自己肯定感がない人が、それでも成功体験を積んで人生を変える方法
・「成功」のハードルが高い
・人の悪いとこばかりを見る
・反省できない
・物事を深く考えない
・他人のせいにしがち
・すぐにカッとなる
人の中のゴミみたいな部分を抽出してしまいましたね笑
どれかに思い当たった方は「自己肯定感が少ない方」ではないでしょうか。
もうすでにカッと来て「こんな性格になってしまったのもあのときアイツが」みたいに思ってしまっている方もいるかも知れませんが、そんなあなたが自己肯定感を取り戻す方法を紹介します。
自己肯定感を得る方法=成功体験を積む、しかない
自己肯定感を得る方法は、もう成功体験を積む他ありません。
何かしらやり遂げたわけでもないのに他の人から「よっ!〇〇、世界一!」とか言われたってとくに世界一とは思えないでしょう。
自己肯定感=自分を肯定できる感情は、自分で自分自身を認めてことあげるしか獲得できず、それには実際に成功体験を積むことが近道。
成功体験とは、その名の通り「なにかしらに成功した体験」です。
成功体験のメリット
成功体験のメリットはもちろん最終的に自己肯定感につながることですが、他にも以下のようなメリットがあります。
・情緒が安定する
・他の人からちやほやされる
・次の成功につながる
・情緒が安定する
まず成功体験を積むことで情緒が安定します。
「なんだ私、思ったよりできんじゃん」と思えて余裕が生まれるからですね。
私は昔「障がいを持った子どもでも自力で行動できる」コンセプトの電動車いすを開発し、福祉施設で使って頂いていたことがあります。
その施設を利用している方々は、簡単にいうと障がい故に身動きどころか意思表示も満足にできず、情緒がかなり不安定な状態でした。
そこで自力での移動です。
私が開発した電動車いすで自分の意志で移動することを覚えたとある利用者さんは、移動により自分の意思を表すことを覚えました。
「自分の選択が外界に影響を与える」と知った彼の成長は早かったです。
猛スピードで(といっても速度制限はしてあるので危険なほどではありませんが)壁に突進してみる、施設の敷地内を縦横無尽に駆け回りまったく帰ろうとしない、嫌いな職員の方から全力で逃げるetc,,,
逃げられた職員の方は、それまで嫌われていたことすら気が付かなかったので少しショックそうでしたが、もともとはそれほどに意思表示できなかったということの裏返しでもあります。
聞いたところによると、その利用者さんの情緒は車椅子を使っていないときでも随分と安定したそうです。
あなたも成功体験により、今よりちょっと余裕のあるあなたになれるかもしれませんね。
・他の人から認めてもらえる
成功体験があると、周りからちやほやされやすい傾向があります。
もちろん可能性の話ではありますが、とくに認められやすいのは「その成功体験を得た経緯や理由、そこから得たもの」を共有した場合。
応援はしてもらえるし、同じ悩みを持っている人からは「励まされました」「参考になりました」などの連絡をもらうこともあります。
あなたの成功体験により他の誰かが救われ、そしてあなたに帰ってくるのです。
・次の成功につながる
成功体験があると、次の成功に繋がりやすくなります。
もう脳のメカニズムとしか言いようがないのですが、脳は成功体験を獲得したときにその行動を強化し、成功しやすい行動を自然と行うようにできているからです。
もう少し細かくいうと脳が成功を獲得したときにドーパミンという物質が放出され、脳が再びドーパミンという報酬を求めて過去の成功パターンを踏みやすくなる、という理屈。誤解を恐れずいうなら中毒症状的な強さがあるのです。
実際社会を見渡しても、甲子園常連校は毎年毎年強いですよね。
オリンピック選手は他の競技でも名を残すケースも多いですし、実業家に何をやらせてもうまくいく人が多いのも同じ理屈。
勝ちを知っているから、負けしか知らない人とは気合が違うのです。
ということで、成功そのものに価値があります。自己肯定感を上げるためにはとりあえずなんらかの形で何でもいいので成功することが重要なのですね。
成功体験を得る方法
成功体験を得る具体的な方法を3つ、紹介します。
・自分との小さな約束をする
・頭の中でライバルを決める
・先に誰かを褒める
・自分との小さな約束をする
自分と約束をしましょう。もう些細な些細な、すごぉーい小さな約束。
たとえばベッドで寝ていてのどが渇いたというシチュエーション。
「私はあと5秒で冷蔵庫まで水を取りに行く」と、決めます。
そして、5秒以内に実際冷蔵庫まで這ってでも取りに行きます。
見事水を飲むことができれば大成功!!Congratulation!!
