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10年ぶりのドイツ旅1

チケット高騰、バタバタ準備、ドイツ6月雨多い?

コロナも落ち着いて、ヨーロッパへ3年半ぶりに行こう!という事になり、選んだのはドイツ。
選んだというより、消去法で、フライトチケが若干他の都市より安かったから。懐に痛い話で、コロナ前より、4割ほどチケット代は上がっており、今回抑えたアブダビ経由ミュンヘン行きチケも乗り継ぎ便なのに、15万近くになった。。_:(´ཀ`」 ∠):
最後に行った2019年秋のローマ-東京間(中国経由)は10万くらいだったので5割増し(確か今のローマ行きは、乗り継ぎ便でも20万近くになっていた)
燃料高騰やロシアの侵略戦争関連、はたまたコロナ明けの旅行ブームが合間って、チケ代高騰中なのだと思う。早く収まってほしいと切に願う_(:3 」∠)_
チケット抑えた後は、しばらく忙しくて、旅の日程に全く手をつけないままいたが、流石にやばいとなり、バタバタと出発3日前に、訪れる都市と泊まるホテル(全てリファンダブルでキャンセル無料)を決めて出発。この時役に立ったのは2009年の地球の歩き方ドイツだった。もう14年も前のガイドブックだけど、街の説明は今と変わらないだろう、とパラパラめくりながら決めた。
出発数日前に、6月頭の南ドイツは雨が多いと知り、MUJIに急いで防水シューズを買いに行くも、出発前日にミュンヘンの天気をチェックしたら、晴ればかりだったので、いつもの軽いスニーカーで行く事にした(MUJIの靴、今後使う機会ある事祈る!)

ミュンヘンまでの長い道のり 


今回の行きのフライトは、
成田5pm発ーアブダビ11pm着(フライト時間は11時間ちょっと)
そのあと2時間半アブダビで経由便待ち
で、アブダビ深夜2am発ーミュンヘン7am着(7時間)
というかなりハードなフライト日程。
結論から言うと、本当疲れた。今までも、ヨーロッパへは安い経由便ばかり使っていたのに、こんなヘロヘロになったのは久しぶりだった。この4年、全く海外に出ていなかったので、体が適応の仕方忘れちゃったのかも?
特にしんどかったのは、経由地のアブダビで乗り継ぎ便を待っていた時とミュンヘン到着後に空港で時間潰ししていた時だ。
アブダビには成田を発って、12時間後(日本の午前5時)に着いたのだが、ろくに眠れなかったので既にかなりグロッキー。その上、乗り継ぎなのに、また身体荷物検査があって、眠い目を擦りながら頑張ってペットボトルの水を飲んだ。←結局、100ml以上の水もOKだった。。看板にはダメって書いてたのに( ´Д`)y━・~~
アブダビ空港は、深夜早朝便が多いため、人でごった返しており、人の少ないベンチで休むなんてことは不可能だった。どこもぎゅうぎゅう。

人でごった返す深夜のアブダビ空港。


出発の1時間ほど前、搭乗口近くのベンチに座っている時、何度も睡魔が襲ってきて、多分数分はしっかり眠りに落ちていた。前に、フィリピンのマニラに深夜便で着いて、乗り継ぎ便待ちの際に寝落ちしてしまい、乗るはずだった便を逃したことがあった。その状況と酷似していたので、寝ちゃダメだ寝ちゃダメだ!と自分を鼓舞しながら、乗り切った。普段、ああいうザワザワした所では眠れないタイプなのに、よっぽど疲れていたに違いない。

ミュンヘン到着


そして乗り継ぎ便に無事に乗り、7時間後にミュンヘンに着いた。時間はドイツの6:50am。そう、早朝着。そのまま予約していた市内のホテルに向かっても、流石にチェックインはできないと踏んで、空港にあるカフェで一休み(?)する事にした。ちなみにイミグレーションは、列もほぼ無く、そんなに待たずにさっと通れた。パスポート渡すと、あと帰りのチケットを見せてと言われただけ。
イミグレーションを出ると、まずは空港内にあるスーパーで、チョコが安い!おにぎりがあるー!とキャッキャ物色を楽しんだ。

ドイツ大手スーパーで見かけたおにぎり
スーパーのチョコレートセクションは広い

早朝なので、スーパーとパン屋さん以外のお店はまだ閉まっており、人通りも少なかった。その後、パン屋さんでカフェマキアートを飲んだ。あっという間に8時になっていた。人通りも増えてきて、パン屋さんに並ぶ列もできていた。皆ちゃんと一列に並んでいて、おードイツだ、と感じた。

