ドラクエの音楽は少し切ない、けどそこがいい
テーマが一つではない音楽って深みがありませんか?
仕事柄家での作業中にYouTubeのお世話になることが多いのですが、今回聞いていたのが、ドラクエの人気曲ランキングです。
ドラクエのBGMって、どれも単体で聞いても聞き飽きない曲ばかりで、意外と作業用BGMとしても向いていますよね。
このランキングの中にあるものの中では、ドラクエ4の「ジプシーダンス」やドラクエ3の「冒険の旅」が好きで、今もときどき口ずさみます。
しかし、ドラクエの曲って冷静に聞き返すと、少し切ない旋律の曲が多いですね。
ドラクエ7の曲はテーマも相まって全体的切ないものが多いですが、4~6の天空シリーズも切なく感じる部分があります。
例えば、ドラクエ4のフィールド曲「勇者の故郷」
3までのドラクエのフィールド曲はどちらかというと、力強さが目立つ曲が多いですが、ドラクエ4のフィールド曲はストーリーに合わせて切ない曲調となっています。
これは以降のシリーズでも引き続き、フィールド曲の中にも少し切なさがプラスされています。
切なさと言えば、僕はドラクエ5の「街は生きている」も明るめの曲なのに、聞いていくうちに切なくなる曲のひとつです。
ドラクエ5はストーリーが進むに連れて、主人公が成長していくストーリーとなっているため、同じBGMでも聞くたびに心情が変わる作りとなっている点が、本当によく作りこまれている作品だなと感じさせられます。
昨今のRPGは音楽に重点を置いた作品も増えてきており、私が今プレイしているペルソナも、非常に音楽が良く楽しくゲームをプレイできています。
そこで、ゲーム音楽って何が大切なのかとふと考えたところ、「ゲームに没入できる」かどうかに思いあたりました。
いかに良いゲーム音楽だったとしても、作品のテーマやストーリーと噛み合わない作品だった場合、多分良いBGMと呼ばれない気がします。
没入することができる作品って、やっぱり大なり小なりBGMとの相性があると思うのですよね。
こう考えるとやっぱりドラクエってすごいなと思うんです。
これらの作品は全てすぎやまこういちさんが作曲を行っていますが、やはりドラクエのストーリーにあったBGMを考えて作られていることが、プレイしていてよくわかります。
ただ、いい作品を作っているわけではなく、ストーリーの内容を引き立たせる作品であるおかげで、ゲームの熱中度がより増したのだと思うのです。
すぎやまさんは今でも暇さえあれば、ドラクエのゲームを楽しまれていると聞いていますが、これからも是非、ドラクエに寄り添った音楽をたくさん生み出してもらえることを願っています。
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