3種類のオンラインコミュニケーションについて
先日、以下のようなnoteを書きました。
「テキストコミュニケーションの時代が確実にやってくる」と鼻息荒く書き、その勢いでSNSでシェアしてみたところ、西村創一朗さんからこんなコメントをいただきました。
「対面のコミュニケーションや、音声のコミュニケーションとの違いが書かれているといいなと思いました!」
あ、確かに。
テキストコミュニケーションの時代は多分来ますけど、他のコミュニケーションの形もありますよね。
それぞれの特性を理解して、適材適所で使えるといいですよね。
というわけで、オンライン時代のコミュニケーションの種類について、自分なりに考察してみました。
オンラインコミュニケーションとは?
そもそも、「オンラインコミュニケーションとは何?」ということから。
この反対にあるのが対面コミュニケーションだと考えています。
つまり、直接会って話すということですね。
となると、オンラインコミュニケーションはその逆。
会わずに意思疎通をする方法です。
もう少し具体的なことを書くと、電話回線やインターネット回線など、何らかの回線を通じてコミュニケーションをする方法ですね。
3種類のオンラインコミュニケーション
では本題。
「オンラインコミュニケーションにはどのようなものがあるの?」ということです。
ツールは様々ありますが、大きく分類するとこの3つになります。
①ビデオコミュニケーション
②ボイスコミュニケーション
③テキストコミュニケーション
一つずつ見ていきましょう。
①ビデオコミュニケーション
いわゆるビデオ通話。
マイクとカメラで、自分の声と顔を相手に届ける手段です。
仕事がテレワーク化して、このビデオコミュニケーションに触れる人が急増したでしょう。
ツールをあげるならば、ZOOM、Remo、whereby、Skypeなどがあげられます。
iPhoneに搭載されているFaceTimeもその一つでしょう。
相手に届けている情報を考えると、「音声」と「映像」の2つですね。
②ボイスコミュニケーション
ボイスコミュニケーションは、近代の歴史とともに歩んできた電話が該当します。
電話、LINE通話、メッセンジャー通話などがここにあてはまるでしょう。
僕が生まれた頃から家には固定電話がありましたし、21世紀に入ったころに携帯電話が普及。
僕も中3から所持していました。
また、仕事で電話を使う人はかなり多いはずで、どの世代にも欠かせな"かった"コミュニケーションツールですね。
(欠かせな”い”ではなく欠かせな”かった”と書いたのには、ちゃんと意味がありますが後ほど)
③テキストコミュニケーション
最後はテキストコミュニケーションです。
メール、書類、チャット、SNS、LINE等の幅広い用途があり、ツールも数多存在しています。
この中でチャットだけをピックアップすると、Slack、Chatwork、Discord等がありますね。
昔のことはよくわかりませんが、僕の覚えている限りではポケベルからテキストコミュニケーションが民主化され始めたように思います。
当時小学校低学年だったのですが、両親がポケベルを使ってテキストでやり取りをしていることに衝撃を受けた記憶があります。
今ではSNSやLINEが普及し、テキストでコミュニケーションを取ることが当たり前になってきました。
仕事がテレワーク化している今、このコミュニケーションの重要性は増すばかりです。
ビデオは対面の代替版
では、この3つについて少し展望を書いていきます。
まずは、ビデオコミュニケーションについて。
ZOOMのユーザー数が飛躍的に伸びているように、このコミュニケーション手法を選択する人は増えています。
また、しばらくこの需要は減らないと考えています。
理由は明確で、「ビデオコミュニケーションは対面コミュニケーションを代替したもの」だからです。
今は、人との接触を避けなければいけません。
商談、MTG、飲み会等が、軒並み対面コミュニケーションから消えています。
単純に、「会えないならオンラインでやろうよ」という発想ですね。
形は変われど、商談やMTG、飲み会(親睦会)は必要ですから。
ボイスがテキストに代替されていく
残りの2つについては、まとめて考察していきます。
今後、「ボイスコミュニケーションがテキストコミュニケーションに代替されていく」と考えています。
電話(ボイスコミュニケーション)の用途を考えると、
・軽い確認事項
・緊急対応
・おしゃべり
の3つが挙げられます。
(もっとあると思うので、もしあれば教えてください)
これら全て、テキストで完結できるのですね。
・軽い確認事項→チャットでサクッと済ませばOK
・緊急対応→多くが外出してないから、チャットでもすぐ見られる(かつ文字に残るのでより焦る)
・おしゃべり→短文でポンポン返していくとほぼ会話に等しい
となるかと考えています。
ビデオとテキストに2極化されていく
また、ビデオコミュニケーションが民主化され始めたので、顔が見えないボイスコミュニケーションに恐怖を覚える人も現れるかもしれません。
現に、僕はめっちゃ恐怖です。
声でコミュニケーションを取る際、顔と名前がわかっているビデオコミュニケーションに慣れると、誰なのかわからない番号から突然かかってくる電話に恐怖を覚えるものです。
また、画面共有やファイル送信ができないボイスコミュニケーションは、このオンライン時代ではやはり不便さを感じてしまいます。
というわけで、
・顔を見ながら話す→ビデオコミュニケーション
・顔が見えない状態でやり取りする→テキストコミュニケーション
と2極化するものと予想しております。
(若干僕の願望込みです)
※補足ですが、ボイス”コンテンツ”はまだまだ可能性があると思っています。コミュニケーションではなく一方通行のラジオは、参入者が増えているようにこれから伸びてくるでしょう。僕もたまに仕事しながら聴いています。
コミュニケーションの形を再考する時期が来た
最後になりますが、それぞれのコミュニケーションの良し悪しについて言及するつもりはありません。
適材適所で、その特性を理解した上で使うといいでしょう。
ただ、主張したいことは2つあります。
1つは、テキストコミュニケーションを取り入れざるを得ない時代が始まっているということ。
そしてもう1つは、コミュニケーションの形を再考する時期が来たということです。
前者は、人に会わずに物事を進めることが前提になり始めているから。
後者は、前者にともなって人間関係の築き方が変わり始めているから。
今まではただの手段だったテキストを、立派なコミュニケーションツールであると認めざるをえない時代に突入しています。
それは、編集者というバックグラウンドを持つ僕にとっては嬉しい限りです。
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