ここで重要なことは「ちょっとやりすぎるくらいじゃない??」って自分でちょっと引くくらいテンテョンブチ上げで喜び倒すこと。
脳は簡単に騙せます、大丈夫マジで気持ちが上がってきますから笑
・頭の中でライバルを決める
頭の中にライバルを作って、勝ちましょう。
ライバルと言ってもサトシのシゲル(古)みたいなライバルではありません。
自分の周りでその行動ができなさそうな人を相手に、頭の中だけで偉そうに説教するのです。
「ええか?俺が今日5秒で水を取りに行き上がれたのはな、5秒って決めてカウントしたからや。お前ならもうちょいダラダラしたやろ?これからは数字を数えるんやで~~↑」このレベルでOK。
直接言ったら超絶ウザがられるので絶対にやってはいけませんが、とはいえ実は人に教える行為もわりとドーパミン溢れる行為。
しかもこの行為は「成功体験を得た理由を言語化」する行為でもあるので、より行動が強化されます。
どんどん頭の中で他人に教えていきましょう。
・先に誰かを褒める
現実社会では誰かを先に褒めていくことも超重要。
返納性の原理が働いて、褒められた誰かもあなたを褒め返してくれるからです。
「そんな理由で人を褒めるなんて、ナンセンスだ!!」という古いジャパニーズな人もいるかも知れませんが、別に嘘をつけ、とは言っていません。
どこかしら褒めるべきところを見つけたら遠慮なく躊躇なくその場で唐突にでもいいから褒めましょうってことです。
みんなを褒めまくっていたら、絶対どこかで返ってきます。
自分で自分を甘やかすのも大事ですが、結局自己評価は他人からの評価に大きく影響を受けます。
他人からの褒め言葉を戦略的に受けていきましょう。
ちなみに他人を褒め続けていると、自分のいいところもわりと以前より見つけやすくなります。そういう副作用もあると思っていただけると、より褒めあっていけるのではないでしょうか。
成功体験=自己肯定感ではない
重要なことは、成功体験を自己肯定感と直結させないこと。
「成功体験はあるんです、けどなぜか自分を好きになれなくて」というかたのため、最後に少し考え方のヒントを言いましょう。
成功体験=自己肯定感とするためには、評価基準を増やすことが大切です。
なにをもって「成功」とするかは人それぞれだから。
私は学生のときボーカルをしていまして、とあるライブ後にいろんなひとから「めちゃくちゃ良かったよ~、まじで感動した!!!」「あそこまでなかなか出せないよ!!」と言われまくったことがあったのですが、あとから映像を見返すとぜんっっぜん下手くそなんですね。感情が乗りすぎて音程もリズムもボロボロで。
もう恥ずかしいくらいの出来栄えに「なんだあいつらは、ひやかしか!?あん!?」くらいにしか思えませんでした。
その後しばらく経っていろいろなアーティストを知ったあと、ふと例のライブを思い返したとき「そうか、感情をまっすぐ伝えるあの感じが、よかったのか」「ボーカルは歌の上手い下手だけじゃないよな」と初めて思えたのです。
あのときの褒め言葉が時間を経て「どうやら私は歌に感情をのせて歌えるようだ」という自己肯定感につながった瞬間でした。
なにをもって成功とするかなんていうのは自由です。それなら「たしかにAという面ではだめかもだけど、Bという面ではむしろ素晴らしい」と考えたほうが脳科学的にもおトクだし、人生楽しめるわけですよ。
あなたの人生がより輝かしいものになりますよう、より生きやすい社会になりますよう、願っています。
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