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【2021年5月3日~5月9日】週間マーケティングニュース
みなさんこんにちは、すみです。
本当は昨日の日曜日に更新したかった週間マーケティングニュース、今回は内容がちょっとヘビーだったので月曜日までまとめるのに時間がかかってしまいました…ごめんなさい…。
ということで今回も気になるトピックを3つのポイントにまとめました。
今週の全てのニュースは最後にまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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クリエイターマネタイズ機能、今週もたくさん!
SNSなどのプラットフォームによるクリエイターマネタイズ機能は先月ほぼ毎週何かしらの発表がありましたが、今週もありましたので振り返っておきたいと思います。
■ Twitter、スペースに入場料機能「Ticketed Spaces」を開発中
■ Twitter、クリエイター課金機能の「Tip Jar」のテスト開始
■ Clubhouse、50作の音声番組に製作費を支払う事が決定
■ Youtube、記者向けのジャーナリズムプログラムを2つ作ると発表
まずTwitterです。
Twitterはスペースの入場料機能の「Ticketed Spaces」、Tip Jarの2つのクリエイターマネタイズ機能について報道されました。
Ticketed Spacesは、ホストがイベントのチケット価格と入場可能人数を設定できるようになるとのこと。
Ticketed Spaces: we’re working on a way for hosts to be rewarded for the experiences they create and for listeners to have exclusive access to the convos they care about most. soon, we’ll test ticketed Spaces with a small group where hosts can set ticket prices and quantity pic.twitter.com/uHxxvmo3wC
— Spaces (@TwitterSpaces) May 3, 2021
そして2つ目のTipJarは気に入ったツイートに対して投げ銭ができる機能。
PayPalやVenmo、Patreon、Cash Appなどさまざまな決済プラットフォームを利用して、素早くチップを渡すことができます。
今のところテスト段階で、非営利団体やジャーナリスト、エキスパート、クリエイターのみが利用でき、英語のみの対応になっています。
今後、対象層や言語は拡大していくとのことです。
続いて、clubhouseのマネタイズ機能は3月に発表された、アクセラレータプログラムによるクリエイターの資金支援が本格的に開始し、50の音声番組に製作費を支払うとのことです。
支援されるクリエイターは3ヶ月間、毎月5000ドルと機材、クリエイティブのサポートを受けられるとのことです。
そして最後のYoutubeは記者向けに2つの新しいジャーナリズムプログラムを作ると発表しました。
1つはCreator Program for Independent Journalistsです。
これは40〜60の記者に最大5万ドルの助成金と動画制作のサポートを提供するプログラムです。
もう一つは、Sustainability Lab for Digital-First Newsroomsです。
これは20〜30のデジタルファーストなニュース番組に最大20万ドルの助成金を提供するものです。
Youtubeのニュースパートナーシップの責任者であるTim Katz氏はユーザーはYoutubeでニュースを探していて、そういったユーザーに対して信頼できるニュースや情報を提供することの重要性を感じている旨を話しています。
Twitter、スペースを本格的にリリース
今週のトピック2つ目は、Twitterがclubhouseの類似機能であるスペースを本格的にリリースしたことについてです。
スペースはフォロワーが600人以上いるアカウントがホストとしてスペースを利用できるようになりました。
iOS、Android共に利用可能です。
また、スペースの機能として現在いくつかの新機能を準備中だということも発表しました。
先にマネタイズ機能としてご紹介した、Ticketed Spacesのほか、いくつかの機能を開発中です。
■ Ticketed Spaces
■ スケジューリング機能
■ リマインダー
■ 共同ホスト
AppleとEpic gamesの裁判が始まる
今週最後のトピックは、AppleとEpic gamesによる裁判の話題です。
Epic gamesはスマートフォンアプリのプラットフォームであるAppleの「App Store」とGoogleの「Google play」の手数料をめぐって、独占禁止法違反で提訴し、今週はAppleの裁判が行われました。
この裁判の発端はEpic gamesが開発したゲーム「Fortnite」に「Epic ディレクトペイメント」という課金システムを発表したことでした。
App StoreとGooglePlayは以前からストア利用料として決済額の30%を手数料として徴収していました。
スマホアプリの大半は、App StoreとGooglePlayから配信され、アプリ内決済はストアを介して行われるので、サブスクリプション、アプリ内の個別取引、投げ銭などすべてが手数料の対象となります。
Epic gamesは以前からこの手数料は公正でないと考えており、Epic ディレクトペイメントでApp StoreやGooglePlayを介さずに直接購入できる仕組みを作りました。
これがApp StoreやGooglePlayのガイドラインに違反しているとして、AppleとGoogleはモバイルアプリの「Fortnite」をストアから削除。
2社は裁判でEpic gamesと戦うことになったのです。
裁判の決着は完全についてはいないようですが、現在はAppleが優勢のようです。
この結果になったポイントは、「どの市場」が独占状態なのかということです。
Andoroid、X box、ノートPCなどを含む市場なのか、iOSアプリという市場なのか、どちらの市場において独占状態と定義するのかによって結果が変わってきます。
今回の裁判でAppleは市場を「Andoroid、X box、ノートPCなどを含む市場」と定義し、FortniteはiOS以外のプラットフォームでも利用可能で、Appleの利用規約が気に入らなければ、他のプラットフォームでプレイすればいというのがAppleの主張しています。
この裁判の結果がどうなるかは分かりませんが、モバイルアプリ市場では今後もこのような裁判が起こる可能性があり、それはテック分野において大きな影響になる可能性があるでしょう。
今週の気になるニュースまとめ
最後に今週のテックニュースの一覧です。
ピックアップされたものも含めてこれだけのニュースがありました。
5/3
- Clubhouse、Androidのベータ版テストを開始
5/4
- Twitter、フォロワー600人以上のユーザーを対象に「Spaces」をリリース
- Twitter、スペースに入場料機能を追加
- Twitter、スペースにスケジューリング機能を追加
- AppleとEpicの裁判が開始
- 副業・兼業812万人(前年比100万人余増)の見通し
5/5
- Twitter、Scrollを買収。
- Twitter、サブスクリプション型のニュース配信に参入
- Walmart、クラウドゲーム領域に入り込もうとしていることが判明
- Microsoft Teams、Minecraftと提携
- Roblox、4月のMAUが02億人となり、過去最高に
- Facebook Workplace、有料会員数が700万人に(前年比40%増)
- Instagram、ストーリーのキャプションを自動生成する機能をリリース
- Clubhouse、50作の音声番組に製作費を支払う事が決定
5/6
- Twitter、縦型写真に対応開始
- Snapchat、ブランドやインフルエンサーとパートナーシップを組みオリジナル番組の配信開始を発表
- Youtube、インターネットテレビ広告からの買い物をスムーズにする機能「ブランドエクステンション」を追加
- Youtube、記者向けのジャーナリズムプログラムを2つ作ると発表
- パッケージデザインAI、カルビーのポテチ売り上げを3倍にした
- 任天堂、通期決算発表。営業純利益が6406億円となり過去最高に
5/7
- Twitter、クリエイター課金機能の「Tip Jar」のテスト開始
- Billboard、Twitterと提携してもっともツイートされた曲のランキングを出す
5/8
- iOS 14アップデート、アメリカでのトラッキング許可は4%、グローバルだと12%
5/9
- Adidas、アウトドア商品のレンタルプログラムを開始予定と発表
以上、週間マーケティングニュースでした!
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