容ですが、
それを通して、夫の人となりや子どもたちに何を学んでほしいか、何を頑張ってほしいかを伝えています。

お母さん、学級通信、読んでますか?
お母さんに限りませんが、だからこそ、ぜひ、保護者の方には、
先生方が出されている学級通信は読んでいただきたいのです。
先生と保護者の方が直接会う機会は多くはないはず。
でも、たったA4一枚の紙で先生と保護者の方が
信頼関係を築くことは意外とできます。
ありがたいことに、夫の学級通信を毎週、愛読してくださる保護者の方もいらっしゃり、きちんとファイリングされている方もいたりいなかったり。
物書きが好きな私からすれば、自分の書いたものをそんなに大事にしてもらえるなんて嫉妬ものです(わなわな)。

SNSが発達し、デジタル化している世の中ですが、だからこそ、他人が書く文章を読む機会は増えましたよね。
文章には、その人の人柄が出ると私は思います。
言い回しや言葉選びで、その文章に、その人の個性が滲み出ます。
読み手は、知らず知らずのうちに、文章からその人の人間性も感じとっているのではないでしょうか。

教員妻より学級通信のススメ
夫を見ていると、学級通信は、先生の人柄・教育カラー・教育ビジョンを知らず知らずのうちに子どもたち、そして保護者の方と共有できる、実はとっても大切な存在に思えます。
最初はへなちょこ学級通信しか書けなかった夫も、継続は力なりで
人に届く文章を書けるようになりました。
ぜひぜひ、今週から学級通信、始めてみませんか??なーんて。



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