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音声が全盛のこの時代で、僕はあえてテキストで生きる

Clubhouse、めっちゃ流行していますね。
さっきも、僕の目の前で別の2人が別のトークをしていました。

僕はAndroidユーザーなので残念ながら利用できていないのですが、アプリのUIなどを見せてもらうと、確かに良さそうです。
これだけ気軽にイベント(のようなもの)を主催できて、後から色んな人が参加できるので、「話す」ことに対してかなりハードルが下がった感じがしますね。

Clubhouseは「話す」ことにバリューがある音声アプリで、「聴く」音声アプリにはvoicy、radiotalk、radiko、stand.fmなどがあります。
いわゆるラジオ的な使い方ですね。

僕も、radiotalkで週1配信をしているので、よかったらぜひ聴いてみてください。

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ただ、これらの音声アプリには、多くの人が気付きづらいハードルがありまして。
それは、普通に話せることが前提とされていること。
すなわち、話すことが苦手な人が参入しづらいということです。

僕がその一人でして、話すことは好きだけど超苦手で、世間の中では"下手"の部類に入ると思います。
元々障害があって、約30年かけてだいぶ克服はできたのですが、それでもなお"下の上"もしくは"中の下"くらいでしょう。

かつ、話すことからは逃げずに立ち向かってきたつもりで、話す能力が求められるインタビュアーやワークショップファシリテーターなどにも挑戦してきました。
場を回すことはできるようになりましたが、やはりスラスラと話すことができないので、僕の中で100点になる日は訪れないのです。

つまり、話すことにおいて常にビハインドな僕(のような人)にとって、話す前提のコミュニケーションがハードルになることもあるのです。

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じゃあ、音声でのコミュニケーションが苦手な人は、このままコミュニケーションが取れずに終わってしまうのでしょうか?
話せないということだけで、不利な人生を送らなければならないのでしょうか?

そんなの絶対に嫌です。
思っていることはちゃんと伝えたいし、相手の考えはちゃんと受け止めたいし。

そこで頼りになるのが、テキストという存在です。
話せないのなら書けばいいじゃないか、と。

話すことと同じくらいのスピードで、同じくらいの情報量で、同じくらいの気持ちよさでコミュニケーションが取れれば、テキストという選択肢が増えるのでは?と思い、昨年秋あたりからテキストコミュニケーション研究に励んできました。
もちろん、話すことは大事なことですが、テキストでも代替できるのであれば、テキストでカバーできる部分があるなら、僕のような「話したくても話しづらい人」の助けになるかなと思って。

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というわけで、ここ最近はテキストコミュニケーション研究が加速させています。

先週と今週でテキストミーティングを2度実施。
ZOOMミーティングみたいなテンポは失われますが、一つひとつ丁寧にやり取りできている気がするし、発言を引用できるので、話が逸れることが基本的にはありません。

また、今日初めてテキストインタビューにトライしました。
人生ストーリーなど大きなテーマには不向きですが、テーマが狭い場合はテキストでポンポンやり取りをした方が早い場合もあります。
かつ、文字起こしや執筆の手間がごっそり省けるので、記事化する場合は大幅な工数削減にもなります。

このテキストミーティングとテキストインタビュー、しばらく継続していきたいと思います。

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僕のように、何かに対してどうしようもないハンデを背負っている方もいると思います。
多くの場合、強者の戦法に屈してしまうでしょう。

でも、戦い方を変えることで十分に戦える可能性がありますし、少なくとも僕はそれを信じて戦っていきたいと思います。

自分の弱みだと思っていたことは、戦い方を変えることで強みに変わる
僕にとってのそれはコミュニケーションで、それを証明する手段がテキストだと考えています。

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