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11月28日【ウクライナ戦況図】クレミンナ奪還作戦開始か?【地図で解説】ゆっくり【最新】GoogleEarthで解説

最新の、日頃調べているウクライナ戦況、ウクライナ情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。いつも地図を使って説明していらっしゃる方が最近お休み気味とのことですので、いつも調べていることを動画に作ることにしました。地図はグーグルアースを使っています。
最新のウクライナ軍参謀本部、最新の戦争研究所、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、最新のツイッターや最新のテレグラムのレポートやチャンネルを中心に日本語でまとめています。

■よくある質問
□都市間の距離
スバトボ・クレミンナ間45キロ/クレミンナ・バフムト間55キロ/バフムト・ドネツク間65キロ/ドネツク・マリウポリ間100キロ/マリウポリ・メルトポリ間170キロ/メルトポリ・ヘルソン間200キロ
□畑の大きさ
およそ1キロ✕1.6キロ
□字幕が2重に見える
YouTubeの設定でYouTube側の字幕を消してください。
□目が回る
週の前半はあまり回していませんので、次第に慣れてください。遠方の都市がどの方向にあるか常に感じて把握するのがなれるコツです。

●過去の動画は再生リストにまとめています。
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW

●毎週日曜日、視聴者様の質問に答える生放送をしています。
数が多いときは、すべてにお答えできないこともあります。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/streams

●投稿主は「日本一早い米国株市場解説」として米国株の情報を日本語訳して早朝に生放送でお送りしています。パウエル議長の記者会見のときは同時通訳しています。
https://www.youtube.com/channel/UCr_6WiO-1sQcLXFE6ECbVNw/featured

●詳細はnoteにもまとめています。
https://note.com/sumaitotoushi/

●Twitterはこちら
https://twitter.com/ZKj3aQR1ZFdmdDy

#ウクライナ情勢
#ゆっくり
#ロシアウクライナ
防衛研究
チャンネル

■BGM Materials

OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
曲の使用に関しては、規約に従った範囲で行っており、使用に関して運営側にも確認いただいています。
地図はGoogleEarthを使用しています。

