見出し画像

~人と距離を置きたがる子~

『人の内面、見えない本質を読み解くことで、今のお相手に相応しいメッセージをお届けします』


*:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚

これから定期的に、自分が読み解いた内容をこうして発信していこうと思います。
今回は、お子さんが「人と距離を置きたがる」ことを心配されたお母様の件です。(ご本人の許可は得ております)

そのお子さん(男性 15歳)は、以前にも読ませて頂いた事があるのですが、一言で表現すると、「人間をやり尽くした終盤の魂」、輪廻転生の中で、陰陽含め人間という人間の全てを味わい尽くしてきたような、非常に卓越された魂を持っている方でした。

直接ご本人にお会いしたことはありませんが、彼の言動などから、『生きていく中で他人の評価や基準は一切必要ない、自分が答えで自分であるということが価値そのもの』という、とにかくブレの無い方。
それでいて、困っている人を見ると放って置けず、静かに相手に寄り添って、相手が起き上がるまでじーっと傍で見守るタイプ。
決して相手の成長を奪う事をせず、自分は、ただ、与え、寄り添い、見守り、そして受け入れるために、ここにいるという、無意識に自分の役割のようなものを理解されている方です。
その役割、人間として最期を全うするために、宇宙は敢えて彼から、「私利私欲」というものを一切省く必要があったんだろうと、私は思います。

そんな折、私の師匠でもある彼のお母様から、彼は人と関わるのが面倒なのか、周りの友達から好意を向けられた途端(男女問わずモテる)、「嫌」と、バッサリ相手との間に、線引を引いてしまう彼のエピソードを伺いました。彼のこの先の人間関係が心配だ、と……

*:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚

彼の中に何があるのか……
私に聞こえた彼の声と共にそこにあったのは、ただ、彼にとっての「あたりまえ」でした。

「俺がこうした方がいいって思うだけだから、相手からこられても困る、だって、どうしたらいいかわかんない」

「それ以上のもの、返せない。これ以上入られても困る、…むず痒い、なんか、俺の色じゃなくなる。あんまりいい人って思われたくない、偉くなりたい訳じゃないんだよ。
そりゃ、肩に髪の毛付いてたら取るし、重いものだって持つよ?だけど、相手に喜んでもらうためじゃない。
俺が、そうしたかったから、本当に、ただそれだけなんだよ。」

彼にとって、はたから見たらの「他者への親切心や優しさ」は、しごく「当たり前」で自然なこと。あくまで彼が「ただ、そうしたかった」だけであるため、時に周りの人間が、そこに過度な期待を寄せてしまうこともしばしば。何より自分のペースや色を重視する彼にとって、相手からの好意は「予期せぬ」事態であり、「なんで?!」「ちがう、そうじゃない」という、ただの驚きの反応が、周りからは誤解を招いてしまうことも。

✱自分が、相手の望み通りのレスポンスを返せないことをなんとなく理解していて、そのことで結果的に相手が悲しむ姿や、傷ついてしまうかもしれない姿を、見たくない。
(何か、誰か特定のものに限定することなく、この世の万物を、「等しく」愛そうとする。それができる事はわかってるけど、意図せずに愛するものが傷いてしまうかもしれない状況下に弱く、自分はどうしたらいいのかと困惑してしまう。

*:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚

お母様もご本人もこのことには納得されたようで、同時に私も彼らから、自分を知ることで得られる安心感と、改めて、自分の感じたことを相手に分かりやすく伝えることの重要性を学びました。

このまま生身の人間関係を築けなかったら…というお母様の心配を他所に、彼と女の子が横並びにしゃがんで、花壇の花を眺める様子が視えたこともお伝えしたところ、「ちゃんと好きな人、出来るんだ…」と、二重に安心されたようでした。

その子は、ひと回りもふた回りも彼のことを理解しているようで、静かに寄り添い合う二人に、似た者同士なんだなあ…と、優しい気持ちになりました。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?