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「CHiLi GiRLと女学生」について

気がつけば4月も早くも終わりとなりそうな季節、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

なんか今年は2月の頭から花粉症がヤバくて、それから2ヶ月経つのにまだ鼻水が垂れる。しかし鼻水ってどこからやってくるんですかね?脳みそが溶けた汁? だとしたら物覚えの悪さのにも合点がいく。ガッテンガッテン。

そんな鼻水もしたたるいい男の僕ですが、自身の性格なのか悩み事や不安事が多い。悩みを解決するのに 物理的に対処出来るものであれば良いのだが、そんなに上手く事は運ばない。

そんなモヤモヤする悩み事の話。

CHiLi GiRLのライブに行ってきた

今日も渋谷で18時半

今日も渋谷で5時。雨に濡れた渋谷駅前は相変わらず どっから湧いてくるんだという魚の群れのような人の多さで僕は途方に暮れる。しかしコロナが明けて都内の外人さん増えてきてるなぁ。
今回ライブが開催される『HOME』は渋谷駅から宮益坂を歩いて10分位のビルの地下にあるこぢんまりとしたライブハウスだ。5、60人も入ればパンパンになりそうなキャパだけど、必然的にステージが近くなるので最高だ。

4月16日(日)に行われたCHiLi GiRLさんのライブ。去年のクリスマスに観た彼女のライブにとても衝撃を受けて、からの今回のライブ。約4ヶ月待ってました。CHiLiロス解消には 志乃舞姐さんの生歌を聴く以外にはない。
「CHiLi GiRL」は「川嶋志乃舞」の別ユニットだが、今回は川嶋志乃舞名義の曲もやってくれると告知されていたのでそちらも楽しみだわ。

今回のライブは新曲のリリースイベントだが、前作の「Make You, Make Me」から間を置かずにリリースされた新曲「Scrolling Girl」がとても好きだ。とても好きなのだが、この感情を上手く表現できないし、誰にも伝えられないこの溢れる感情の処遇に困る。

イルカが水面を跳ねた

「都会の森」のイントロにあわせ志乃舞姐さんが舞台に現れると、その瞬間ステージがカラフルになった。せっかく数メートルの距離で彼女を観れるのに、こっちの感情を読み取られそうで相手の目を見れない。もうここでの僕はウブな女学生に過ぎない。憧れの先輩を目の前にした女学生に過ぎないのだ。

今回はドラムとベースを加えての3ピースで、ギターが無いのが残念だと始まる前は思っていたけど、いや そんなの関係ないくらいのグルーヴを鳴らす。なんでフルバンドだったら漏れてしまっていただろう(色々と)。
姐さん今日もキレキレだ。何より楽しそうにステージに立ってくれるのがいい。観る人をハッピーにしてくれる。
三味線を弾く指が美しい。って前回も言ってた気がするけど。これは間近で見れる特権。ウットリと指先を見てしまう…

10数年前にグアム旅行に行った時にさ、イルカウォッチングツアーに参加したのよ。ボートに乗ってイルカの出現するスポットに向かってさ。陽射しがえらく強くてサングラス忘れたのを後悔したのを覚えている。港からしばらく進んだところで船の速度が緩まった。そこで蒼い水面から何かが跳ねた。イルカだ。1匹や2匹ではない。10数頭の小柄なイルカ達が船の周りで速度を併せて鳴き リズミカルに跳ね始めた。なんかそれを見てなんか少し涙が出てきたんだ。

盤面で踊る彼女の指先は水面を跳ねるイルカだ。

人をポエマー(?)にするほどに 歌っている彼女を観てると色々な感情が溢れてくる。ライブで初めて聴く「Scrolling Girl」も「漱石のこと」もとてもよかったし、「City Shake」ではコムアイよろしく客席に降りてきてくれて嬉しすぎて最高だった。突然のことで緊張したけど。



やっぱりCHiLi GiRLのライブはとてもとても良かったよ。ますます好きになってしまう。
でもそこで思ってしまうのは、なんでこんな実力も魅力も持ち合わせたアーティストが、こんなキャパの会場でライブしているのだろうということ。
多くはない観客席を見て彼女のモチベーションが削がれないだろうか。とか余計な心配をしてしまう。
いつか何百人、何千人規模のライブ会場でライブを観たい。けど末端のファンに何が出来るのだろうかと帰りの電車の中で悩んでしまった。
たぶん「売れるアーティスト」になるには実力以上に運が必要なのだろうけど。

でもあの会場に居た人達はみんなCHiLi GiRLのライブを観てハッピーになったよって、彼女に伝わっていれば嬉しいな。


CHiLi GiRL New Single “Scrolling Girl” Release Event LOVE SPiCE CLUB 未来をスクロール SET LIST(注:うろ覚え)

1.都会の森
2.cotton candy
3.Bedroom Meeting
4.漱石のこと
5.Scrolling Girl
6.City Shake
7.Make You, Make Me
en)愛の罠


追記

今回のライブはBoobie goonさん、DinoJr.さん、TonyGumboさんが共演されたが3組ともよかった!
その中でもDinoJr.さんが個人的に最高。見た目はフルスモークのアルファードに乗っていそうなイカついお兄さんだけど、曲の繊細さと歌の上手さに圧倒された。客席の後ろから観ていると、最初は大人しく観ていたお客さんが段々と彼のビートに体を揺らし始める。
Diggy-MO'と岡村靖幸とD'Angeloがいっぺんに降臨したようなステージに凄い人を見てしまったという思いが。
DinoJr.さんもCHiLi GiRLさん同様、もっと多くの人に知られるべきアーティストだ。カッコよすぎだよ。

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