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【ロシア大攻勢も限界迎える】専門家「もう息切れ」戦費調達も大失敗!ロシア国債大量売れ残り【マスコミが絶対伝えないウクライナ戦況図】ドニプロ川で新展開「橋頭堡から島々を巡る戦い」でロシア軍さらに疲弊へ

【7月16日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:35 ウクライナ戦況の全般的な事柄
1:49 ウクライナ情勢、ロシア情勢ニュース
2:00 ロシア戦車枯渇深刻化 夏以降守勢に
3:29 ウクライナの前線にロシアネコを送る運動が話題に
5:37 ロシア兵士不足やはり深刻化 兵士募集限界へ
4:38 ロシア戦費調達に失敗 国債入札不調続く
5:45 ウクライナ各地域の戦況
6:03 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
7:16 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
11:45 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
15:42 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況

#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領

マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。


みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
チャンネル登録して通知をオンにすると、
動画公開時に連絡が来ます
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください
■ウクライナ情勢
ロシアがキーウに侵攻してから875日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士1110名
戦車11両
装甲戦闘車9両
砲43門
多連装ロケット1両
防空システム1基
ドローン31機
その他車両70両
となっています
戦線全体で一日で112回の地上戦の報告がありました
そして、
視覚的に確認できるウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、
1対3.2で、
ウクライナ側の損失数に比べ、
ロシア側はその3.2倍になります
ロシア側の損失はオートバイ、
歩兵戦闘車、
砲、
戦車、
民生用のバン、
軍用トラックなど幅広い損失が確認され、
積極的に攻勢をかけていると思われます
反対にウクライナ側は特に傾向がありません
■ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
エコノミストは、
ロシアでは戦車が不足し、
夏の終わりから攻勢できず、
防衛に転向せざるを得ない可能性があると伝えています
オープンソースの情報サイト「オリクス」では写真などで確認できるロシア戦車の損失を3235両と見積もっていますが、
実際はそれよりもはるかに多いことが指摘されています
ちなみに毎日のウクライナ軍の報告では戦車の累計損失は8238両となっています
昨年12月、
当時のショイグ国防大臣は1年で戦車1530両をロシア軍に納入したと発表しましたが、
国際戦略研究所(IISS)の評価では、
そのうち85%は新型でなく、
T55などの旧式戦車だったとしています
また旧ソ連時代、
戦車はウクライナ、
ジョージア、
東ドイツなど周辺国で生産されていたため、
ロシア単体で戦車を作る能力が小さいとのことです
ちなみに自動装填砲塔を備えたT72はハルキウで生産されていました
IISSでは、
T90Mの新規生産台数は28両以下しかないと分析し、
今年の夏以降、
年末までにロシアは防衛に転じる可能性があると分析しています
2番目
ロシアでは前線でネズミを捕るはずの猫も不足しています
タタールスタン国営テレビの人気番組「勝利の軍隊に加わろう」では、
カザンを拠点とする軍事愛国団体のメンバーが登場しました
メンバーは、
これからロシア軍の前線に送られるリジク、
ファイターという名前の猫とともに出演し、
猫の任務に就いて語りました
「兵士たちは、
塹壕のネズミが食料を食べ、
服や装備をかじり、
噛まれるとネズミ熱になると不満を述べた
それで兵士のために猫を送ってみようと思った」とメンバーは述べました
そこで司会者が「ウクライナには野良猫がたくさんいるはずなのに、
なぜロシアの猫が必要なのか?」と質問すると、
メンバーのマリギン氏は、
「前線の猫は塹壕に寄りつかず、
ネズミも食べない野原を走り回ればもっと簡単に食事にありつけるからだ」と答え、
野良猫はネズミを捕まえて食べず、
戦闘で召されたロシア兵を食べていることを示唆しました
3番目
ロシア政府は資金調達に失敗しています
ロシアは今年の予算で大幅に増加した戦費を調達するため、
4兆ルーブル以上の国債を発行する予定となっています
