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おざなりほめの危険性って

「上手!」
「すごい凄い!」
「よくできたね!」
「さすが!」

そんな
褒め言葉を子どもたちにたくさん浴びせる。

褒めて伸びるタイプ!
褒めて伸ばそう!

その"ほめかた"は
ちょっと待ったー。

子どもたちは
褒めてもらいたい。
だから、
たくさん褒めてあげるのが1番良いように感じます。
自己肯定感にも繋がり、子どもの自信につなげられているようにも感じます。

でも……

絵が上手く描けた……
「上手!」「すごい凄い」
と、褒めても…
実は子どもにはなにも伝わらない。
かえって、
その褒め言葉が逆に不安を与えてしまう

何かする

「上手」の言葉があるのが当たり前

なにも言われないと、

「違うの?」

の不安と

もっとなの?違うの? 

のプレッシャーになります。

認めてあげることは大切!

でも、
褒め方が、
中身のない、言葉だけの、表面的だけだと

褒められることが当たり前となり、
褒められるためだけに頑張り
人からの評価ばかりを気にすることとなる。

そして
せっかく興味を持って楽しんでやっていることなのに、親からの反応ばかりを伺って行動するようになってしまう

また、
1度よくできたことは、
次もよくできなければ…と感じてしまい、
もし、失敗したら…とプレッシャーに感じてしまうことで、チャレンジすることをやめてしまう。

おざなり 

そんな 表面的な言葉が子どもをだめにする

🌱

小学校受験の絵画工作講座にて
1つのテーマに沿って 絵を描かせます。

たとえば
前回 絵本をひとつ読みました。
そこから感じること。
吸い上げをしていくと、様々な反応があります

自分の言葉で
先生にたくさん感じたことを 伝える

みんな感じることは同じだったり
違ったり……
表現力も違うし、印象に残ったところも違う。

でも、
「では、1番印象に残ったことを絵にしてみましょう……」

ほとんど、隣同士は同じ絵になる

先生が
「上手!」と声をかけながら見回っていくと
隣の子が褒められてる。
同じようにやろう……

そうですよね。
それが当たり前!

だから、
私はあまり声をかけない

心の中の声が ふと
「上手ー」と漏れてしまったら
どこが上手なのか、
どこが凄いと感じたのかを必ず声に出して言うようにします。

おざなりではない言葉。

絵の完成度ではない…

プロセス

色づかいだったり
丁寧さだったり
表現力だったり

そこが
子どもたちが欲しい言葉

🌱

褒めるときのポイント

完成度や成果ではなく
プロセス(努力・取り組み方・やり方)を褒める
なにがいいのか
具体的にきちんと褒める

小学生になり
学習期間となると点数がつくテストがあります。
その時、
100点をとったことを褒めてあげましょう。

「凄いね。頭いいね。立派だね!」

結果に対する言葉ではなく

「たくさん頑張ったから100点だね。」
「毎日コツコツ頑張った証だね。」

その言葉が
もし、100点が取れなくても
「今度は違うやり方で頑張ってみよう」
と、あきらめるのではなく 柔軟に物事を考える力となります。

親に褒めてもらいたい…子どもの真理

子どもをよく見ているからこそ
その努力ややり方をきちんと褒めてあげられる

心からの
褒め言葉を……

アメとムチ……
上手な叱り方……

子育ては
親ひとつで 子どもは変わる。

褒め言葉をひとつで
子どもの自主性を奪ったり 与えたり。

愛情なく子育てをする親はいない…はず。
だからこそ、
親が愛情の表現の仕方を間違わないように…


今日
声かけしたことが 積み重なり
子どもは育つ。

親が
子どもに向き合い、気持ちに寄り添い、
道しるべとなりますように。

日々学び!サポート頂けると"励み"でより一層のやる気で頑張ります!よろしくお願いします!