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(ほぼ)書いて出しイギリス旅行日記

2023年12月23日〜2024年1月2日、イギリス旅行に行ってきました。
ちょっと長めに、しかもクリスマスとニューイヤーを海外で過ごせるなんて!私もう帰りの飛行機で死んでもいい…と大袈裟だけど本気で少し思いながら飛んだ人生3回目のイギリス。

メモを整理していたら、その時毎日書いていた日記を発掘したので記録に残しておきます。
ほぼ書いて出しなので文章が荒いことはお許しください。そして引くほど長いです…。

ちなみに今回の旅はサッカー観戦がメイン。ロンドン・マンチェスター・リヴァプールを巡りました。私はグーナーです。


1日目 12/23
出発日。なんと飛行機の中でオーロラを見る。
「オーロラが見えます」とアナウンスされた直後はみんなはしゃいでいたけど、すぐ落ち着き、一方で私たち夫婦はしばらく騒いでいた。

腰痛を心配していた14時間フライトは意外となんとなかった。機内で見ようと思っていたアニメ:アイドリッシュセブンがダウンロード出来てなくて悲しみにくれた。
機内でプレミアリーグの生放送が見れたので、ウェストハムvユナイテッドを観る。めちゃくちゃ塩試合だった挙句、ユナイテッドが2-0で負ける。大丈夫か。

ホテルに移動してリバプールvアーセナルを観る。アルテタが同じタイムラインで話していることに感動...!
試合はヒヤヒヤだったけど、なんとか引き分けた。アンフィールドで引き分けられたのは上出来。
試合終了して20時くらい、ここで寝てはダメだ...と思いつつも眠気に敗北。深夜3時くらいに目が覚め、二度寝も出来ず見事な時差ボケ。


2日目 12/24
朝食に行ったお店がクリスマス仕様で可愛かった!こちらのクリスマスはやはり本気。

朝食に食べたThe Breakfast Clubのパンケーキ

2日目はブライトンに行く日。とてつもなく雨風が強くてちょっと挫けそうだった。
アメックススタジアムはかっこよくて、ピッチとの距離も近くテンション上がった。やはり日本人が多かった。試合見たかったなー

ブライトンの街並みはとってもラブリーで、散歩がとても楽しい。ただし、雨風は変わらずものすごい、気を抜いたら飛ばされるレベル。
そんな強風に押されて夫と大笑いしながら街中を走ったのも良い思い出。この瞬間のことをいつまでも覚えていたいし、死ぬ間際にこの景色を思い出したい。


クリスマスシーズンで街中がライトアップされていた

ブライトンからロンドンへの帰りの電車の中で激かわわんこに出会う。
超人懐っこくて、私の腿に顎を乗せて「撫でて〜」とアピールしてくる。可愛い...。その後に乗ってきた人それぞれに擦り寄って挨拶しに行っていたのも可愛すぎた。やはり私も犬と暮らしたい。
イギリスはかなりわんこフレンドリーな街で、電車の中やお店の中に普通にいる。公園ではノーリード。でもみんなきちんと躾けられているのか、すごくいい子!
人間とわんこの共存ってこういうことだよなぁ…と思った。日本もいつかそうなればいいな。

ブライトン駅のホームで男女のカップルも、女性同士のカップルもキスを交わしていて「ああ、ここではこれが普通のことなんだな」などとぼんやり思う。
(ブライトンはイギリス最大のLGBTQ+コミュニティを持つ街だそう)


3日目 12/25
クリスマス当日、どこもお休み!日本で言う元旦みたい。というわけでお散歩デー。

ホテルで朝食を食べ、部屋に戻ったら靴下がぶら下がっていた!
ちなみにホテルはHyatt Regency London Blackfriarsに宿泊。アクセス最高でした

折角なのでセントポール大聖堂でクリスマスミサに参加。ここに来たのは恐らく2回目、だけど相変わらずの荘厳さと美しさに圧倒された。天井画の美しさよ。

そのあとはセントジェームズパークやウェストミンスター辺りをぶらぶら。
セントジェームズパークは自然に溢れていて、リスや見たこともない鳥がたくさん。リスが木のみを黙々と食べている姿がかわいい。
公園でわんこがリスを追いかけ回しており、こんなわんこの姿をこの人生でみれると思わなかった、可愛い。

