【2021年8月】マーケティング注目トピックまとめ
みなさんこんにちは、すみです。
8月が終わり、9月に突入しました。
最近は暑さ弱まり、雨が降って少し肌寒くなってきましたね。
今回は8月の気になるマーケティングトピックについて振り返ろうと思います。
娯楽に留まらないゲームの可能性
最近私が注目しているトピックの一つがゲームです。
数年前まで、ゲームは娯楽のイメージが強かったかと思いますが、最近ではただの娯楽の枠に収まらなくなってきています。
ただの娯楽ではなく、他の業界とコラボしていっているようなイメージです。
8月にも、こういったゲーム関連の興味深いニュースがいくつかありました。
■ ルイヴィトン、NFTを利用したゲームを公開
■ ルイヴィトン、200周年記念のゲームを開発中
■ ゲーム業界、娯楽にとどまらず、他の業界にも入り込んでいる
■ Roblox、初めて13歳以上のユーザーが50%を超える
■ Netflix、ゲームをローンチ
■ アリアナグランデ、Fortniteでライブする
■ NFTゲームが流行している
ルイヴィトンやNetflixなど、これまでゲームと関わりのなかった企業がゲームの開発を進めていたり、アメリカの歌手アリアナ・グランデがゲーム「Fortnite」の中でバーチャルコンサートを開催したり、NFTのゲームが流行していたりと8月のニュースだけでも、ゲームがただの娯楽ではなくなってきていることがわかります。
その影響なのか、ゲーム「Roblox」の13歳以上のユーザーが50%を超えたというニュースもあります。
ただの子どものおもちゃではなくなってきていることが、こういった結果に繋がったのかもしれません。
また、今話題のNFTやメタバースなど最新のデジタル関連のトピックもゲームとかなり関係が深いと言われています。
NFTはゲームで活用されると言われていたり、メタバースの話題になると必ずゲームの仮想空間でのコミュニケーションが例にあがります。
今後のデジタルの発展において、ゲームは無視できない業界になっていくと思います。
似てきているSNSの機能
使っていて感じている方も多いかと思いますが、最近は各SNSの機能に差がなくなってきています。
こちらはストーリー、ショートビデオ、ライブ配信、ショッピング機能、ライブオーディオの5つの機能について、機能の有無やテスト中などの状況をまとめたものです。
出典:https://twitter.com/Suke7251/status/1425711948159614980?s=20
8つのSNSを比較した表ですが、こちらからわかる通り、ほとんどの機能が被っている状況です。
今年に入ってからですと、clubhouseから始まった音声SNS機能が分かりやすいと思います。
clubhouseが流行してから、Twitterをはじめとした他のSNSが音声SNS機能をすぐに開発を始め、実装までスピーディーに進めています。
とはいえ、新機能の実装ばかりがスピーディーに進められているわけではありません。
機能のサービス終了もかなり早いスピードで進められており、最近ですと、Instagramから始まったストーリーの類似機能であるTwitterのフリートが1年足らずでサービスを終了しました。
このように、ほとんどのSNSで機能面での違いがなくなってきているという状況になってくると、ユーザーからすれば「どのSNSを使っていても一緒」というような印象になってくるかと思います。
それを恐れてなのか、最近は各SNSでクリエイターやスポーツチームなどと契約して独占コンテンツの配信をすることで、ユーザーの囲い込みが始まっているように感じます。
最近では、SNSでのマネタイズ機能が増えており、クリエイターへの資金提供がSNS各社で増えてきていますが、こういった背景があるからかもしれません。
ユーザーの声が権力を持ち始めている件
8月のニュースを見ていて気になったのは、ユーザーが企業の意思決定に大きな影響を与える事例が増えてきているという件です。
■ Twitter、UI アップデートへの苦情が殺到し再調整を決定
■ OnlyFans、アダルトコンテンツの禁止を発表するも、ユーザーからの批判が殺到し、撤回
Twitter、Only Fans共に、1週間で発表を撤回しています。
特にOnly Fansの場合は、上場準備を理由にアダルトコンテンツの禁止を発表していました。
その背景についてOnlyFansの代表は「銀行からの圧力があり、自分たちには選択肢がなかった」と話しています。
少し前までは、銀行のような権力のあるポジションの人が声を上げればその決定に従うのが普通といった状況でしたが、最近ではこのようにユーザーの声が大きな力を持つようになってきています。
OnlyFansのこのニュースについてインフルエンサーのマナブさんは「急激な仮想通貨の発展で銀行のパワーが落ちている」と話しています。
このようなパワーバランスの変化について、デジタルが普及しユーザーの声が届きやすくなったこと、そしてこれまで権力を持っていた企業や人のボロが出やすくなったことなどが一因なのではないかと考えています。
それに加えて、コロナの影響もあり、政府や大企業など今まで人々を引っ張ってきた人たちに対しての信頼度が下がってきているという印象もあります。
感覚的ではありますが、このパワーバランスの変化は今後さらに進んでいくのではないかと考えています。
以上、8月のマーケティング注目トピックまとめでした!
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