見出し画像

誰かを楽しませることだけは絶対にやめたくない

今後「エンターテインメントに関わることをやっていきたい」とおぼろげながら考えており、そんな中で観たUVERworldのライブは、刺激以外の何物でもありませんでした。

また、ありがたいことに、最近はイベントを主催したり、出演したりすることが多くなっています。

このように、パフォーマンスを観たり、自分がパフォーマンスをする中で感じたこと、思い出したことを書き留めていきます。

絶対そっちの世界に行ってやる

イベントごとは結構好きで、今でも参加者として色んなイベントに参加しています。
さらに言うと、僕にとってイベントは大切な”インプット”で、知識を得たいときは、本や動画学習よりもイベントで話を聞くことを選択しています。
(理由はわかりません)

少し過去の話を。

2年半前、僕は最初の転職をしました。
土木建築技術者からメディア編集者という、誰に話しても驚かれる転職でした。
(その経緯は、U-29.comの記事でまとめてもらっているので、興味のある方はぜひ)

当時は、メディアの仕事をしたくて、何かを伝える仕事をしたくてたまらなかったんですよ。
なので、「メディア」と名のつくイベントに片っ端から参加して、情報収集したり自らを鼓舞したり。
とはいえ、全くの未経験なので、最初はチンプンカンプンでしたし、自分が働くイメージなんて全くつきませんでした。

そんな中、僕のターニングポイントとなったこのイベント。
2年半前のイベントなのですが、あの日の景色はいまだに鮮明に覚えています。

このイベントの一企画として、「20代記者バトル」みたいなのがあったんですよ。
僕と同世代で、記者として活躍している人2人が登壇してお話しする企画です。

僕は、この2人の姿に刺激と衝撃を受けたんです。
「同世代で、メディアの世界でバリバリ活躍している人がいるのか」
「こんなにイキイキと、誇りを持って自分の仕事について話せる人がいるのか」
と。

その様子を見て、僕はすごく悔しくなり、また、心が熱くなり、こう誓ったのでした。

絶対そっちの世界に行ってやる

その後、転職を実現させて編集者、編集長になり、いくつかのメディアに関わらせていただくようになりました。
あのときの2人に、少しは近づけたのかな。

自分もあのステージに立ちたい

その後も、興味のあるイベントにはなるべく行くようにしました。
多いときは週3つくらい行ってたのかな。

仕事に関係あるもの、今後やってみたいことに関するもの、なんか面白そうなもの、ちょっと有名な人が出ているもの。
たくさん参加しました。

皆さん、各界で活躍されている人ばかりなので、イベントもすごく面白いんですよね。
話を聞いてすごく勉強になりましたし、気づけばメモ帳が真っ黒になっていました。

そうやって、たくさんのイベントに参加していたある日、ふと思ったんです。
「なんで僕は参加者なんだろう?」と。
イベントに行くたびに、登壇者の存在がすごくまぶしくなって、同時にくやしさがこみあげてきました。

いつか自分もそっち側に行きたい
僕もあのステージに立って、自分を言葉で何かを伝えたい

そう願い、2019年に「招待されてイベントに登壇する」という目標を掲げて行動し、縁あって実現することができました。
関係者の皆さん、改めてありがとうございました。
(編集長を務めていた前職を退職するタイミングだったので、「編集長を頑張ったご褒美みたいだな」と思っていました。ホント運がありました)

イベントはエンターテインメント

時は変わって2020年。
会社のサービスの特性上、toC向けのイベントを多く開催するようになりました。
また、友人にお誘いいただきイベントに登壇させてもらったり、多方面でイベント企画や運営なんかもするようになりました。

▼登壇させていただいたイベント

▼企画・運営したイベント(一部)

気付けば、観客席でポツンと観ていた2年前とは違って、今は提供する側に回っている。
ここまで引き上げてくれた人、チャンスをくれた人、一緒にイベントを作ってくれる人には本当に感謝しています。

そんな中で、「なぜイベントをやるのか?」という議論はものすごく重要で。
ビジネスにおいては、何かしらの効果を発揮する必要があるわけです。
それはもちろん理解していて、ある程度数字を追う必要があるのですが、本質はそこじゃない気がしたんです。