しかしロシアでは戦争経済の過熱とともにインフレが止まらず、
金利が上昇し続けています
そのため、
第2四半期の国債発行では予定の半分しか資金を調達できず、
今月17日のロシア国債入札も価格と金利が折り合わず不調に終わりました
シルアノフ財務大臣は、
「今年下半期は間違いなくインフレが減速する」として資金調達に自信を示しています
一方ロシア中央銀行はレポートの中で、
ロシアの金融情勢は下半期はさらに厳しくなるはずであり、
高金利は長期間続くと予測していますそのためロシア政府の資金調達はますます難しくなると予想されます
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面で
フルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ハルキウ方面
5月にロシア軍が国境を越えて軍事侵攻をおこなった
ハルキウ方面の戦況についてお伝えします
この方面のロシア軍はフリボケ、
ボフチャンスクで7回攻撃をおこないました
○フリボケ方面
この方面で陣地戦となっていて、
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍が地図で示した場所で
ロシア軍の塹壕を発見し、
ドローンで排除しました
ご覧いただいているのは
ウクライナ国家警備隊第5旅団のもので、
上空から6人いるロシア兵の塹壕を
観察しているところとなっています
この場所は11日に
ウクライナ軍が奪還したとしていましたが、
建物の南側をウクライナ軍の奪還地から
係争地に戦況図を更新しました
○ボフチャンスク方面
この方面でロシア軍はボフチャンスク、
ティケで攻撃をおこないましたが、
ウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありませんでした
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍はクピャンスク方面で9回、
スバトベ・クレミンナ線でも9回、
シベルスク周辺で11回、
チャシフヤール周辺で7回、
トレツクの方向は11回
攻撃をおこないました
○クピャンスク方面
キスリフカでは、
位置情報つきの映像によると
ロシア軍が鉄道に沿って攻撃を仕掛け、
ウクライナ軍により撃退されました
ご覧いただいているのは
ウクライナ軍の戦況報告の映像からで、
文字で見えにくいと思いますが、
地図で示した場所の様子となっています
攻撃は撃退されましたが、
この背後にロシア兵の姿が確認できることから、
400メートルほどの範囲を係争地から
ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました
○チャシフヤール方面
カリニフカでは、
ロシア軍の第98空挺師団と
第200自動車化ライフル旅団が攻撃をおこない、
前進しました
位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍は
カリニフカの集落の政府機関の向かいの家に
ドローンで攻撃をおこなっていて、
少なくともこの場所までは前進したことが確認できます
ご覧いただいているのはウクライナ側の映像で、
地図で示した場所にある建物の煙突から、
クリスマスのサンタさんのように
ロシア軍の様子を観察しているところとなっています
ただ、
前進した範囲が諸説あり、
集落についてはロシア軍が全体を
占領した情報がありますが、
はっきりしません
カリニフカの北にある工場はここ最近
ウクライナ軍の陣地となっていますが、
ウクライナ軍がこの場所を
確保しているかどうかも不明となっています
これらは確認が取れれば再度戦況図に反映させます
戦況図ではウクライナ軍が攻撃した街区まで
ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました
○トレツク方面
ロシア軍はこのトレツク方面と、
この後に説明するアウディーイウカの周辺での
攻勢を強めています
逆に言えば、
1500キロの前線の中で、
攻撃側のロシア軍が
特に注力できる攻撃軸がこの2つしかなく、
それだけ戦力が低下しているとも言えます
1番目
接近戦となっているアルテモヴェ地区では、
位置情報つきの映像によると、
地図で示した場所で
ウクライナ軍の歩兵が前進していて、
この場所が
ウクライナ軍の最前線であることが確認できます
ご覧いただいているのは
ウクライナ軍のおそらく第425突撃大隊と思われる映像で、
地図で示した場所で破壊された住宅街を
移動する様子となっています
いまのところ戦況図に変更はありません
2番目
ニウヨークでは、
ウクライナ軍が突出部の東西を攻撃しています
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍は地図で示した境界森林に前進し、
この場所が
ウクライナ軍の支配下にあることが確認できます
ロシア軍はこれに反撃し、
ニウヨークの突出部への脅威を
減らそうとしています
ご覧いただいているのはロシア側が撮影した映像で、
地図で示した境界森林に隠れている
マックスプロ対地雷走行車両に近づいて
