見出し画像

大企業のマーケティングと中小企業のマーケティングは違う!

みなさんこんにちは、すみです。

先日、Twitterでこんなツイートを見ました。

本当に、この方のおっしゃる通り、小さい会社と大きい会社のマーケティングは似て非なるものです。
そしてもっというと、小さい会社と大きい会社とビジネス系インフルエンサーのマーケティングは違います

私は毎日この違いに悩まされています。
中小企業のマーケターとして働いているので、大企業のマーケターやフリーのマーケターとマーケティングの当たり前がかみ合わず、苦労することがよくあります。でも、意外と知っている人がいない。

なので今回は、私が日々感じていいる大きい会社と小さい会社のマーケティングの違いについてお話したいと思います。

①大企業のマーケティング:戦略の大枠を設計

大企業のマーケティングは戦略を設計することがメインです。

例えば、CM、新聞広告、交通広告、Webサイトの運営、デジタル広告など、複数の広告宣伝をどのようにして上手に連動させるのかといった部分を大きい枠で決定します。

例えば、12月にCMを打つなら、そのタイミングでWebサイトの流入が増えることを想定して、検索エンジンで上位表示させる必要があります。
なので、リスティングやバナー広告も検討したり、事前にSEOで上位表示されるように準備しておく必要があります。

こういった大枠のマーケティング戦略を考えるのが大企業のマーケティングで、実作業はほとんど外注の他企業に任せることが多い印象です。

大枠の戦略を設計するので、常に時代の変化を察知してマーケティングの最新情報やトレンドを組み込んだ設計をする必要があるので、海外や日本のマーケティングトレンドは押さえておく必要がある業務だと思います。

ですが一方で、実作業は外注任せなので作業部分を知らないことが多いです。
実作業部分を知らないと、せっかくのマーケティング戦略も絵に描いた餅。実行できるの可能性が薄れてしまします。

たとえば、データの読み解き方や作業の内容やスケジュールについて理解のないまま仕事をしている人もいます。
そうなると、作業スケジュールや予算が破綻するのでマーケティング戦略の実行もできなくなる可能性があります。
そして、データについての理解が浅いとクライアントへのプレゼンも説得力に欠けるものになってしまうので、信頼を失う可能性もあります。

大企業マーケターのいいところと悪いところ
Good:
海外、国内の最新マーケティングトレンドを知っている
Bad:実作業の工程を知らないから作業スケジュールや予算、データの説明などの説得力が薄い

②中小企業のマーケティング:大企業の設計したマーケティングを実行

中小企業のマーケティングは実行部分がメインです。
私は本業でこの部分をやっています。

例えば、サイトの解析、解析結果を受けた改善提案、大企業の戦略を聞いてより最適化するためにさらに提案することなどが業務になります。

実作業をしているので、データの読み解きも説得力を持ってできますし、例えばLPOをやるとなったら「Googleアナリティクスだけでなくヒートマップも入れたらより具体的にデータ解析ができますよ」とツールの提案をすることもできます。

一方で、すでにある実作業に徹しすぎて最新のマーケティングを実行してほしいと発注されても「やったことがないから受注できない」という人や会社がいたり、大企業の先にいるクライアントについてわかっていないと、どんな提案を求められているのか分からないので、芯を食った提案ができない人もいます。

中小企業マーケターのいいところと悪いところ
Good:
データや作業について的確に話すことができる
Bad:最新マーケティングに対応できない可能性、芯を食った提案ができない場合がある

③インフルエンサーのマーケティング:全部

さて最後はインフルエンサーのマーケティングについてですが、簡単に申し上げますと、大企業と中小企業のマーケティングのハイブリットです。

自分で最新のマーケティングトレンドを察知し、自分のメディアに実装し、解析して効果測定をして、改善して…全部ひとりで行います。

個人で全部の作業を行うので大変ではありますが、スピーディーかつ、ブレのない改善ができます。

一見、インフルエンサー最強やないかいと思うかもしれませんが、こういうタイプのマーケターはコンサルや企業向け案件にはあまり向いてないという印象です。

会社内の大人の事情や、個人のリテラシーなどお構いなしで自分のペースでプレゼンする人が多いので、ひとりでやるのであれば最強かもしれませんが、チームでやるには向いてないなという感じです。

インフルエンサーマーケターのいいところと悪いところ
Good:
最新のマーケティングやデータや作業について分かったうえでサクサクマーケティングを実行できる
Bad:会社規模の仕事をチームでやるには向いてない

私が思う理想のマーケティング

結局、どのタイプのマーケターもメリットやデメリットがあります。

なので私は、中小企業のマーケターと個人発信のメディアを2つ掛け持ちでやることで、互いのマーケティングの癖を補うようにすることにしました。

最新マーケティングトレンドは、個人のメディアで得て実行し、企業マーケターの仕事に生かします。

また、企業でのプレゼン経験を生かして引いた目で見て、様々なリテラシーの人々がいて、その人たちにどうしたらわかってもらえる発信になるのか考えるようにしています。

ポイントは、自分の世界から見える普通が、他の世界でも当たり前と思わないこと。

これは誰でも知っているはずなんだけど、意外とわかってない。
腹落ちしてわかっている人が本当に少ないんですね。

常に自分の考えや視点を疑って、様々な角度から考え、かみ砕いて理解しきることが重要だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?