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私が目指す、リーディング

リーディングをただただ「仕事にしたい」という、私の先走った思いが原因で、大失敗をしたことから見つかった、今の「思い」です。

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今からもう、6年前のこと―

当時の私は、自分の人生に嫌気がさしていた頃で、スピリチュアル系の自己啓発と占いにハマっていた時期でした。

いわゆる、引き寄せの法則、思考は現実になる、ツインソウル…なんて言葉に片っ端から飛びつくような、それらしき書籍は何冊も読み漁りましたし、ネット占いでは、いかに自分にとって、都合の良い答えをくれるかどうかで相手を判断しては、「とにかく、答えだけが欲しい!!」「お金さえ払えばいいんでしょ?」と……見るに堪えない有様で、今これからまさに本格的に学ぼうとしている「宇宙の法則」とは、まるでかけ離れた生き方をしておりました。

しかし、どんなに答えを教えて貰ったところで、どんなに普段から「良い事を考えましょう」と実践してみたところで、喉から手が出るほど欲しかったものは呆気なく失い、何もかもが悪循環という現実に、自分でもどうしようもできず、ただ呆れることしかできない毎日で。

私が今の恩師に出会ったのは、そんな頃です。
お恥ずかしい話……「なんで(私は、悪くないのに)、こんなに厳しい事しか言われないんだろう」と、最初に思ったのを今でも鮮明に覚えています。
当時、師匠のブログは私が見ていたどれとも違い、正直「耳が痛い」と感じるものばかりでしたが、その厳しさの中にある「何か」に強く惹かれたのと、「間違いない(私にとっての真実がある)」という、自分の中で何か確信めいたものがあったからこそ、「その場から、動けなくなった」のかも知れません。

そこで初めて、「宇宙の法則」、「感情の感じ切り」に触れる事となりますが、これが本当に、難しい。
正直、「答えだけを教えて欲しい」、「面倒なことは他人任せ」、「自分の闇なんて見たくない(これ以上傷つきたくない)」が何より強い私は、「欲しい答えをくれない」師匠からアドバイスを受ける度に、とにかくダメな自分を悟られたくない(最初から見抜かれてましたが)、自分のやり方を変えたくない一心で、「聞いてます、やってます、出来てます」前提の態度で必死に抵抗しては、その度に「今までの自分じゃ生きていけなくなる」恐怖から、長い間ずっと逃げ続けてきました。

途中、何度も何度もそうやって自分のエゴが爆発する度に醜態を晒して来てしまいましたが、今思うと、師匠の言葉はどれも、私の「エゴ」にとっての「真実」だった。
途中で何度「辞めよう」と思っても出来なかったのは、そこまで抵抗しても、「どうにかして変わりたい」自分もどこかにいて、「そっちが、私の真実だ(変わりたい方だ)」に、気付いてしまっていたから。その「自分にとっての真実」からは、どうやったって逃げきれないんだなということにも、同時に実感したように思います。

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これからリーディングで人の本質に触れていきたいと言ってる割に、このエゴの存在をすっかり忘れ、「過信」という己のエゴ真っ只中にいました。

何もかも、ここからが始まりだということにすら、気付けずに。

私は、ただお相手に耳障りの良い「答え」だけを伝えて、はい終わり、ではなく、その人が「自分の真実」に気付くきっかけを見つけるまでの「過程」を、目の前のお相手と対話を通じながら、「一緒に」発掘していきたかった。
お相手と同じ世界観を共有する事で、そこから「私」も、一緒に学びたかった。
相手と同じ目線に立ち、ただ、寄り添いたかっただけなんです。

正直私は、霊も見えなければ天使も見えず、タロットも出来なければ、占星術はまるで分かりません。学校の先生のように、何か「教え」を与えられる訳でも、人より言葉を知ってる訳でも、長い間続けてる特技なども、何一つありません。
スピリチュアルという言葉やそれにまつわる用語も、どこか現実味を感じられないことから、実は少々苦手です。
ただ、その辺にいる、一人の人間です。
そして何より、エゴが人一倍強い私だからこそ、本心を選びたくても選べない苦しみや、勇気を振り絞って、手を伸ばした時の喜びはまたひとしおで。
そんな、人間味というか人間くささのようなものを、リーディングという精神世界を行き来しながらも、相手との対話を通じながら、どこか身近で現実的に味わってみたい…
そんな事を、思いました。

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因みに、今まで私は、自分が師匠から「厳しい事しか言われない」事について、「私は、悪くないのに」と思ってる自分について、ちゃんと向き合うことをして来ませんでした。

その結果が今回の失敗を招いたなら、今はもう、とにかくこの自分の傷に、改めて、真っ向から向き合わなくてはいけません。











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