晩御飯どうしようかね〜とぶらぶらしていたところ、たまたま空いていたitsuでサーモンとアボカドのお寿司を購入。意外と美味しかった。
聞いてはいたけどクリスマス当日は本当にお店が空いていない。


4日目 12/26

ロンドンのこういうフラットって可愛いよね

午前中、こちらに住んでいる知人と10年ぶりに会う。
とても明るくて良い人で、すごーく久しぶりだったけど話し出したら2時間があっという間だった。

ハイストリートケンジントンからサウスケンジントンまで歩いて、途中ハイドパークに寄る。晴れていて(ロンドン4日目にしてやっと!本当に天気が悪い!)緑地が青々、池がキラキラとしておりとても綺麗だった。
ここも自然が豊かで、見たこともない鳥がたくさん。ちょっとビビるくらいドデカイ白鳥もいた。小さい男の子が全く怖けず餌をやっていて、慣れていらっしゃる…。
ロンドン…というかヨーロッパは(私が行ったことある都市は少ないけど)緑が多いだだっぴろい公園がたくさんあって羨ましい。人間も動物も、そこではのびのびと過ごしているように見える。東京ってそういう場所が少ない気がする、今なら宮下パークなのかな。

午後はエミレーツのスタジアムツアーへ。

かっ...こいい〜......!!
来るのは2回目だったけど、それでも鳥肌が立つくらいかっこよかった。
前回来たのは2018年(多分)、ロッカールームの装飾などが変わっていたような気がした。
こんなに広いスタジアムが超満員になる姿を想像したら震えた。試合が楽しみ。わくわくを携えショップに行き、黒いスウェットを買う。裏がもけもけになっていてあったかそう。帰りの機内で着る。
(追記:この黒スウェットすごくお気に入りになり、冬から春にかけて重宝した。ピラティスにも着ていった。)

晩御飯はFLAT IRONへ。
うますぎワロタ。ステーキも美味しいし、サイドで頼んだトリュフチーズマカロニが激うま。舐めてましたイギリス飯、ごめんなさい。

ロンドンでステーキを食べるにしてはお手頃


5日目 12/27
朝ごはんは大英博物館近くのVictoria House Coffee &Foodへ。
インド風のイギリス料理?さり気なくスパイスが効いていてとても美味しい...!ひよこ豆がこんなに美味しいとは思わなかった。ピリ辛風味。

夫はインド風のイングリッシュ・ブレックファースト

そしてそのまま大英博物館に。訪れるのは3回目だけどやっぱり教養が無さすぎて刺さらず…。世界史選択だったらもう少し楽しめたのか?(日本史選択の女)

大英博物館をサッと見た後はピカデリーサーカスに行き、フォートナムアンドメイソンでお土産購入。
ついでにクリームティーを食す。さくほろスコーンでとても美味。いちごジャムも美味しかった。
その後バブアーに行くが、適当なサイズがなくて断念...セールになっていたのに...!

夜、レミゼを鑑賞。
前回来た時はwickedを観たから観れなかった念願のレミゼ…!
案の定号泣。英語はやっぱりわからなかったけど歌の力で泣く。
後半の方の話、ほぼ何も覚えてなかったからどこかのタイミングで映画を見返したい。
隣のマダムに「私も泣いたわよ〜」と声をかけられたので、心震わせる歌が人を泣かせるのは全世界共通なんだと思った。

晩御飯はコヴェントガーデンのBANCONEでパスタを食す。
人生で一番美味いパスタにイギリスで出会うとは思わなんだ...。頼んだのはカチョエペペとラグーソースのパスタ。本当に美味しかった...。

お店の雰囲気もとても良き

ホテルに戻り、イギリス旅も折り返しか〜と少し落ち込む。
アミノバイタルを飲むと疲労感がマシになるので積極的に飲んでいきたい。


6日目 12/28
遂にアーセナル対ウェストハムをエミレーツで観戦する日。夢にまで観たエミレーツ!
試合は夜だったので朝からThe Muffin Man tea roomでクリームティー。人気店らしく、朝一で行き、お店を出る頃には外に行列ができていた。
美味しかったけどF&Mのものの方が美味しかったかな...。スコーンって宗派がある。

