地域をつくる、その一人になろう

僕たちがお金を使うとき、必ず働く人がいる。
働く人がいなければ、僕たちはお金を使うことが出来ない。

僕たちがお金を使うとき、お金そのものを支払いたいのではなく、モノやサービスが欲しくてお金を使う。
モノやサービスを提供しているのは、僕たちの労働だ。

お金を中心に物事を考えると、「儲ける」「儲けられる」で利益相反してしまう。
それに、お金を支払う人の方が偉い。みたいな感じになりやすい。

そうではなくて、「労働と、それが生み出す成果」に対して「お金を支払う」が同等で、お互いに尊重し合えれば、「どうもありがとうございます。これからもよろしくね。」という関係で続けられるんじゃないかなぁ。

「お金を介在させること」は現在ではもちろん必要なのだけど、目的は「モノやサービスの提供」で、それならば目的意識を共有することが出来そうだ。
お金を目的にすると何かズレていくように感じてしまう。

2024年からNISA制度が拡充されて、「貯蓄から投資へ」の流れが加速すれば、僕たちの意識は、カネ、カネ、カネ、に向いてしまうかもしれない。
しかし、株券の向こうには企業があって、必ずそこで働く人がいる。

お金を中心にした経済は、僕たち生活者にとって、優しい社会なんだろうか?

経済なんて、僕たち一人ひとりの生活が集まったもの。

その生活を支えるモノやサービスは無くならない。
モノやサービスを提供するのに必要な労働需要も無くなりっこない。

ただ、労働人口が減少するフェーズになってきたので、今までのやり方が通用しづらくなっているのは事実。
今後は、お金の問題よりも、労働が足りていない事の比重が大きくなっていくような・・・

まだまだ答えにはたどり着けそうもないのだけれど、
僕たち一人ひとりの日々の生活が、地域をつくっていく。
どちらに向かうかは、いつも自分次第。

地域をつくる、その一人になろう。

初詣。
元日から働いてくれている人に感謝しつつ、年末年始でこんなことを考えていました。

本年もよろしくお願いいたします。

#note書き初め


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