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小手先の施策に根強いファンはつかない

みなさんこんにちは、すみです。

今朝のTwitterでもお話しているんですが、最近の私は用事のない企業のメルマガをガシガシと配信停止設定しています。

これ、実は会社のメールアドレスでもやっていて、BtoBのメルマガは超簡単に停止できたので、余裕だろと思っていたんですが。
BtoCのメルマガは本当に配信停止設定がめんどくさい!

具体的には、こんな過程で配信停止作業しました。
■某電気屋①「配信停止はアプリからしてください」
⇒すみ「アプリを消していたから再インストールして停止設定!アプリDLめんどくさっ!」
■某電気屋②「メルマガの配信頻度を選んでください」
⇒すみ「配信ゼロがないなら退会するわ!退会ボタン!ポチッ!」
⇒「退会しなくても、メルマガ配信ゼロにできるよ」
⇒すみ「最初からメルマガ完全にゼロにするボタンだせや!
■某アパレル「配信の必要のないブランドを選んでください。停止には1週間かかります」
⇒すみ「全ブランド配信いらんわ!1週間も待てないからさっさと止めろ!

とにかく、めんどくさく、回りくどくしていて、「配信停止設定めんどくさいから、このままの設定でいいやー」って思わせようとしているのが見え見えで正直イライラしました。

きっと、この企業のメルマガを任されている担当の人は、こんなことを考えているのではないでしょうか?

お店に何度も来てくれる根強いファンが欲しい
いろんなお得なキャンペーンをやって、お店の固定ファンを増やしたい
そのお知らせのためにメルマガは必要
メルマガを配信できる顧客をどんどん増やさなきゃ
メルマガ配信できる顧客が多いほど自分の仕事が評価される
お店の根強いファンを増やす目的で始まったメルマガが、いつしかメルマガを配信できる顧客の数を増やすことが目的に変わっている!

このように、おそらくお店の根強いファンを増やそうと思ってメルマガが始まったと思います。
でも大きな会社の中でメルマガ担当になった人は配信している顧客の人数で評価されるようになったりして、いかに多くの人にメルマガを送るかという目標に変わってしまったのではないかと思います。

確かに、メルマガを送る人を増やすことが目標だとしたら、せっかく捕まえた顧客に配信停止設定されるのは死活問題。配信設定をめんどくさくして、配信停止させないようにしたくなる気持ちもわかります。

でも、こんなにめんどくさいことをされたら、イライラしてもう二度とここでは買わないって気持ちにもなりかねません。

メルマガを配信する人数が目的になると、本来の目的である「ファンを増やす」どころか「ファンを減らす」結果になりかねないのです。

根強いファンを増やしたいなら、「お客さんファースト」の施策を!

「配信停止をめんどくさくして、ファンを減らさないようにする」この施策、正直「小手先のしょうもない施策だな」と思いました。

結果的に、無駄にお金をかけて安売りやキャンペーンをやって客寄せをしなければなりませんし、手間のかかるメールの配信をちまちまやらなければならないではありませんか。

根強いファンは、このような小手先の施策がなくても、自分が選んだ店で買い物をしたいと思います。

何十件とメルマガの配信停止作業をしましたが、このようにめんどくさい作業を強いられた企業は、正直言って安売りしか魅力のない企業ばかりでした。
逆に化粧品ブランドで人気のブランドは、サクッと止めることができました。きちんとブランディングしていて、自社ブランドに自信があるのでしょう。お客さんファーストでいいなと思いました。

要するに、お客さんファーストの仕事をしていれば、ちゃんとファンがつく。しかも、根強く質のいいファンが。

これは、WEBで仕事をする個人にも言えることだと思います。
いつしか、フォロワーを増やすことが目的になっていませんか?
私は、自分も他の人も有益だと思う情報を、わかりやすく愚直に発信していれば、私の考えに賛同してくれる根強いファンがつくと思っているので、フォロワー増やしに比重を今のところおいていません。

たまにくだらないリプライやDMを送ってくる人がいますが、内容はとても薄っぺらだし、私がすでにnoteやTwitterで書いていることを聞いてきたりします。
正直そんな人とつながっても気づいたらリムられてる未来しかないと思っているので、そんなメッセージがきたらフォローしていてもそっとリムります。

実際、イケハヤさんのようにすでに有名になっている方は自分の発信する情報に自信を持っていらっしゃるので、メルマガも「興味がなくなったら停止してください」と配信停止用のURLが必ずついています。

いいねしまくったり、リプやDMを手当たり次第に送れば、まぁわかりやすく数字は増えるでしょう。でもそれは一時的なものです。

有益な情報を愚直にコツコツと発信し続けるのは骨の折れる作業かもしれません。
でも中長期的に考えると、頑張ったほうがいい仲間もファンも集まる、いい情報も集まりやすくなると考えます。
相互フォローでお互いに有益な情報を交換し合えて、高めあえる関係を作ったほうがクリーンだし、やりがいも出てきて、結果的にハッピーになれると思います。

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