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大根を食べた!|ピーターラビットのおはなしをAI翻訳してみた 4

First he ate some lettuces and some French beans; and then he ate some radishes.
DeepL 訳 →
まず、レタスとフレンチビーンズを食べてフランスの豆も食べました。そして、大根を食べました。

いや、ピーターラビットは大根は食べていない。ハツカダイコンだ。
絵を見てニンジンに間違える人が多いが、細長いタイプの radish だ。

このさし絵をみると、たしかにニンジンにそっくりだが、葉っぱの部分がニンジンの葉っぱとは形が違うのがわかる。

ところが、ニンジンと勘違いした人が勝手にニンジンにして複製している絵もある。葉っぱもニンジンの葉っぱに変えてしまう。こうやって「間違い」が複製され世界中に拡大してゆく。ニンジンの方がわかりやすいし。

前に書いたが、ゲーテの「野ばら」の「彼」と「彼女」と同じ。ネット時代は間違っている例の方が圧倒的に多くなる。原作は carrot ではないことを調べるのもネットを活用すればいいのだが。

私の訳 →
さいしょに たべたのは れたす。 それから いんげん。
それから ほそながい らでぃっしゅを たべました。

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And then, feeling rather sick, he went to look for some parsley.
DeepL 訳 →
そして、気分が悪くなってきたので彼はパセリを探しに行った。

「彼」はないよね。5歳児の絵本に。前の文では「彼」を使っていないのに、どうしてこの文には「彼は」と入れてしまうのだろう、DeepL さん。

And then, feeling rather sick, he went to look for some parsley.
私の訳 →
そしたら ちょっと むかむか したので ぱせりが ないかなあ
と さがしに いきました。

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But round the end of a cucumber frame, whom should we meet but Mr. McGregor!
DeepL 訳 →
しかし、キュウリの枠の端を回ると、誰に会ったかというと、Mr. McGregor 氏でした!
私の訳 →
ところが きゅうりの なえばこの かどを まがると そこに いたのは きゃ! しまった! まぐれがーじいさんだ!

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こどもに読み聞かせてあげる時は、「そこに いたのは」でリタルダンドをして、ためて、息を吸い込みながら、「きゃ!」と表情たっぷりに読んであげてほしい。

Mr. McGregor was on his hands and knees planting out young cabbages.
DeepL 訳 →
マクレガーさんは、手や膝をついてキャベツの苗を植えていましたが、
私の訳 →
まぐれがーじいさんは じめんに てを ついて きゃべつの なえを うえています。 「あ、 いたずらうさぎだな!」

「あ、いたずらうさぎだな!」は原文の英語には無いが、原文の行間から私が読み取って補った訳文である。原文が次のように続くからでもある。

but he jumped up and ran after Peter, waving a rake and calling out, "Stop! Thief!"
DeepL 訳 →
しかし、彼は飛び上がってそしてピーターを追いかけた。
熊手を振って、「泥棒を止めろ!」と叫んだ。
私の訳 →
まぐれがーじいさんは ぱっと たちあがり、
にげる ぴいたを おいかけます。
「まて! どろぼう! とまれえ!」
じいさんは くまでを もって ふっています。

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ぴいたは どうなるのでしょう? (つづく)

*画像は The Tale of Peter Rabbit より

★私の翻訳は、私「すみ」の著作物です。無断転載を禁止します。
★引用する時は出典を明記してください。

*記事中に引用した DeepL の翻訳は 2021年8月当時のものです。DeepL は日々進化中のため、現在は引用とは異なる訳が表示される場合もあります。


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