■内容

みなさんこんにちは。

今日も最新のウクライナ情勢についてお伝えします。

ウクライナ情勢について知ることは、

欧州の経済情勢をいち早く知る上で重要です。

また、多くの方のコメントをいただきありがとうございます。

よくある質問の答えは概要欄にあります。

この動画では、本日公表された戦争研究所のレポートなどから、

公開情報をいち早くお伝えしています。

公開時間は日によって異なるので、

チャンネル登録して通知をオンにすると

動画公開時に連絡が来ます。

それでは簡単ですが、

日頃調べていることをお伝えします。

過去の戦況図は再生リストから見ることができますので、

あわせてご覧ください。

■まずは全般的な事柄です。

ウクライナ軍参謀本部によると、

昨日11月26日のロシア軍の損失は

兵士600名

戦車4両

装甲輸送車8両

砲1門

UAV1機

その他車両6両となっています。

本日は、クレミンナ方面、

ザポリージャ原発、

ヘルソン州のドニプロ川左岸を中心にお伝えします。

■それでは、各地域の戦況です。

週の前半は、方位を北に固定してお送りします。

●ウクライナ北東部

○ルハンスク州 クピャンスク方面

この日の天気はくもり、最高気温3度、最低気温1度。

今日の天気はくもりの予報。

これから最低気温がマイナス5度の日が1週間は続く見込みです。。

この日この方面では動きがあります。

ウクライナ軍はクレミンナに狙いを定め奪還作戦を行っている可能性があります。

反対にロシア軍は、なぜかクピャンスク方向に歩兵を進め、

攻撃準備をしている可能性があります。進撃する姿を見せることで、この方面の兵士の士気を維持するためのものかもしれませんが、

ちょっと理解に苦しみます。

ロシア軍はこの日もステルマヒウカに向かって攻撃していますが、

ウクライナ軍が撃退しています。

一方、ウクライナ軍はカマジニフカから東に進撃し、

高速P66号線を遮断しました。

先ほどお伝えした、

クレミンナでの動きをご説明します。

ウクライナ軍はクレミンナの補給線を断ちながら、

クレミンナの奪還作戦を行っている可能性があります。

ウクライナ軍は、クレミンナの、

北、

北西、

西、

南西の、

4つの攻撃軸でロシア軍を攻撃しています。

クレミンナではロシア軍は劣勢に立っていて、

現在ロシア軍は、

援軍をスタロブリスクからクレミンナに送っています。

ウクライナ軍は後方に砲撃やミサイル攻撃もしています。

ウクライナ軍は、

スバトベの南のミルバンカあたりと、

背後のスタロブリスクに向かって

ミサイル攻撃を行いました。

スタロブリスクへの攻撃では、

2つのロシア軍集結地に損害を与えました。

この方面はウクライナ軍が主導権を握って、

優位に攻撃を行っていると判断できます。

○リシチャンスク方面

ロシア軍は、ビロホリフカ、

スピルネに攻撃を仕掛けましたが、

ウクライナ軍が撃退しました。

クレミンナがウクライナ軍によって落とされると、

クレミンナの南側のロシア軍の補給路は、

すべて断たれることになり、

バフムト、ドネツクのロシア軍部隊の補給が、

難しくなります。

●ウクライナ東部 アルチェモフスク(バフムト)方面

この方面では、少し気になることがありました。

ロシア軍は、

バフムト近辺でいつも通り攻撃を行っていると考えられますが、

いつもとは異なり、ウクライナ軍参謀本部から、

ロシア軍を撃退したとの報告がありませんでした。

したがって、特にバフムトでは戦闘中となっているか、

ウクライナ軍が後退している可能性があります。

その場合、ウクライナ軍はバフムトで市街戦に移行し、

撤退戦を行い時間を稼ぎながら、

クレミンナを奪還し、

この方面の主要な補給路を断ち、

ロシア軍を弱体化させる戦術を取る可能性があります。

●ウクライナ南東部 ドネツク州

この日の天気はくもり、最高気温4度、最低気温2度となっています。

今日の天気は曇りの予報。

最低気温がマイナス4度となる日が数日続きます。

○アウディーイユカ周辺

この日この方面では戦闘の報告はありませんでした。

マリンカでは、引き続き戦闘が起きています。

位置情報付きの写真では、

ロシア軍は、

マリンカの南西部分まで占領した可能性があります。

●ウクライナ南部 ザボリージャ方面

メルトポリの昨日の天気はくもり、最高気温6度、最低気温5度

今日の天気は曇りの予報となっています。

今後この辺の最低気温は0度の日が続きます。

この日、

ザポリージャ原子力発電所についての情報が入りました。

ロシアの軍事ブロガーは、

ロシア軍がこの原発から撤退するとの情報を流しています。

それだけでなく、

ウクライナの原子力エネルギー機関の長官は、

ロシア軍がザポリージャ原発から撤退する準備をしていると

述べています。

ロシア軍のこの動きは、

単にロシア軍が原発を持て余している可能性もあれば、

ザポリージャ原発を攻撃、破壊して、

放射能で汚染させる戦略をとる可能性、

ロシア軍が将来の原子力事故を予見しているために、

撤退後に自己の責任をウクライナ側に押し付ける可能性が

考えられます。

その他については情報がありませんでした。

●ヘルソン州

この日の天気はくもり、最高気温6度、最低気温4度。

今日の天気はくもりとなっています。

ロシア軍はこの日もドニプロ川左岸の防衛を強化しています。

また、この方面は、双方が砲撃戦を行っています。

衛星写真の分析によれば、

ロシア軍は、

キンバーン砂嘴からの方向にも防御陣地を構築していることがわかりました。

また、砂嘴先端のペリカンの集落にも陣地を構築しています。

ウクライナ軍は奪還していたとしても、防衛線の手前までと判明しました。

戦況図を修正しました。

しかし、ウクライナ軍がこの部分を攻撃している可能性はありますので、

その他は係争地として戦況図を修正し、

今後情報が分かり次第、またお伝えいたします。

ドニプロ川左岸でロシア軍が構築した陣地の衛星写真が、

戦争研究所から公開されました。

これらは道路の交差点を中心に道路と垂直な方向に、

陣地を構築していることがわかります。

ロシア軍は道路を使って攻撃してくると想定して、

防御陣地を作っています。

しかし、

仮にウクライナ軍が、

田園地帯を広くつかって様々な方向から攻撃してきた場合、

このような陣地は比較的容易に突破されると、

戦争研究所では評価しています。

したがって、

ロシア軍はこの方面で陣地を固く守るのではなく、

ウクライナ軍の進軍を遅らせるために、

このような陣地を構築している可能性が高いと判断できます。

また、ドニプロ川左岸では、

ロシア軍は防御陣地を3つ重ねて構築しており、

第1次の防御陣地には、動員兵を配置し、

第2次、第3次の防衛線には、

経験のある部隊を配置しているとの情報があります。

そしてこちらの地図はロシア軍の陣地を表したものになります。

写真の赤い点に見えるのがロシア軍の陣地となっています。

おわかりの通り、ドニプロ川左岸の防衛線は、

ほとんど点で構成されており、

ウクライナ軍は、

田園地帯をうまく使って広範囲から攻撃することで、

ロシア軍が考えるよりも速いペースで防衛線が崩壊する可能性があると、

戦争研究所では分析しています。

ロシア軍は、

メルトポリからクリミア半島に至る高速道路を防衛することを目標としている可能性があり、

ウクライナ軍は、この輸送ルートを目標に進撃すれば、

クリミア半島の奪還が見えてきます。

本日は、奪還作成が行われているであろう、

クレミンナの様子をご覧ください。

クレミンナではストリートビューの画像が少ないですが、

街の様子は確認できると思います。

ウクライナ軍とロシア軍はこのような場所で戦っています。

本日は以上です。

ご視聴いただきありがとうございました。

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