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【イベントレポ】中高生限定!ゆるーく性教育について話しませんか?

こんにちは!
今回は、昨日12月8日(日)に、大阪で中高生を対象とした性教育イベントをスマルナでお手伝いしましたので、そのレポートをお届けします😊

概要

イベント名:中高生限定!ゆるーく性教育について話しませんか?
  参加者:飯沼莉子、大石かのあ、松田薫、高校生 7名
  ゲスト:助産師/Youtuber シオリーヌ(大貫しおり)

今回は7名の高校生の方々が集まってくださいました。
自身が今まで受けてきた性教育の内容であったり、性教育に必要なことはなにか、などそれぞれが考えて意見を交換し、アットホームながらも非常に学びの多いイベントとなりました。

自己紹介

まずは自己紹介タイム。友人同士で参加してくださった方、お一人で参加してくださった方などさまざま。
このイベントに参加した理由については、「将来の夢に役立てたい」「きちんとした知識を共有したい」などいろいろでしたが、「性についてしっかりと語り合える同世代の知り合いがほしい」という思いはみなさん同じなのかなぁと感じました。


ディスカッション開始

「性についての知識ってどこから得た?」
この問いに対しては、大半がインターネットサイトという回答でした。アダルトサイトで知った情報を間接的に聞くなどの方法で知識を得ている人がほとんどのようす。学校の性教育からきちんとした情報を得られていないことが改めてわかります。

「自分の通っていた学校は性教育が進んでいたか?どういう形で習ったか?」
みなさんの学校での性教育について話し合いました。通っている学校、性教育をしてくれた先生によって、同じ年代であっても学んだ内容には大きな差があるようです。
ゲストのシオリーヌによると、現在の学習指導要領では性教育は「妊娠・出産」の話はあれど「妊娠の過程≒セックス」に関しては記載がなく、タブー視されているところもあるということでした。つまり学校で学生が受けられる性教育の質と量は、学校や先生の取り組みに依存してしまっているようです。
七生養護学校事件(※1)についても触れ、先生たちが性教育を推進したくてもしきれない背景などについてもお話がありました。
日本ではセックスをタブー視するあまり、セックスには性感染症のリスク、妊娠のリスクがあり、様々な責任が問われるということが伝わっていないのではないかという話に。その結果、望まない妊娠や、性感染症の拡大などに繋がっているのではないかという結論なりました。

「男と女以外の性とは」
事前アンケートで、男性と女性以外の性について知りたいとの意見があったので、大石さんから「gender」と「sex」の違いについてお話がありました。
どちらも日本語訳すると「性別」ではありますが、この違いはなんでしょうか?
『Gender is between the ears. Sex is between the legs.』という言葉の紹介とともに、genderは耳の間(脳)が感じる性別であり、sexは足の間(生殖器)が表す性別であるのではという解釈の説明には、みなさんも納得するものがあったようです。 

シオリーヌへの質問

みなさんからシオリーヌへの質問タイムも!
「なんで助産師になったの?」などなど、素朴な疑問を本人に直接聞くことができ、楽しい時間となりました。

今後について

性教育については、中高生など若い世代の子たちが当事者意識をもってもらうことが一番大切であり、今回みなさんが集まってくれたことも大変ありがたいことです。今後は同じようにこういったイベントに参加してもらったり、自身でイベントをしたり、ツイッターで発信したりなど、それぞれにできることを続けてほしいと思っています。
今回のイベントについてのメッセージを飯沼さんからお伝えして、イベントは終了となりました。

(※1)日本の東京都日野市にある都立七生養護学校(現東京都立七生特別支援学校)で知的障害を持つ児童に対して行われていた性教育の授業内容が不適切であるとの非難を受け、東京都教育委員会が当時の校長及び教職員に対し厳重注意処分を行った事件のこと。(Wikipediaより)


以上、「中高生限定!ゆるーく性教育について話しませんか?」のイベントレポートでした!
改めてたくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございました!みなさんが性教育について考えたり、学んだりするきっかけのひとつになれば幸いです😊

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