「城を築く」という考え方~上司と部下はどういう関係であるべきか~
仕事の休みを取って、兄と高知へ遊びに行ってきました。
僕の希望で高知城にも行ったのですが、城を見ていると"なんだか人生と似ているな"という気がしました。
そこで、今回、
「城を築く」という考え方~上司と部下はどういう関係であるべきか~
というタイトルで記事を書いてみることにします。
目次
1.なぜいきなり城なのか?
2.城はどのようにして築かれるのか?
3.上司と部下の役割を城に置き換えると?
4.上司と部下はどういう関係であるべきか?
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1.なぜいきなり城なのか?
冒頭にも書きましたが、高知に遊びに行ったついでに高知城にもフラッと行った程度です。
城はなんとなく好きで、僕の地元にある松山城にも帰省のたびに行っている気がします。
ですが、好きなのは城そのものではなく、城まで登っている過程や天守閣から見る景色なので、いわゆるレジャー的な楽しみ方です。
"城自体"をまじまじと見たのは今回が初めてかもしれません。
要約すると、「そこに城があったから」です。
2.城はどのようにして築かれるのか?
そもそも、城はどのようにして築かれるのか?興味ありませんか?
小学生のときに”松山城がどのようにして作られたか?”と習った気がしますが、全然覚えていないので復習がてら調べてみました。
ここは、世界の味方、Wikipedia先生にお世話になりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%89%E5%9F%8E_(%E5%9F%8E)
工程を大きく分ける2つに分かれます。
①普請(ふしん):一般には土木工事を指す言葉。つまり、城の周りの石垣やお濠などを作る工程。
②作事(さくじ):一般には建築工事を指す言葉。つまり、城そのものを作る工程。
普請では、
地形を整える→土塁を盛る→石垣を積む→堀が穿たれる
つまり、
整地→盛り土→石垣→堀
という順序で城を建設する前の段階まで進めます。
自作で絵を描いてみました。
わかるかな?なんとなく伝わればOKです。
そして、作事はこの上に城を築く工程です。
難しいので絵は描きません。
3.上司と部下の役割を城に置き換えると?
そして、ここからが本題。
何かの本で「上司は自分の城を築きなさい」と書かれてあったのを思い出して、
今回こういう記事を書いています。
本当は、"前を行く者と後ろをついていく者の関係性"という広義的な意味で書きたかったのですが、今回は皆さんになじみがある”上司と部下”に限定します。
ここで言う"城を築く"とは、"他の者から冒されることのない絶対領域を作ること"だと思っています。
「この技術なら誰にも負けねえぜ」という感じでしょうか。
ここから、上司の役割を城に置き換えて考えてみました。上司の役割は①、②、...というように番号を振ります。
ここで、上司はすでに自分の城を築いてあると仮定してください。
① 城の登り方を教える
② 城の築き方を教える
①は、自分が築き上げた城への登り方、つまり、自分が習得した技術をどうやって習得したかを伝えることが求められるのかなと思います。
ですが、部下が自分と全く同じ道を歩みたいとは限りません。
なので、②として新たに城を築こうとしている部下にどのように城を築くか、つまり、自分の絶対領域を作り上げるための過程を教えてあげるといいのかなと思います。
石垣をよじ登っていくなら、どういう段階を踏めばよいのかを教えてあげる。
それが無理な人にはちゃんと階段を用意してあげる。
これだけで部下は、上司についていこうという気になるのではないでしょうか。
次に、部下に求められる役割です。①’、②’、...と番号を振ります。
①' 城へ登る
②' 城を築く
上司が示してくれた①②をもとにそれを実行するのみです。
わからなかったら①②の方法を聞くのがいいでしょう。
(これは自分に言い聞かせる意味も含んで書いています。)
4.上司と部下はどういう関係であるべきか?
最後、一番伝えたかったはここです。
前章で、上司は城の登り方、築き方を教える存在であり、部下はその城を登る、新たに城を築く存在であると書きました。
いわゆる師弟関係ですよね。
ここまでなら普通の文章で、「何を大それた書き方をしてるんだ?」と思う人もいるでしょう。
ですが、一番伝えたいことは他にあります。
26歳2年目社員として、希望をこめて上司の役割を一つ追加させてください。
③ 城を登った先に、城を築いた後に何が見えるかを教える
部下は城を登ったり、城を築いたりしますが、
「上に何があるのか」「どんな城が出来上がるのか」
ということを知りたがっています。
つまり、夢を見せてほしいと思っています。
今自分が頑張っていることでどんな夢を見られるのか?その夢は自分が目指したいと思えるものなのか?
部下はそれを知りたいのです。
ただ闇雲に上を目指したところで、その上に何があるかわからないのは非常に怖いと思います。
もちろん、自分で夢を創造できる若者はたくさんいます。そういう人は自分の夢に向かって邁進しているでしょう。
ですが、そうでない人は選択肢を複数持ってそこから選択するのがいいと思います。そのためには、少なくとも今いる環境ではどういう姿になっていくのかを知る必要があるでしょう。
だから、夢の見せ方というのは上司にとっても部下にとっても非常に重要なことだと思います。
結論、上司と部下は以下のような関係であるべきだと思います。
上司:夢を見せる⇔部下:その夢を追いかける
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