空港内のパン屋さん

この時は、ドイツにやっと着いた喜び?で、アドレナリンが出て、グロッキーなのに変にハイになっていたと思う。ただ、目を瞑ると、そのまま眠りそうなくらい疲れも感じていた。
市内までは電車移動になることは考えていたが、片道切符を買うか、1日パスを買うか、はたまた4日間市内交通乗り放題券を買うか決めかねていたので、合計費用をそれぞれ計算して比べることにした。1番お得な組み合わせは、今日は一日パスを購入。明日、mゾーン3日間乗り放題券を購入する事で決着がついた。9時になり、ラッシュアワーも過ぎた頃にようやく移動する事にした。
空港を出て、外の風に初めてあたると、冷やっとはしたが、予想していたほどの寒さではなかった。13℃くらい。出発前はニットカーデを一着持っていくか悩んだが、この程度なら風がなければ、ロンTと薄手のパーカーにGORE-TEXのジャケットで問題なし。
電車乗り場に向かう途中、インフォメーションカウンターがあったので、一日乗り放題券をそこで購入した。カウンターのおばちゃんは流暢な英語を話すのだか、2倍速くらいで話すので、チケット内容の説明は聞き取りづらかった。一日パスならたった1.80の差で〜〜なのよー!とか言ってた。この後、市内のツーリストインフォメーションのおばちゃんからも、とある説明を聞く事になるのだが、この方もめちゃ早口だった。こっちは速さは求めてないのに_(:3 」∠)_

ゲットした一日パス券(翌朝6時まで2人分有効)


何だかんだで、朝10時前に市内行きの電車に乗り込んだ。電車の窓から外を見ると、曇天で、重い雲が広がっていた。市内まで40分かかるので、ちょうど成田と似てるなと思いながら、窓越しに見える草原と京成線から見える田園風景を重ねていた。ドイツは黄緑の新緑が爽やかで、樹々の丈が高いと感じた。日本の緑はもっと深い色。

空港からミュンヘン市内へ向かう途中の景色


この路線はガラガラだったのだが、しばらくすると切符チェックのスタッフが5人くらいやってきて、乗客の切符を確認していた。パリのバス切符チェックは何度か見たことあるが、いつも2人組。5人もいると、何だか物々しい雰囲気が出ていた。逃げようとする人がいて、取っ捕まえる役が要るのかも?
私のそばで立っていた女性が、携帯で切符(多分月パス)を見せようとするも、その画面が出て来ないらしく、揉めていた。切符を払った時の領収書ならあると言っていたが、駅員がそれじゃダメと言って、押し問答になっていた。やりとりは英語だったので、その女性はドイツ人ではないようだった。最後まで出て来なかったようで、見つかったら2週間以内に中央駅に見せに行け、と言われていた。(多分IDか何かをスキャンされていたので、応対しないとペナルティがあると思われる)
私も、49ユーロ乗り放題パスを購入するつもりでいるので、アプリで購入ならすぐ出せるようにしないと!と学んだ。
マリエンプラッツという街の中心駅で電車を乗り換える。この駅にあるエスカレーターが、東京メトロの永田町駅内にある長いエスカレーターに似ているのだが、角度が永田町のものより急で、上から見下ろすと落ちそうな感覚になり、かなり怖い。地元の人は慣れているようで、歩いて降りる人や、進行方向に背を向けて友人と話す人もいた。こっちは眠くて疲れているので、足を踏み外したりしないよう妙に緊張した。


Marienplatz駅の急なエレベーター

Sバーンという路線に乗り換えて、10分ちょっとでホテルの最寄駅に着いた。そこから、またGoogleマップを見ながら、ホテルへ10分くらい歩く。住宅街通りへ入った時、10年前もこういうアパートをドイツで見たなぁと思い出した。何と言うか、外観に何のこだわりもないアパート群。殺風景というか、ちょっとださいというか笑 

ドイツの典型的な殺風景アパート


そんなアパート群の中に予約した小さなホテルがあった。時刻は11時。ちょうどチェックアウトの時刻で、荷物を持った客が出てきていた。フロントの女性にパスポート渡して、予約がある旨を伝えると、本来のチェックイン時間じゃないけど、入れるよと鍵をくれた。神対応!!・:*+.\(( °ω° ))/.:+
東南アジアや中東でも、アーリーチェックインさせてくれる宿は結構あった。でも、ここはドイツ。ルールに厳しいドイツなら、多分入れてくれないかな、とまたカフェで時間を潰す覚悟ををしていた。疲労困憊だったので、このアーリーチェックインが本当にありがたかったと同時に、空港で2時間近くも時間潰さずにホテルに直行していたら、という考えもよぎる笑
多分入れたとは思うけど、多くを望んで悔しがるより、今入れることを感謝することにしたm(_ _)m 
部屋の中はセントラルヒーティングがあるのか、とても暖かく、tシャツ一枚になってベッドに寝転んだ。(外はまだ13℃くらい)

アーリチェックインできてすぐ寝に入る

本当はシャワーを浴びたい気もあったが、眠気には勝てず、そのまま2時間ほどどっぷり深く寝た。
午後1時過ぎに目が覚めて、まだまだ寝足りない気持ちを押し殺して、体を起こした。疲れが完全に抜けたわけではないが、外に出る元気は戻ってきていた。それに、そのままベッドで横になっていると、多分夜まで寝続けて、そのまま昼夜逆転生活になるのもきつい。ここはやっぱり今頑張って起きて活動する方が得策と踏んだ。空港で買った一日パスがあるので、使わないと勿体ないし。

