施主支給コストダウン8

今すぐ使える施主支給!コストダウンの超実践 手順書

 

工務店やハウスメーカーは「施主支給をしますか?」と自分たちから聞いてくることはまずありません。

なぜなら「1.利益がおちる2.管理が大変になる」この2点による為です。そうです工務店やメーカーにとっては何一つ良い所がありません。良い所がないのにあえて教えてくる建設会社なんてありませんよね。

 

ですからサイトでも紹介しているように、メーカー、工務店からは教えてくれないので、自分で気づくしかないのです。

それではこれから

「施主支給」という方法を具体的に伝授します!これは知っているだけ(+多少の労力)で今ある間取りやグレードのまま、~30万はコストを落とすことが可能です。

 ぜひ頑張って30万を稼ぎきって下さい。その分安く済ませてよいですし、何かをグレードアップさせてもよいですしね。

ここで紹介する内容は私がメーカーにいた経験からメーカー側目線で詳細に伝えているので、よほど変などんぶり勘定をしているメーカー、工務店でない限り効果があるはずです。

※この記事を読んでみて、お値段以上だと思えば「スキ」を押していただけると、今後の励みになります。

テクニック0:施主支給をしたい事をメーカー、工務店に伝える前に必ずやっておく事


はやくコストダウンの具体的な内容を確認したい人も必ずここを読んで、実行してください。この手順を飛ばした場合、もしかしたら施主支給したにも関わらずコストダウンに繋がらない可能性があります。

では早速ですが、「施主支給をする」事をメーカー、工務店に伝える前にすべきことが実はあるのです。くどいですが、必ず施主支給をする事を伝える前にしなければいけません。

それは・・「今現在の間取り、設備、仕様で小明細の入った見積書を提出してもらう事」です。

これは必ずです。施主支給してどの項目がどれだけ安くなったかを確認する為でもあるのですが、住宅は非常に色々な項目が積みあがって見積もりができているのです。

万が一施主支給して安くなった分を後でどこか別の項目で上乗せされたら素人では見分けがつきません。

また、先に施主支給をする事を伝えた後、現状の見積もりを・・とお願いするともしかしたら予めどこかで上乗せされて見積もりが出てくる可能性0ではありません。

そのようなメーカー、工務店さんはいないとは思いますが現状の見積もりを取って一旦線引きをしましょう。

メーカーや工務店を疑っているみたいな手法ですが、自分が頑張って支給した分がコストダウンの数値として確認できるようにする為に必ず実行してください。

 

そして、見積もりの内容を確認した後はじめて、コストダウンの為に施主支給したい項目を伝えましょう。

見積もりを確認して「今現段階で予算がオーバー気味で、なんとか予算を抑えたいので、施主支給したいです」と伝えると、流れとしても自然ですしメーカー、工務店も納得しやすいです。

施主支給をこれからうまく進めるポイントは「予算がオーバーしている」と言うことを明確に伝えることです。

予算がオーバーして打ち合わせが進まない、工事が進まないとなってはメーカー、工務店としても困ります。うまく進むのなら施主支給も仕方ない・・・という流れが理想的です。むしろコストダウンに協力的になってくれるかもしれません。

少しズルくない?と思われるかもしれませんが、お互い納得の上スムーズに進める為には多少の建前は必要なのです。

見積りも確認せず、予算を落としたい旨も伝えないままに、いきなり「コレとアレを支給するからどれくらい安くなりますか?」なんて言われたら担当者も「えっ?」となります。その場で施主支給はダメですと言われておしまいかもしれません。

一旦見積もりを出してもらって線を引くことで、メーカーも現状の見積もりを提示してしまっている以上、見積もりのつじつまが合うように、安くなった分はきっちり見積もりから引いてくれることでしょう。

是非頑張ってコストダウンをしてみて下さい。

Point!

■メーカー・工務店に施主支給をする事を伝える前に現状の見積もりを取る。
⇒どれだけコストダウンできたか後々確認する為です!
■予算を抑えるために「できるだけ施主支給をしたい」旨を伝える。
⇒お互いスムーズにコストダウンの打ち合わせをする為に多少の建前が効果的です。

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 それでは実際テクニックです。

本テクニックは項目によって、手間の掛かる度合い、採用した場合の費用度合い等を総合して5段階の★で評価していますので参考にして下さいね

テクニック1:カーテンを支給する場合の2つの方法具体的な手順

 

○コストダウン金額の目安 (35坪の家で~10万程度)

○面倒くささ度合い★★★☆☆

 

