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ジオディケ ディケイド館のデス•ゲーム

ディケイド館のデス•ゲームを観た。全3話で1話10分くらいの掌篇なのだが、なかなかにカオスな内容だった。

とはいえ1話最後らへんで井上正大が出てきたら否が応でも高まった。やはりライダーファンのDNAにはディケイドが深く刻み込まれているのだろう(私だけかもしれないが)あのマゼンタ色を目撃するだけで沸き立つものがあるのだ。

富豪村に似たような無人島の館でジオウとディケイドのキャストが殺し合いをする。各々キャラの性格は継承しているものの、衣装や立場は元作品と全く異なっている。鏡からモンスターが登場する様子は龍騎のミラーワールドを想起させる。吉田メタル(鎧武)やアマゾンズに出ていたらしい女優も登場していたためそもそもディケイドとジオウ以外のキャストもいるのだが。

 「武器のお宝か……海東がいたら喜んだだろうな」という士の台詞が今回1番のクライマックスである。(そして肝心の海東は声だけの出演なので盛大な期待外れでもある)仮面の男、最初から鳴滝さんな気はしていた。というかそれしか思いつかない。

 何がやりたかったのかよくわからない変な話ではあったが、お馴染みのキャストが集っているのと先が読めなさすぎるので終始ワクワクしながら観ることはできた。特に主役を張っただけのことはあって世界の破壊者こと井上正大と我が魔王こと奥野壮は存在感抜群だった。たまにはこんな珍作品があってもいい。

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