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『心のHPが0になりそうな自分を楽にする本 メンタル・クエスト』を読んで

たぶん、noteのどこかで見て、気になったから買ったと思う。

「心のHPが0になりそうな自分をラクにする本
 メンタル・クエスト」
 鈴木裕介さん(内科医・心療内科医・産業医)

最近は本を読む速度が増していて、1時間ぐらいで読んでしまった。

決して、自分がHP0になっているわけではなくて、0になっている人の力になれたらいいなって思っていて、買ってみた。

でもなんだか
「おわりに」を読んでいて泣いてしまった。

以下、ヒットしたところ。


「すべての『べき』は目玉焼きに何をかけるべきかと同じ次元のものである」

持つべきイメージは「100%の依存先が一人」ではなく、「60%の依存先が3人」です。

ちょっと前に大きな喪失感があり、その逃げ込み先がドラクエ11でした。
その80時間は余計なことを考えずに済み、結果としてショック期からはやく立ち直れたと思います。

不登校の子どもたちはゲーム大好き。
いろいろ理由はあるけど、そういう面もあるのだと思った。
でも、もちろんゲームをしているからといって、余計なことを考える時間をなくしているんだという断片的な見方を得たのではないけれど。

先日80代のおばあちゃんがあつ森にはまっているというニュースをみたけど。
ゲームは、今やただの子どものおもちゃではなくなっている。


「死んでほしくない」という思いはこちら側のただの執着であって、それが愛と呼ぶべきものかどうかを決めるのはいつでも相手側だ。ここに、正義感や使命感のような感情を持ち込むと、よくわからなくなってしまう。それは多分、本当に相手を見ていないことになると思う。

私は臨床心理士になりたいと思っていた。
大学では心理コースを専攻し、最近では公認心理士の資格を取ろうとして、講習を受けていたりした。
どちらもかなわなったけど、どうも心理的なサポートということをやりたいらしい。
だからこうい本にも出会ったわけだけど。

鈴木さんは最後に、自身の活動について「ポップな仇討ち」と称しておられた。
私は、それがとてもいいなと思った。

死に向き合う人のそばにいて、ポップであること。
それはベクトルを同じ方法に向けないこと。


私もいつもポップでありたいと思った。

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