方法①コーディネートだけしてもらい、カーテン屋に直接発注する

カーテンはわざわざハウスメーカー、工務店を通さずとも設置可能な項目の一つです。

注文はカーテン屋さん、ホームセンターなどでもできるのですが、難しいのがコーディネートですね。これは正直プロのアドバイスが欲しい所です。

 

カーテンのプランニングはハウスメーカーや工務店にお願いして注文は別のカーテン屋さんにお願いする方法がコーディネートもでき費用も抑えることができる最も良い方法です。

コーディネートだけして貰うのは気になるとう場合も、遠慮する必要はないのです。通常、工務店・ハウスメーカーはきちんと「設計料」という項目で費用を取っていますので、堂々とお願いをしましょう。(コーディネート費用は別です・・という工務店さんもあるかもしれませんが)

 

プランニングをして貰ったら、その資料をもってカーテン屋さんに行ってその通り発注するという流れになります。

 

 

方法②サイズだけ教えて貰い、ホームセンターで注文する

さらにコストダウンを測る場合はカーテンサイズだけを教えて貰って、自分でホームセンターでカーテンを選んでオーダーするという方法があります。

 

ホームセンターはカーテン本体が安価な商品も多いので、自分でカーテンをホームセンターで選ぶと言う手間は増えますが、大きくカーテン費用を抑える事ができてしまいます。

 

ただし!引き分け、片引き等基本的な形状は自分でも選ぶことが可能でしょうが、シェード、プリーツスクリーン等少し専門的な形状の商品になるとホームセンターでは対応できない場合が多いです。

カーテンの商品代は安くできますが、ある程度選ぶことができる種類が限られると思っておきましょう。ホームセンターはカーテンの専門業者ではないので、安く手に入る分ある程度の妥協は必要ということですね。

《注意点!!》

自分でカーテンを準備しますと伝えた場合でも、カーテンレールはハウスメーカー、工務店に付けておいて貰いましょう。さすがにカーテンレールまで自分でやり出すと大変です。

 

Point!

■方法1 カーテンのプランニングだけしてもう→町のカーテン屋さんにそのまま発注 
思い切ったコストダウンにはならないが、デザイン性は保てる。
 
■方法2 カーテンサイズだけ教えてもらう→ホームセンター等でカーテンを選んで発注
思い切ったコストダウンが可能だが、手間が増える、デザイン性は妥協が必要

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テクニック2:後付けできる金物を支給する場合はコレを買う

○コストダウン金額の目安(数千円~3万円程度)

○面倒くささ度合い★☆☆☆☆

物し金物、タオルかけ等も自分たちで購入してOKです。物干し金物もそうですが、下地さえあれば後から設置可能な物は支給した方が安く済むのです。

 

じゃあこれはどこで手に入れるのか・・実はコレもネットで購入可能です。ホームセンターでも購入できますが、品数がそれほど多くない上に探すのが大変です。

 

私もホームセンターに足を運んで探したことがありますが、なかなか良い物が見つかりませんでした。商品名を検索して注文するだけですので超簡単です。単純なネット通販ですね。個人的には「モノタロウ」と言うサイトをよく利用しています。もちろん楽天・amazonでもOKです。

 

良く使う具体的な商品名は以下のような物です。このような商品を使う場合は自分で購入して付けて貰いましょう。

 

下記の 商品名 (メーカー)で検索!すぐ出てきます。

  • ホスクリーン(メーカー名:川口技研)

  • 干し姫様 ※電動式ではない商品(メーカー名:パナソニック)

  • L型金物(カウンターや棚の受け金物です)(メーカー名:スガツネ・サンワカンパニー・ウッドワンetc)

  • トイレのペーパーホルダー(メーカー名:どこでもOK LIXIL ・TOTO・カワジュン etc)

  • タオル掛け(メーカー名:どこでもOK LIXIL TOTO ・etc)

安くはないですが、私も提案で使うプロ御用達のオシャレなメーカーをご紹介します。

□toolbox
□サンワカンパニー
□カワジュン
□FUTAGAMI

上記のメーカーをチェックしてみると、オシャレなアイテムが目白押しです。

また、後付可能な商品は、工事の進捗状況との絡みが無いので、余裕を持って選ぶ事ができます。ただし、何処どんなモノを付けるかは建築会社に伝えて下地を入れておいてもらう必要があります。

Point!

■壁、天井に後から設置するような商品は基本的に自分でネット発注してしまう!
■設置場所に下地を入れて貰うようにおねがいしておく
■施主支給に適したメーカー、サイトをチェックする!

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