そもそも、なんでパソコンで仕事してるんだっけ?
「場所に縛られない働き方」
「パソコン一台でどこでも仕事ができる」
数年前からこのような言葉が聞こえてくるようになり、今年に入ってから加速したように感じています。
もちろん、間違っていることは何一つなく、いわゆる「ノマド」的な働き方によって才能を開花させた人もたくさんいるでしょう。
僕自身もその一人。
2年前からリモートワークはしていたし、1年前からフルリモート生活です。
さて、今年7月から多拠点生活にトライしている僕ですが、インプットも出会いも増える分、価値観が少しずつ変わり始めています。
その一つが「働き方」。
先にこのnoteのメッセージを伝え、僕の考えを述べていきたいと思います。
もしかしたら、人を縛り付けているのはパソコンかもしれない。
そもそもなんでパソコンを使ってるんだっけ?
僕は、なぜこのようなことを考え始めたのでしょうか。
きっかけは、堀江貴文さん著『スマホ人生戦略』を読んだこと。
(試しにスマホにKindleを入れて、スマホで読んでみました)
細かい内容は割愛しますが、要するに「スマホを駆使して人生を優位に進めよ」という本です。
正直、目新しいことは何一つ書かれていないけど、堀江さんのスマホハックの徹底ぶりがスゴく、刺激を受ける一冊となりました。
本の内容がとても面白く、一気に読み進めることができ、「僕ももっとスマホを駆使していきたい」と自然と思えたし、その証拠にスマホで本を読了したし。
この本を通じて、「スマホってすげえな」と思ったと同時に、こうも思ったんです。
「そもそもなんでパソコンを使ってるんだっけ?」
自分の仕事を振り返ってみると、「何の疑いもなくPCでやっている」ことが意外とあったので、一旦洗い出してみることに。
・オンライン会議
・メールやチャット
・文章のチェック
・資料作成
・動画編集
・タスク管理
あれ、やろうと思えば全部スマホで出来るやん?
そう気付いてしまったので、「本当にスマホだけでできるのか?」を試してみることにしました。
その結果をもとに、スマホで仕事を完結させるメリットについて書いてみます。
※映画を観に&友達に会いに2日間遠出をしていたので、その際PCを持たずに家を出てみました。結果、余裕でスマホ完結できました。
(エレベーター内でパシャリ。こんな感じでずっとスマホで作業をしていました)
本当にどこでも仕事ができる
1つ目にして今回のメインテーマですが、「本当にどこでも仕事ができる」ということ。
PCでも場所に縛られない働き方は可能ですが、それは「地域に縛られない働き方」という意味。
PCを使っている時点で"イスに座っている&固定の位置で仕事をしている"ことになります。
また、Wi-Fiがあるかどうかイチイチ気にする必要もありますし、カフェ難民になるリスクもありますね。
一方スマホは、「歩きスマホ」という言葉があるように、立ってても座っててもどこでも触れます。
実際僕も、
・街を散策しながら
・アパレルショップで服を見ながら
・電車に揺られながら
・映画の開演を待ちながら
など、様々なパターンで仕事ができました。
4Gの回線が来ている場所ならどこでも仕事ができるので、砂浜とかでもできちゃいますね。
(このお店のキャップにかなり惹かれたけど、「キャップを買っても多分あんまりかぶらないな」と思いグッとこらえました)
意外と目移りしない
「全部スマホでやってたら、Twitterとかに目移りしそう」と思っちゃいますよね。僕もそう思ってました。
でも、実際やってみると、意外と目移りしませんでした。
それどころか、PCよりも短期集中型で仕事に取り組めている気さえしました。
僕は普段PC、タブレット、スマホの3台を使っていて、よく目移りしちゃいます。
PCで文章を書きながらタブレットでYouTubeを観て、スマホでSNSをチェックする…
良くないリモートワーカーの鑑だ。
でも、スマホに集約すると、見るべき画面は一つだけで、同時にできることは一つだけです。
なので、目移りしようがないんですね。
また、「他のことをしたい」という欲望に駆られ、仕事をもっと早く終わらせようともします。