お昼ご飯はバラマーケットへ。人、ヤバ!
前に来た時はこんなに混んでいるイメージがなく、この数年で変わったのか、この時期だからだったのか...ここで食べたきのこのチーズリゾットが激うまで日本に持って帰りたかった。ドライポルチーニとトリュフオイルを買ったので、帰ったら料理する!
(追記:トリュフオイル、パスタやサラダにかけるととても美味しかったのでお土産におすすめ)
バラマーケットめちゃくちゃ楽しいので、近所にこういうのが欲しい。

激うまきのこリゾット(ブレてる)

その後、急いでテートブリテンへ。お目当てはオフィーリアだったけど、他の作品も素晴らしいものが多すぎた。ターナーの作品をこんなに一気にたくさん見ることが出来るのは贅沢すぎる。
お目当てのオフィーリアはゾッとする美しさ。生と死の共存。
あまり時間がなくて急ぎ足で見たことを後悔。いつかまたロンドンに来ることがあればゆっくりじっくり見たい。これまで訪れた美術館の中でぶっちぎりナンバーワン。

そして遂にエミレーツスタジアムへ...ここにいる皆アーセナルが好きなんだ!と思うとテンションが上がる。(オタクイベントと一緒)

生のNorth London Foreverはすごかった。案の定涙腺が緩む。私の走馬灯にはこのワンシーンを入れてください。
試合内容は.…..今シーズン最悪の内容だった。なすすべなくボコられ0-2で敗北。

なんで....……….っ

勝ち試合が見たいので再訪を心の中で誓う。Wake wakeチャントを聞きたかったハヴァーツは累積で出場停止でワロタ。(泣いた)

↑一度聞くとしばらく耳から離れなくなるハヴァーツのチャント
これを歌いたかったのに…!

客席を煽るウーデゴールがイケメンすぎる。好き。生で見るウーデゴールは足元がテレビで見る何倍も上手く感じてびっくりした、テレビで見てもうんまいのに。あんな動き凡人が真似しようものなら即足絡まる。


7日目 12/29
ロンドン最後の朝、the Wolseleyで朝ごはんを食す。アールデコ様式の建物と華やかな雰囲気が最高。頼んだパンケーキは甘さ控えめ、焼き菓子に近い感じで美味しかった。

ここもまだクリスマスツリーが飾ってあった

その後はV&A博物館と自然史博物館へ。V&Aは何回来てもイイ...本当はもっとゆっくり見たかったけど体力的に限界だった。
ついでに近所のハロッズへ、マグカップを購入。ハロッズベアを買うか悩みに悩むが一旦保留。でも結局買わなかったことを後悔したので免税店にあれば買おうと思う。(結局買った)

この日はリバプールに移動する日。体力的に限界で、電車の中で2時間爆睡する。
同じ電車で斜め前の4人席が3人家族+その家族と全く無関係・初対面の女の子1人の組み合わせで驚く。初対面なのに2時間喋り倒していてイギリス人のコミュ力を知った...。日本人じゃあり得ぬ。

ホテルに着いて疲労で即就寝。寝汗で中途半端な時間に起きる。何故だかイギリスに来てから寝汗がすごくて、途中で起きることが多かった。自律神経の乱れ...?
この辺から時差ボケはマシになったので、やはり時差ボケを直すには一週間程度必要なんだと痛感。


8日目 12/30
朝からリヴァプールからマンチェスターに移動。
「何もない」と聞いていたマンチェスター、全然そんなことなくて都会...!

時間を潰すためにマンチェスターユナイテッドの本拠地、オールドトラフォードに行く。デカくてかっこよかった。

そのままマンチェスターシティのホスピタリティツアーについていたレストランへ。ここでも「ここにいる人皆シティが好きなのか〜」と不思議な気持ちになる。何故かエミレーツより日本人が多かった。シティは日本人選手いないのに...

