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ユミの細胞たち#💕

ユミの細胞たちを見終わった。
一言で言うととにかく「整う」ドラマだった。私の中では「愛の不時着」に並ぶ推しドラマ。ヒーリングドラマになったかも・・・。

ユミの服も部屋もかわいくて癒やされるのもそうだけど、何が整うかって、
ここまで日々の何気ない感情の揺れ動き、行動のひとつひとつを決める心の動きを丁寧に見るドラマってかつてなかったんじゃないかと。

ストーリーにすると、32歳の会社員ユミが職場の後輩に恋しかけて、でもダメで、その後紹介で出会ったウンと付き合って、最後・・・という3行で終わる話だけど、その中に、

付き合うまでのドキドキ、くだらないけんか、ライバルの面倒くささ、共通の知人がいるからこそのハプニング、交際の先を考えるスピードのずれ、他人から見ればじれったいプライドなどがある。
そういうひとつひとつを、たくさんの細胞たちが体内(脳内)で話し合って行動を決め、乗り越え、ユミを見守る。
いちいち細胞の動きがアニメーションで映し出されるから展開は遅い。

でもしんどいとき、困ったときは表情ひとつ作るのだって、大変よね。
細かすぎて自分でも見逃しているような感情の揺れをここまで丁寧に描いてくれて、本当に
心に染みた。

誰だってスピードの違いはあれど、日々ものすごい感情や決断の中で生きている。
自分の感情をもっと大切に見よう、と思わせてくれたドラマでした。

好きなシーンは、
毎晩、心の掲示板に細胞たちが持ってくるいろんなメモが貼られるところ。
「○○がおいしかった」「ウンは○○が好き」

誰かに褒められると、該当する細胞に「賞賛宅急便」が届くところ。
心を込めて褒めてもらっていると箱の中には魂が入っていて、細胞たちは喜ぶ。
ただのお世辞とか、軽い褒めとかだと魂がない、っていうのも分かるわーと思うし、
だから魂が入っているとその細胞はとても元気になれる。

そしてそして、恋愛が怖くなっているユミの村に、カエルの着ぐるみをかぶってウンの細胞が現れ、門を通過したところ..
まっすぐにその人をまだ受け入れられなくても、かわいいものなら侵入を許しちゃうこと、なんかある気がする。すごくリアルだなと思った。

感性細胞、理性細胞、愛細胞、探偵細胞、ファッション細胞、家事細胞、心配細胞、作家細胞、腹ぺこ細胞、下心細胞(笑)、ユミ守備隊…

私の中は基本、感性細胞と母性細胞が強かったけど、理性細胞と心配細胞は20代になってから急成長したな・・とか考えると楽しい。。

悩みながらもユミが好きな人のもとに走ったり、きちんとライバルに言うべきことを言ったり、職場で自己主張するところも大好きだった!
その分、最後の終わり方はきーーーー!!!ってなってるけど、

シーズン2も楽しみです!

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