「このタスクが終わったらYouTubeを1つ見よう」みたいな感じ。
デバイスが複数あると、仕事を終わらせずともYouTubeを開けちゃいますからね。
あらゆるものを一元管理できる
Slackやメッセンジャーなどを使う方のほとんどは、全てのデバイスにアプリを入れていると思います。
僕もそうです。
となると、全てのデバイスがピコンピコン鳴って、めっちゃストレスなんですよね。
また、「今PCで原稿を見ているから、スマホで返信しよう」としたら、気付いたらYouTubeを観ていたりします。
しかし、スマホだけにすると、全てを「目の前の情報」として処理できるんですよね。
スマホに通知が来て、来た瞬間に返信して作業に戻る。
目移りしない分、何が起こっているかを視覚的に把握しやすいのです。
また、タスク管理をしたとしても、デバイスが複数あると「どっちに入れたっけ?」となりがちですよね。
それがスマホだけだと、迷うことなく管理ツールにたどり着けるわけです。
理想の実現に対して何が制約なのか?を考えてみる
ここまでメリットについて書いてみましたが、「スマホだけでいいのでは?」と考え始めた背景について。
先述のとおり、多拠点生活にトライしているので、仕事も生活も徐々に多拠点仕様にシフトさせています。
その一環として、働き方や仕事そのものを見直している最中です。
そもそも、多拠点生活を始めたのは、「自分の目で見られるものは限りなくすべて見たいし、刺激的な出会いや発見になるべく多く出会いたい」という純粋な理由から。
なので、現時点では「なるべく多くのモノ、人、機会に触れる」ことを理想としています。
(俺たちの踊り子号。僕にかかれば踊り子号もコワーキングスペースです)
となると、それの妨げとなるものはなくしていかないといけません。
今までの"正"が、これからの"誤"となる可能性も十分あります。
「その妨げの一つがパソコンかもしれない」という結論に至ったのですが、その理由はたった一つでした。
「パソコンを使う」がそもそも制約だったのかも
これに気付いたとき、僕自身が目からうろこでした。
「座ってる時間って移動してないわ」と。
抽象的なので、少し解決します。
今の理想を噛み砕いて書くと、「とにかく動く」こと。
要するに「とにかく移動する」ことです。
自分の足を動かして、自分の目に多くの景色を焼き付ける、といった感じですかね。
僕自身、パソコンが大好きで、暇さえあればパソコンを触るくらい好きなのですが、パソコンを使うとなると当然イスに座りますよね。
スタンディングで作業する人もいますが、パソコン自体は固定の場所に置かれています。
そこから考えると、パソコンを使う時点で僕自身は止まってるんですね。
要するに、パソコンに縛り付けられているんです。
となると、パソコン自体がそもそも制約ですよね。
だってその場所から動けないんだから。
ちなみに、トレーニングやマッサージ好きの僕的には、「座る姿勢は、そもそも人間の体に合ってない」と考えています。
肩こり腰痛のもとを辿ると「イスに座る」ことですし、「姿勢よく座れるトレーニングやストレッチをしよう」と呼びかける前に、「座るという動作自体をやめればいい」なんてことも思っていたりします。
※詳しいことは知らん
道具は使うものであって、縛り付けられる必要はない
今回のnoteは、あくまで僕の理想のライフスタイルと、僕の実験結果をもとにした、僕自身の考えをまとめたものです。
人によって職業や前提条件が異なるので、個々人に合わせて考えてもらえると嬉しいです。
ただ、ここまで読んでくださった皆さんに伝えたいのは、「道具は、理想の実現のために使うものであって、自分から縛り付けられる必要はない」ということ。
また、理想の前に立ちはだかる「制約」を冷静に見極め、自分なりに対策を考えて実行すること。
昨今の働き方改革でポテンシャルが開花した人がいるように、スマホワークによって咲くつぼみがまだまだあるはず。
その可能性は全員にあるので、「面白そう」と思った方はぜひスマホワークをやってみてください。
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