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スキマワラシ

恩田陸先生の「スキマワラシ」を読んでたんです。

相変わらず[小説は夜勤の空いた時間にだけ読む]というルールなので、少しづつしか読めないけど、それにしても読み終えるのにずいぶん長くかかりました(4〜5ヶ月くらい)

この小説は、恩田陸先生の狙いでしょうけど、前半の話しの展開がチョー遅く、しかも非常に回りくどかったので(先生にしちゃ珍しい)何度も挫折しかけました。

仕事の片手間に読む本じゃなかったな〜と本気で後悔しました。

でも、恩田陸先生の本は好きで何十冊も読んでるし、いつも安定の面白さなので(この先に何かある、もうちょっと読み進めたところに宝物が埋もれてる)と自分を奮い立たせながらど根性で読み進めました。

やっと、300P辺りから次第にストーリーが展開し始め、少しずつスピードが増していき、クライマックスの疾走感には食い付いて読みました。

やっと来たかー!って感じで、胸が空く思いで読み進めました。

…という話しでした(どんな話しだっ!)

前半は間延びを感じてしまい、集中を欠きながら読んでたので大事なワードを見逃したためか少々謎が残りましたが、いつかまとまったお休みが取れたときにでも一気読みして回収したいです。

前に別の本を読んだ時も感じましたが、先生が普段から世の中に訴えかけたいテーマが詰め込まれた作品だと思いました。

先生の持ち味の、時々感じる静かなそら恐ろしさもちゃんと活かされてます。

でも、今度は少し息抜きしたいので、次に読むのはスーパーバイオレンスアクション巨編を読みたいです。

ストーリー展開のチョー早いやつ。

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