スタジアムに着くとやたらパリピな曲が爆音でかかっていたので何事かと思ったら、みんな選手を乗せたバス待ちをしていた。流れに乗じて待ってみたけど、まさかのバス降り口と反対側で誰も見えず、ぼんやりバスを眺めて終わる…。

スタジアムの中に入ってからも、やたらパリピな曲がずーっと流れていて、シティはパリピなチームなんだな...と思った。We are the championを流れてきた時、昨シーズン優勝できなかったことを思い出して気分が悪くなった心の狭いグーナーは私。

今回は相手はシェフィールド。まぁ勝つでしょう、と思っていたら順当に買った。でしょうね。
2点目のボブのパスがヤバすぎてテンションぶち上がった。あとフォーデンが上手すぎる。生で見たら上手すぎる選手その2。(その1はウーデゴール)

帰りの電車待ちをしている時、短い髪の毛でグリーリッシュの真似っこをして、頑張ってカチューシャで前髪を上げているキッズがいて愛おしかった。
シティは何故か日本人家族が多くて、子連れでもイギリスに来れるんだ...!と希望になった。
私もいつか子連れでプレミアリーグ現地観戦したい(子がサッカーを好きになってくれるかはわからないけど)(そもそも子を持てるかどうかもわからないけど)

晩御飯はインド料理のディシュームへ。
とても陽キャでフレンドリーな店員さんだった。ラグビーW杯を見に日本に行った話をしてくれた。
お勧めのビリヤニが超絶美味しくて、日本に持って帰りたくなった。カレーとヨーグルトのような酸味のあるソースをかけて混ぜて食べるビリヤニ...本当に美味しかった。ディシューム、日本進出希望。


9日目 12/31
2023年最後の日。大晦日感は特になし。

アンフィールドとグディソンパークを見に行く。道中、サラーの壁画を見て、あまりのカッコ良さにテンションが上がる。

これ、どうやって描くんだろ!?

アンフィールド、噂には聞いていたけどかっこよすぎる!!
ショップに選手のサイン入りユニを飾っていたり、めちゃくちゃテンション上がる作りに。翌日の試合への期待感が高まる。

昼過ぎからはスポーツバーでフラムvアーセナルを観る。周りはほぼリバプールファンのようで(当たり前か)、フラムが点を決めるとめちゃくちゃ盛り上がる。肩身の狭いグーナー。
そしてまさかのフラムに負ける...イギリスに来てから3試合見たけど1回も勝ってない、どういうこと?意気消沈してホテルに帰る。
(追記:アーセナルは年明けから連勝しまくり、嬉しかったけど年末のアレはなんだった…?とハズレくじを引かされたような気持ちになった)

年越しの瞬間に花火が街中の至る所から花火がぶち上がりまくる!これが海外か〜と思っていたら、テレビで生中継をやっていたロンドンはもっと凄いことになっていた。
これが世界か…。


10日目 1/1
2024!街中は日本みたいにあけおめ感はない。クリスマスツリーがずっと出ているけどいつまで出ているんだろう?

午前中はリバプール大聖堂に行く。イギリス最大級の大聖堂らしく、圧倒される大きさだった。内装はセントポール大聖堂とはまた全く違い、赤レンガで質実剛健な印象。ステンドグラスがとても美しかった。

午後は遂に今回の旅最後の観戦、リバプールvニューカッスルへ。
アンフィールドの雰囲気、噂には聞いていたけどやばすぎる。圧倒的熱量。これは勝てんわ。
とはいえアウェーのニューカッスルファンもかなり声出ていた。流石。
攻守の切り替えが早くて、試合内容も◎ カーティス・ジョーンズ生で見るとめちゃめちゃうまい選手その3。
遠藤が相手のチャンスを積極的に潰したり、いい選手で感動した。同い年でこんなに頑張っているの、尊敬するし励みになる...。
試合は4-2で勝利、今回見た3試合の中で一番面白かった!

運良く良い席で、かなりピッチが近く、見やすかった

満たされた気持ちで、雨の中30分ほど歩いてホテルに帰る。
ついに明日日本に帰るんだ、としゅんとする気持ちと、早く湯船に浸かりたいという気持ち。


11日目 1/2
帰国デー。まずはリヴァプールからロンドンまで電車で移動。
電車が遅延して時間ギリギリになってしまったけど、最後にどーーーーしてもFLAT IRONをおかわりしたかったので急いで食べる。やはりトリュフマカロニは最高なんだ。
免税店にハロッズベアがあったので購入し帰国。

帰ってきたという安心感と、「楽しみが終わってしまった」という悲しみ。
この旅行が本当に楽しかったので夫に「もうこれ以上の楽しみ、人生でないかも…」と溢したら、「また予想外の楽しみを作ればいいよ。今回もそうだったじゃん」と言われ泣く。夫のこういうところを尊敬している。

またいつか行けますように。


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