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解散ノート・モモコグミカンパニー

モモコさんへ

『やっぱりうまくいかなかった。』
この文章に、どうしようもなく涙が出ました。

私にはあの声が、あなたが東京ドームのステージで出したあの声が、あの日の中で一番胸に刺さったから。刺さって抜けないことが、私のこれからを生きる糧になると知ったから。

あなたのしがみつく姿、食らいつく姿、どろどろで苦しいけれど諦めずに向かい合う姿、そしてそれら全てが曝け出されてしまうほど必死で走り続けていた姿に、どうしようもなく惹かれていたのです。

あなたが、あなたのままで戦う生き様は、私の存在をも肯定してくれました。

ありのままなんかじゃない、嫌で嫌で、抜け出そうともがき続けて、でもどうしようもなく自分は自分でしかなくて、そのことに真正面から立ち向かうことを疎かにしない在り方が、この救いのない世界を自分で生き抜く勇気を私にくれるのです。

これまでのあなたも、これからのあなたも、今のあなたの旅路も、ずっとずっと応援します。

私も、自分の人生と人格から逃げずに、あわよくば誇りを持って、歩いていこうと思います。

しんどくなったら、あなたの言葉に触れて、また勇気をもらいます。

人間の営みが人間に影響を与えていくって、素晴らしいことだ。

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