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宿泊

 先日、人生初のフィギュアスケート現地観戦に行ってきた。

 私はフィギュアスケート観戦が趣味で、全日本選手権や世界選手権なんかは普段使わないサブスクも契約して見ていた。
 ただ、今まで現地観戦には行ったことが無かった。単純に、高校時代は部活と受験で忙しく、とてもそんなことをしている場合ではなかったというのが大きい。やっと大学生になったので現地観戦に行けると喜んだのもつかの間、人生で一度は生で見たいと思っていたはずの宇野昌磨選手が引退してしまう。「推しは推せるときに推しておけ」とはよく言ったものだったが、本当に悲しかった。

 そんな私の一番応援している選手は坂本花織選手である。彼女は一応来年のミラノ五輪までは現役でいると公言しているが、そのあとは分からない。彼女の現地観戦すらも見られないというのは流石にごめんだ。そういうわけで、行ってきた。

 まあ、アイスショーでもいいっちゃいいんだけど、あの試合特有の緊張感と、選手が一番本気を出している瞬間を見るのが好きなんだよねえ(アイスショーで手を抜いてるとかそういう話じゃないよ)。

 そんなフィギュアのチケットだが、なんと一日1万円。高い。まあその分最高の演技を見られたのでちゃんとおつりは返ってきたのだけど。さらに今回は交通費もなかなかにかかってしまっている。

 ちょっとちょっと金欠の大学生には辛いじゃないですか。

 今回のフィギュア、NHK杯、終了時刻は22時前後(詳しい時間まではあまり覚えていない)。流石に日帰りで帰るのはきつい。夜行バスもなかなか捕まえられなかったし…そういうわけで、宿泊であるが、今回使用したのは快活クラブ。

 なんと人生初の漫喫をこんな形で利用するとは。

 しかも意外とちゃんと眠れる。マット型(?)の鍵付き個室なので、ちゃんと横になれるし、寝ている間に荷物取られるとかそういう心配はない。しかもこの鍵がめっちゃセキュリティ頑丈。安心安全。カプセルホテルとかよりも若干安い。5000円前後?しかもちゃんとシャワーもついているし、食事の持ち込みも途中外出もオッケー。少なくとも都市部なら結構色々な場所に存在するし、完全に埋まっている、という状況もあんまりないのかも。マットも多少硬いし痛いのはあるが、まあ1日くらいならさ。夜行バスや飛行機のエコノミークラス症候群よりはましかもしれない。ブランケットも(めっちゃ硬かったけど)枕もあるし、ましどころではないかもしれない。

 そんなわけで、ネカフェ泊ってのも悪くはないのかもしれないなと思いました。最初の方はネカフェで泊まるという選択肢すらなく、ホテルないなぁみたいな話をしていたのだが、やっぱり先入観や固定観念に囚われているのだということをこんなところでも感じるとは。宿泊場所はホテルか旅館じゃないといけないなんてそんな決まり事、どこにもないのにね。知らず知らずのうちに固定観念に囚われていたという事に気づくと愕然とするというかショックを受けるというか。あんまりそういう人間にはなりたくなかったからさ。

 なんとも内容のうっすい記事になってしまったけど、まあいっか。

 そういう日もあるよね。


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