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脚を失くした猫

先日、我が家の猫「ラテ」が、両足を切断しました。
異変に気付いてから両脚を失うまで半月程度。
本当にあっという間でした。

この記事は、私の備忘録として残すものですが、猫の病気として、こんな風に脚がミイラ化していくという恐ろしい病気の様、切断後の身体の様子など、猫を飼う人のちょっとした知識として知っておいていただければいいのかなという気持ちもあります。

ただ、記事にするにあたり、脚の画像が見る人によってはかなりショッキングなため、途中から有料の記事にさせていただいています。
何気なく見てショックを受けないようにするためですのでご了承ください。

我が家では3匹の猫を飼っています。
そして、上の茶トラが「ラテ」といいます。
ラテはとても人見知りでビビり。
チャイムの音が鳴ると、誰の目にも触れない何処かへ隠れてしまいます。
そんなラテの「最初の異変」に気付いたのは、1年程前でした。

最初の異変……隠れない

なんとなく元気がないなぁと思っていたある日、チャイムが鳴ってもラテが隠れる気配がない。
「おかしいね」「いつもなら、もういないのにね」
最初は笑っていた私たち家族でしたが、それからみるみる食欲がなくなっていくラテを見て、
これはおかしい!
と思い、慌てて動物病院に連れて行きました。

血が足りない

検査の結果、重症の貧血であることがわかりました。
すぐに輸血をしないと命に関わるということなので、1泊入院させて、輸血をしてもらいました。
ただ、あまりにも酷い貧血で、1度では完全に元には戻らないとのこと。
しかし、猫は小さな動物です。
連続で何度も輸血を行うことはできません。
とりあえず様子見ということで、貧血のくすりと肝臓の薬をいただいて帰りました。

薬を飲ませていると次第に調子が良くなってきて、ご飯もよく食べ動くようになりました。
チャイムがなったら居なくなってしまうのも元気な証拠です。
「一安心かな」
家族でホッと胸をなでおろしました。

しかし、1ヶ月程経つと、また徐々に元気がなくなっていきます。
もしかしたら……と、また動物病院へ。
やはり貧血とのこと。
そしてまた入院、輸血をしました。

輸血をすると元気がでて、1ヶ月程でまた元気がなくなって輸血をする。
結果的に毎月輸血に通う日々が続いたのです。


ラテの脚が動かない!

11月1日。
外出から帰ってきて、いつものように猫たちの出迎えをうけます。
ラテがいません。
ラテが出迎えないのはいつものことなのですが、いつもいる場所にも居ません。
部屋を見渡すと、押し入れの中にいました(我が家は押入れを解放しています)。
(留守中にチャイムでもなって、慌てて隠れたのかな?)
くらいに思って、
「ラテ、おいで!」
と、ちゅーるを振ってみせると、押し入れから出てきました。

しかし、ラテの後ろ脚は全く動いていませんでした。

「え? え? ラテ??」
私が大きな声を出したので、ラテもびっくりして押し入れに引き返してしまいました。
しかしその時も後ろ脚は全く動いていません。
そして、押し入れの一番端の、私の手が届きにくいところに逃げてしまいました。


一刻も早く病院へ!

これは間違いなくおかしいだろう!
すぐに動物病院に電話し、ラテを連れて向かいました。
いつもならケースに入れる時は脚を動かして抵抗しますが、持ち上げても後ろ脚はダラリと下がったまま。

どこかから落ちたのかな?
貧血でめまいを起こしたとか?

色々な可能性を考えながら車を走らせますが、原因がどうであれ、今ラテの脚が動いていない事は間違いありません。
心細そうに鳴くラテに、
「大丈夫だよ。良くなるよ」
と話しかけ続け、病院へ向かいました。


椎間板損傷

先生にレントゲンを撮ってもらい、お話を聞きました。
背骨としっぽの付け根あたりの骨の周りが不鮮明で、椎間板がボンヤリとしているとのこと。
そして、治るかどうかは難しいとのこと。

まずは注射とリハビリをしましょうということで治療方針は決まったのですが、なにせラテは貧血です。
今回も数値は健康な猫の1/5程度。
結局この日も輸血をしてもらうため1泊入院でした。

それから3日おきに病院に来るように言われ、家では足のマッサージをすることに。
トイレには行けないので、初めて猫ようのオムツを買い、履かせました。

しっぽって、邪魔ですよね……

ただ、へたくそなのか、横漏れしてしまうんです。
なので、ペットシーツをラテの行きそうなところに敷いて、おしっこが付くのを防止しています。
(今は友達に教えてもらって犬用のペットシーツを使用しています)

それと、外出時などはラテがどこかに挟まったりしたらいけないので、100均で簡単なケージを作ってそこに入れています。
作った当初は、ケージを買うか悩んだんですが、治るかもしれないからって希望を持ってたんですよね……
治ったら無駄になるから私が簡単に作ればいいやって。


ラテの脚が腐っていく??

私のオムツの当て方が悪いせいで横漏れをしてしまい、身体が濡れてしまうこともしょっちゅうのラテ。
濡れる度に身体を拭いていたのですが、左後ろ脚の一部がいつまで経っても乾かないのです。
他は乾いているのにそこだけ乾かない。
たくさん濡れてしまったのかなぁと思い、優しくタオルを当ててみると、塗れているだけではなく、毛が少なくなっていることに気付きました。

最初は何故かわかりませんでした。
わからなかったけれど嫌な予感がしました。
動物病院に電話すると、すぐに来るようにと言われ、すぐにラテを連れて行きました。
運転中、もしかしたらラテの脚、このまま腐ってしまうんじゃ……と、思い、自分に言い聞かせるように、
「ラテ! 大丈夫だよ!」
と言い続けていました。

これがその時のラテの脚の写真です

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