メディアのイベントに出た僕が「絶対そっちの世界に行ってやる」と火が付いたように、イベントに参加して悔しくなった僕が「僕もあのステージに立ちたい」と思ったように、誰かの心を揺さぶることができるものだと考えています。
”何人来たか”ではなく”心が動いた人が一人でもいたか”。

そんなジレンマを抱いていたところに、先日訪れたUVERworldのライブ
その途中にこんなことを思ったんです。

イベントはエンターテインメントだ

このライブは、大体3,000人ぐらい入るZEPP TOKYOで、約1,000人のソーシャルキャパでおこなわれたもの。
東京ドームをソールドアウトする彼らなので、ライブハウスは毎回一瞬で完売なのですが、空席があるライブは多分久しぶりなはず。
なおかつ、感染対策としてお客さんは声が出せず、いつもと違った異様なライブでした。

それでも彼らは、「何か制限があるからって、いいライブが出来ないなんて違うね。俺たちはどんな状況でも最高のパフォーマンスを披露する」と言っていました。
また、いつぞやのライブで、「お客さんが1~2人のときでも、がむしゃらにやってた俺たちは1mmもカッコ悪くなかった」と言っていたんです。

そこで僕が思ったのは、「エンターテインメントは数じゃない。目の前の人に全力で届けることが大事なんだ」ということ。
だから、イベントの参加者が1人だろうが1000人だろうが、そこに向かって最高の準備をして、目の前の人に対して最大限のパフォーマンスを披露する。
それが人から人へと伝わり、とんでもない熱量を生み出せるのだと思いました。

だから僕は、これからイベントをやる際は「ステージに立つ」という意識で取り組みます。
見かけの数字なんて気にせず、目の前の人をドキドキワクワクさせられるような、そんなプロのエンターテイナーになりたいと強く思いました。

目の前の人に、とにかく楽しんでもらえるように

2020年の下半期から、人をアテンドする機会が増えてきました。

下田に来た人の街案内をしたり、仲間内で旅行やワーケーションをしたり。
特に、9月末に仲間たちが来てくれた下田旅行は、心が満たされすぎて、僕の胸に濃く刻まれています。

この何回かの機会で気付かせてもらったのですが、僕自身が全力を出せる場所だったんですね。
こういうツアーにおいて企画したり、当日のアテンドをしたり、そのために各方面に根回しをしたり。

また、忙しい人たちの集まりなので、当日の予定が急に変わったりします。
それでも、特に嫌な気持ちにはなったりせず、「じゃあこうしようぜ」と臨機応変に対応できるのも僕の強みだと思っています。

こういうツアーをやると決まった瞬間、僕は嬉々として企画から全部やってしまうので、たまに「すべてやらせてしまってすいません」なんて言われるのですが、これに関しては完全にNoで。
とにかく、楽しんでほしいから自ら動いているだけ。

とはいえ、予測しえないことが起こっても何とも思わない、というわけではありません。
少しショックを受けることもありますし、期待どおりの反応がもらえなかったら少し反省をしたりしますし。

でも、それは僕が足を止める理由にはならない。
僕と時間を共有してくれている時点で当たり前じゃないし、今の時間がもっと素敵なものになるように常に頭を使っていたい。
最高の思い出を持って帰ってほしい、皆が予想していないことを常にやって楽しませたい。
そう思わせてくれる人たちがいるから、僕は全力を注げるんです。

誰かを楽しませることだけは絶対にやめたくない

ここまでの29年間の人生、色んなことをやって色んなことをやめてきました。
「これだけは続ける」と決めたものをすぐにやめてしまったり、ノリでやっていたことがいつの間にか自分の長所になっていたり。

そんなこれまでを振り返ってみてわかった僕の行動軸が「人を楽しませる」でした。

何かとサプライズを仕込むのが好きで、高校生ぐらいからサプライズ企画を先導してやっていたりしました。
また、飲み会の幹事をやったり、イベント運営をするとき、周りの予想を超えて全力を注いでいました。

だから僕は、誰かを楽しませることだけは絶対にやめたくない
今までよりも、ほんの少しでも幸せな時間を演出したい。
どんな形であれ、誰かを楽しませることをとことん追求していきたい。

そんなパフォーマンスを披露し続けたいし、そんなエンターテイナーになりたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?