観察しているところとなっています
この場所を係争地からウクライナ軍が
奪還したとして戦況図を更新しました
3番目
また未確認の情報を総合すると、
ウクライナ軍はユリフカとニウヨークの間の郊外で
ロシア軍陣地に攻撃をおこなっている情報があり、
この範囲をロシア軍占領地から係争地に
戦況図を更新しました
この部分は
確認できる情報が出てきましたらまたお知らせします
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ、
マリンカ、
ヴェリカノヴォシルカ方面の戦況についてお伝えします
作戦に影響を与えるアウディーイウカの天気は、
はれ
最低気温25度、
最高気温37度
今日の天気も、
はれの予報となっています
ウクライナ全土では18日まで暑い日が続き、
その後は暑さが少し和らぐ予報となっています
○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍は、
様々な方向に航空支援を受けながら24回
攻撃をおこない、
一部で前進しました
1番目
ノヴォオレクサンドリフカから
北東のカリノヴェの方向では、
激しい戦闘となっています
ロシア軍は車列縦隊で攻撃を仕掛けましたが、
前線に出る前にウクライナ軍のドローン攻撃にあい、
ロシア軍の車両は次々に撃退されました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第100機械化旅団の映像で、
前進してくるロシア軍の車両の様子となっています
戦況図に変更はありませんが、
その後もロシア軍は諦めずに
攻撃をおこなっている情報があります
2番目
ロズヴァツケでは未確認ですが、
ロシアに近い複数の情報は、
ロシア軍がロズヴァツケの集落を占領し、
北の郊外に前進したと主張しています
ただ、
今のところは確認できる情報はありませんので、
今後新たな情報が入りましたらまたお知らせします
3番目
そして激戦となっているノヴォセリフカペルシャでは、
ウクライナ軍は町の南西から抵抗を続けていますが、
今日は戦況図に影響のある情報はありませんでした
○マリンカ方面
○ヴェルカノボシルカ方面
ロシア軍はマリンカ方面で23回、
ヴェリカノヴォシルカ方面では6回
攻撃をおこないました
そのうちソロドケからヴォジャネの方向では、
ロシア軍は3つの攻撃軸で
大規模に前線の突破を図り、
損害を出して撃退されました
1番目
まず、
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍は6月27日の日付の地点で戦車、
MTLB装甲戦闘車、
歩兵戦闘車の車列で攻撃を仕掛け、
こちらはウクライナ軍によって撃退され、
ロシア軍は前線に出ることもできませんでした
ご覧いただいているのはウクライナ軍の映像で、
地図で示した場所の周辺で
破壊されたロシア軍の車両の様子となっています
2番目
また、
ロシア軍はその南側でも攻撃をおこない、
位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍の車両が
地図で示した場所で損傷したほか、
1両のBMP歩兵戦闘車がO0532号線のすぐ近くまで
来て撃退されました
ご覧いただいているのはロシア側の映像で、
地図で示した場所で撃退されたロシア軍の
BMP歩兵戦闘車の静止画となっています
少し地図を引いて説明すると、
このO0532号線はブフレダールと
コスチャンチニフカを結ぶ高速道路で、
ロシア軍はこの道路を目標に攻撃をおこなっています
少し懸念される状況となっています
戦況図ではロシア軍が前進できた範囲を
係争地の拡大として戦況図を更新しました
●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州
ロシア軍はザポリージャ方面で4回、
コザチラヘリ付近のドニプロ川沿いで
少なくとも1回の地上戦の報告がありましたが、
戦況図に変更はありませんでした
昨日お伝えしたクリンキーの橋頭堡からの撤退について、
軍事専門家のイワン・ストゥパク氏が
ウクライナのメディアで語ったところでは、
「ロシア軍はウクライナ軍の輸送ボートを
ドローンで破壊し、
1日6隻のボートを破壊した日もあった
ロシア軍はすべての船の移動ルートを研究し、
標的にした
クリンキーはそこに入って生きることができても
帰れない場所の代名詞となり、
ロシア軍は重機や様々な兵器を使って建物を破壊し、
拠点を維持する意味がなくなったため、
周辺の島々を巡る作戦に変更した
昨年10月から6月末までの作戦期間中、
最終的に262人のウクライナの海兵隊員が戦死し、
788人が行方不明となった
ウクライナ軍は58の装備が破壊されたが、
敵の損失ははるかに多く、
敵の装備の損失は271ユニットで、
我々の4.6倍となった
現在も島々を巡る戦いは続いている」と述べ、
想像を絶する過酷な戦いであったことを説明しました
今日は以上です
戦況の分析やニュースの感想、
最新情報など是非コメント欄にお寄せください
ご視聴いただきありがとうございました

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