マリエンプラッツへ


2時間前に脱ぎ飛ばした服をまたtシャツの上に着て、中心部のMarienplatzへ。快晴ではないけれど、午前中より気温は上がってきており、上着はいらないくらいになっていた。ホテルのある駅Harrasから乗り換えなしで5駅ほど。20分ほどで着いた。
駅の出口から地上に出ると、ゴシック調の市庁舎が目の前で出迎えてくれた。

ウクライナの国旗が掲げられた市庁舎

10年前の夏、このプラッザを通って見た市庁舎と目の前の市庁舎を重ねてみる。あーこんな大きかったんだっけ。そうそう、ゴシック調の装飾が細かく施されていて、カラクリ人形の仕掛けがあるんだったね〜( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
懐かしいようで、でもまた改めて見ながら、新鮮な気持ちにもなった。暫く市庁舎をへーとかほーと言いながら、一通り眺めた後、市庁舎真下にあるツーリストインフォメーションへ。先ほども挙げた49ユーロ乗り放題ドイツチケットなるものが、どこで買えるかの確認とバイエルンチケットの購入場所の確認だ。
既にネタばらししたが、対応してくれたおばちゃんが、これまためっちゃ早口で、軽やかに2倍速で話す事より、こちらに分かりやすく説明してほしいと思った。まぁ向こうは毎回似たような質問されて、何度も同じ内容を話しているのだろうから、早口になりがちなのだろう。

新参者のドイツチケット、deutschland ticket


質問の結果は、ドイツチケットは中央駅のカウンターで購入できる、バイエルンチケットは地下にあるマシーンで購入可能、だった。バイエルンチケットは、ネットでもよく取り上げられているので問題はない。くせ者は新参者のドイツチケットだ。新しいチケットで、販売も今月開始のため、DBのサイトは旅しよう!ドイツを!みたいな売り文句ばかりで肝心の買い方の詳細が英語で載っていない。しかも、ドイツの住所が求められるとか、ドイツの銀行口座と紐付け必要とか、外国人観光客が買えない仕組みくさいのだ。しかし、ドイツ国内をひと月動きまくって、たった49ユーロで済むのなら必ず手に入れておきたいのは当然だ。
日本出発前にDB以外のドイツ交通アプで、どうも購入可っぽい所まで突き止めていたが、やはり、駅カウンターで購入した方が問題が起きにくいだろうと思い、アプリでの購入は先延ばしにしていた。ちなみに、ドイツ人の友人もDBでは購入しておらず、他のアプリで購入しているとのこと(´-`).。oO DBのサイトはアクセス殺到でサイトがパンクしたそう。*deutschland ticketについては番外編で改めて書き残す予定です。
私の中で、ドイツはシステムを作るのが上手く、運用も長けているという偏見?があったのだが、何だか実際そうでもなさそうだ。
Marienplatzから中央駅までは1キロ程度だが、疲れが残る中、向かう気にはなれず、近くのレストランで軽く食べたら、今日はもうホテルに引き返す事に決める。SIMカードを購入する必要もあったのだが、これも翌日に後回し。疲れている時にあれこれ詰め込むと、ミスが起きやすいし、何より今後の体調に響くリスクがある。
テラス席が賑わっているお店で、名物ソーセージとビールをいただく事に。ソーセージは小ぶりだけども、プリっとジューシーで、そこまで食欲なかったのだが、ペロっと食べてしまった。付け合わせのサワークラウトもソーセージと合うし、テーブルに予め置かれていたパックのカラシやマスタードと合わせて味変も楽しめた。このソーセージ用マスタードは、甘みがあり、相方には不評だったが、私はむしろ美味しいと思った。ビールはドイツではマストドリンクなので、特別好きでもないけどこれから毎回頼むのだろう。

王道メニュー ビール4、3ユーロの計15ユーロ


ふと、ビールのコースターを見ると見覚えのある絵柄が描かれている事に気づく。10年前ドイツを旅した時、入るお店で毎回紙コースターを一枚もらい、コレクトしていたのだが、ここのコースターもそのうちの一枚だったようだ。

見覚えのあった可愛いコースター


その後ホテルへ戻り、真横にあるEDEKAというスーパーでフルーツ、ヨーグルト、ミルクなどを購入。ホテルでの朝食はエキストラで1人13ユーロかかるので、スーパーで買い出しした方が断然安く済む。部屋には冷蔵庫が付いているので4日間分、保存がきくし。

初買い出し 合計17、2ユーロ 苺が美味しかった。

午後8時でも日が高く、部屋の窓からは西陽が差し込んでいたが、構わず浴槽にお湯を張り1日半の汚れを落とした後、さっさと寝た。本当は翌日の予定を少し考えたかったけれど、9時になる前にもう目が重くて重くて、睡魔に抵抗できず、消灯(でも外の西陽で部屋は明るかった)

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